私、高森帆乃香は私の城(マンション)がある最寄り駅から電車に揺られること、Ⅰ時間半のオフィス街に立っている4階建てのオフィスビル、丸丸商事ビルに入っていく。そこが私が努めている会社だ。
さて中々にたるい午前中の業務(私はPG。うちの会社はまだギリギリブラックではない。ギリギリではあるけれど)を終えて、楽しい楽しいお昼御飯の時間。私は私のデスクでメイが作ってくれたお弁当を広げて食べよう、としたところに。
「ほーのか」
と声をかけられたので、声をかけてきた人の方を見る。にっこにこで、コンビニの袋を持っていたメガネをかけて可愛らしい女性と、和服でちょっと大きめのお弁当箱を持ってきている女性。うちの会社のエースPGの笠間典子先輩と、エースSEの王子直美先輩。
まあ、このお二人は…まあ、そのお話はまだ先でいいか。
「あ、はい。いいですよ。あ、じゃあ、ちょっと屋上行きます?今の時間だといっぱいかな?」
「大丈夫、じゃないですかね。…屋上、日陰あるとはいえ、日差し強そうですけど。」
「そうなんだよねえ。かと言って今から食堂、はいっぱいだろうしなあ。…近くに公園なかったっけ?日陰で涼しい所が良いよねえ」
「んんー………ちょっとまってくださいね。……あ、休憩室。あそこでお弁当食べてても平気でしたよね」
「そうだね。エアコン聞いてるしそうしようかー」
私がちょい、とパソコンを弄り会社の自鯖HPで開いてる部屋を探して、見つけた部屋の名前を言う私。まあ、休憩室ならすぐそこだし、と立ち上がり向かう私と先輩達。屋上とか日差し怖いからね。仕方ないね。
そして、てくてく、と休憩室へ向かう。それなりに混んでは居たけれども、ちょうどよく三人座れる場所を見つけて、そこに腰掛ける私達。
「さてさて、帆乃香さんや。私の入れ知恵はうまく言ったかな?」
そう言って、いたずらっぽく笑う典子先輩。…いや、まあそうなんです。先日のホテルで告白云々はこの笠間典子先輩の入れ知恵というか。私オリジナルではなかったというか。まあ、私オリジナルではあそこまで考えられないしいいアイデアだったんですkれども。
「…それは、うまく」
「まあ!よかったですわね」
「まあ、私のアイデアだからね!うまくいかないっていう選択肢はないよ!…どう?よかった?」
「よかったですよ。…それはうまくいきましたし…」
「まあ!まあまあ!」
「よかったよかった。私もなおも上手くいくように祈ったかいがあったってもんだよぉ」
そう言って笑う典子先輩と直子先輩。まあ、この二人が祈ってくれてるなら、そら上手くいくよねえ、なんて思いながら、ちょっと顔を赤くしつつ、メイの作ってくれたお昼御飯を食べるのでありました。
美味しいけれど…味があまりわからない…!わかるのは美味しいってことと、ちょっと顔が熱くてあまりここに居られる気がしないって事ぐらいだ・・・!