メイの下着を買った翌週の金曜日のこと。
私は5時から始まった会社の飲み会を早めに切り上げ、8時ちょっと前から帰路についておりました。
「いや、ですからね。私は言ってやったわけですよ…、わかりますか、典子、帆乃香」
「あ、はい…」
「なお~、それ何度目ー?あと分身しないでよー…」
何故か酔っ払った王子直美様と笠間典子様と一緒に。いやほら、神様って・・あ、じゃないか、神使様ってお酒強いんじゃないの…?
あ、私も相当飲んでます。…が、この二人ほど酔ってないというか。この二人を見なきゃいけないのでそんなに酔えないというか。
ちゃんと水飲ませてはいたんだけれどー、まあ。それはそれでもこの状況なのは…どういうことなんだろうね…。
とりあえず私はお二人に水のペットボトルを渡しながら、やれやれ、と思うのでした。
「私は分身してません!大体にして典子!貴方はお酒そんなに強くないんだからそんなに飲んではいけないっていったじゃありませんか!」
「うぇー…。わかってるよー。わかってるけれど、お酒美味しいし…」
「そんな事はわかっております!ですが、ちゃんと大人として…!」
「人目につくから落ち着いてください、王子様」
「帆乃香も帆乃香です!いつまで「王子様」呼びなのですか!私達、お友達なのですから、直美と呼んでくれたっていいじゃいいじゃないですか!」
あ、やば。こっちに攻撃が飛んできた。
いや、確かに友達って言ってくれるのもそう思ってくれてるのも嬉しいんだけれど、なんだろう。流石に王子様レベルの神使さんを直美、と呼び捨てもできないしかといってさんっていうのは…。
あ、そうそう。流石に王子様呼びなのはこういう風に三人でいる時だけです。会社の人達とか…電車の中ではさすがにさんです。
いや、今回は「様」呼びしたけれど。
「いやいや、王子様だって始めは…」
「始めははじめです!それ以外はずっと、帆乃香呼びでしょう!」
「あ、はい」
まあ、酔っ払ってない時は高森さん呼びだけれど。帆乃香呼びするのはどちらかと言えば…
「zzzzzzzzzz」
いつの間にか私に寄りかかって眠っちゃってる笠間様である。
いや、なんていうかいいんだけれども。いや、良くないよ。お胸が見えそうだよ!
「……………すぅ………」
王子様もいつの間にか私に寄りかかって眠りについっちゃったよ!いや、このお二人お胸大きいから気をつけないといけないのに!
「すぅ…帆乃香…もっとなかよく…」
「zzzz……帆乃香…もっと私やなおを頼っていいんだよ……」
まあ、お二人から見れば私は後輩なわけだし、ずっと心の中でいろいろあったし、メイのこともあったから、今、爆発したのかもしれない。
まあ、私としてはこの二人のお手を煩わせないように、と頑張ってきたけれどそれがちょっと迷惑だったのかな、って思う。
もうちょっと頼ってあげよう、と思った。
ただ、今一番頼られてるのは私、なんだけどね!
とりあえずメイに連絡して、お二人のお付の方に…と思ったけどセイちゃんヒナちゃん幼すぎるからあんま外出したくないなあ…。
…とりあえずメイとの連絡が先だな、って思いました。