狐女房とOLさん   作:のゔぇんぶれ

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そのカップル お昼からのデートにて。

お昼ごはんをたべて、少しだけデートしよう、ということで外へ。

いやあ、やっぱ夏だな、って思うし、外暑いわ。

 

「主様ー…」

「ああ、うん、そうだね。メイは更に暑いよね。…やっぱりデートやめる?」

「いやじゃ。デートはしたいけれど、暑いのは暑いのじゃ。でもデートをやめるのは嫌なのじゃ」

「そう。なら、できるだけ日陰を通りつつ、休みながら行こうか」

「そうじゃな…」

 

私の二、三歩後ろを歩きながら、ちょっと辛そうなメイ。人になれるとはいえ、私とはちょっと違うんだなあ、なんて思いながら。いや、私も辛いけれどね。

ということで、日陰を通って直接日光を避けつつ、買い物デートを二人ですることに。

 

「主様、今日は何にしようかの」

「そうだね、そうめん、でいいんじゃない?」

「いや、それだとばらんす?がよろしくないのじゃ。…そうじゃ、今年、丑の日らしいことを一切しなかったからの。お肉、にするのじゃ」

「おにく。…そういや、今年、鰻食べなかったね」

「そうじゃな。…ん、スーパーに行く前に、あの、げーせん、に行きたいのじゃ。涼みたい」

「そうだね、そうしよう」

 

ということで、買い物デート、というかお夕飯を決めて買い物をする前にゲームセンターによります。

いやほら、涼みたい、っていうからね。

 

「そういえば、メイはゲーセンの音、そんなに気にしないよね?」

「そうじゃな。その辺は術のお陰じゃ。…多分かけそこねたら大変なことになるの」

「人の数倍だもんね。まあ、それでも昔よりは煩くなくなった、とは思うけれど」

「そうなのじゃ?」

「まあ、私もそう詳しいわけじゃないけれどね。友達と一緒にプリクラを取りに来たり、UFOキャッチャーをしたり、友達がやってるのを見てるぐらいだったし。それでも音はちょっとおとなしくなった、かなあ」

 

ということで、涼みに来たゲーセンでそんなことを話す私とメイ。

そういえば、昔はもうちょっと煩かったんだよなあ、みたいな顔をしながら私は言った。なんでだかわからないけれど、何時からかゲーセンの音は大人しくなった気がする。良いことのような、それはそれで寂しいような、複雑な気分である。

 

「そうなんじゃな。…音を落とすと何か電気代が安くなったりするんじゃろうか」

「あー。…あるのかな?」

「あるかもしれんのじゃな。あと、ねっと、でみたのじゃが。げーせんで飲み物買うとその分、げーせんにうりあげが入るらしいのじゃ」

「ほほー。じゃあ、ちょっと売上に貢献しちゃおうかな」

「しちゃうのじゃしちゃうのじゃ」

 

そう言って私達は飲み物をかって、ゲーセンの売上を献上しつつ、遊んで、夕飯の買い物をして、デートを楽しんだのでした。

さーて、明日からまた頑張るぞ。

 

 

 

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