さて、ゲーセンで色々なものを物色しながらデート中の私達。
「のぅのぅ、主様。このホラゲーみたいのをやりたいのじゃ」
「あー…。これなあ。とっても高難易度だよ?」
「そうなのじゃ?むぅ、難しすぎると儂すぐ死んでしまうからの…」
「フロムゲーとかすぐやられちゃってるもんね」
「なんなのじゃ!ゲームなのだからもっと儂つえーさせてほしいのじゃ!」
「でもフロムゲーは好きでしょ?」
「うむ」
そういってうなずきながらも高難易度ホラゲーはスルーしたメイ。いやまあ、フロムゲーと違ってただ単に高難易度だからね、仕方ないね。
なんというか、そういうゲーム多いよなあ、なんて言いながらもう少しゲーセンを物色してたりしました。いやあ今の音ゲー…というか昔から音ゲーってつかれるよね。
まあ、私がそんなに得意ではないんだろうけれど。
「……うぅ……ぞんびが…ぞんびがおそってきます…あと、音大きい…ので…酔いました…」
「あははは、琴子ゲーセンなんてめったにこなかったもんねえ。外、出よっか?」
「そうですね…。高森さんの華麗なステップみれましたし…」
なんて声が聞こえて。…いやあ、そうかー。見られてたかぁ…。いやほら、まあ、付かず離れずだから見えてるよねえ。
「の、のぅ。主様?……あそこのお二人に、一緒にデートしませんか、って誘ってきてくれんかの?」
「いいの?私は知ってるけど、メイは知らない人だよ?」
「それでも主様の会社の人、なんじゃろ?…あとあれじゃ、ついてこられるのちょっと怖い」
「あー…。なるほど、そうか。そうなるよねえ」
それは思ってなかった。いや、大事なことなんだけれどね。うん、よろしくなかった。ということで、私だけ、豊田さんとバーテンダーさんの所に近づいて。
「えー、うちの嫁さんが怖くなりだしたのでダブルデートになりました。OK?」
「お、おーけー」
「あー。うん、そうなるよね。わかりました」
にこ、と笑ってそう答えるバーテンダーさんと、音にやられている、という豊田さん。とりあえず豊田さんの体調を鑑みて、外へでて改めて挨拶することに。
「えー、と。うちのお嫁さんのメイです」
「高森メイです。よろしくおねがいするの…お願いします」
「メイさんね。私は梵葵(そよぎあおい)。でこっちでダウン寸前なのが」
「とよだ…ことこです…。どうぞ、よろしくおねがいします…」
少し緊張気味のメイと楽しそうに挨拶をするバーテンダーさんこと梵さん。そして、弱々しく頭を下げる豊田さん。映画館→ゲームセンターは流石に初心者には高レベルすぎたのかもしれない。
ということで、改めて。豊田さん達と私達、ダブルデートになりました、と。