…さて、豊田さんの相談を受けた週の週末。そう、こないだ、デートプラン、っていう話をしたところまでは、よかったのだ。
その途中でなんと。
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「つまり、その高森さんはデートプランを、彼女さんとやるわけですね?」
「………うん」
「その様子、見せてもらってもいいですか?」
「………うん?」
「あ、私も興味あるなー」
「えぇ……」
「お手本見せてください」
「みせてください」
「……はい……」
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なんていう展開になりましてね?今ですね、そのデートプランをやることになりまして。
今、多分どこかで豊田さんとバーテンダーさんが見ていると思います。緊張してきた。
ということで、今、住んでいる所から一時間ぐらいかかる所でメイと待ち合わせをしていた。
なんかいつも以上にソワソワしている気がする。
「主様。待ったのじゃ?」
「あ、メイ。……今日のデートはまた、女の子っぽい格好、だね?朝はそんな事なかったのだけれど」
「ふふーん、どうじゃどうじゃ?デートの前にちょっとヒナにお手伝いしてもらっての?似合うかや?」
「……うん、とても可愛い」
「…ありがと、なのじゃ」
私が褒めたら顔が赤くなりながら下を向いちゃったメイ。いや、まあ、いたずらっぽく笑いながらだったからマジレスされるとは思ってなかったんだろうなあ、って感じがするけれども。
うーん、こっちもドキドキしてきたぞ。
「…え、えっと、これからどうするんじゃっけ…?」
「あ、えっと。とりあえず、映画を見に行こうかな、って。恋愛物がいいかなーって思ったけれど、メイ、恋愛もの苦手だもんね?」
「そうじゃな。なんか見ているとこう、もやもやーとか「どうしてそうなるんじゃろ?」っていう疑問が湧いてまともに見られたりしないんじゃわ」
「あー、それはすごいわかるけれど。まあ、それもまとめて楽しめないとなあ、って感じがするし、まあ、デートだからふたりとも楽しくないとつまらないから、それはよしといて。そうだね、名探偵のあれにしといたわ」
「あー!ちょうどみたかったやつじゃ!さっすが主様。儂のことをよくわかってるのじゃ」
すりすり、と「なでてー」と体を合わせてくるので、メイの頭をなでてやる。
いやぁ、いいですなあ。あのお二人はどこから見てるのかはわかりませんが、少しは参考にしてもらいたいところであります。
いや、されても少し恥ずかしいのだけれども。どっちだ私。
「ん?どうしたのじゃ主様。早く映画館の方へいこうなのじゃ」
「あ、うん、そうだね。そうしよう」
撫でられてた頭から私の手を取り引っ張っていくメイ。はたから見れば中学生に引っ張られる大人って感じに見えるのであろう。まあ、女性の成長は中学生で止まる人も多いし、格好が格好だからメイも成人女性にみられている、とは思うのだけれども。
捕まることは、ないよね。ないない。
ということでデート編はじまるよー。