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「・・・ねえ、髙森」
「何?」
「もし、私がーーーーするって言ったらどうする?」
「………………。祝福、するよ」
「ちょっと間あった?」
「いや、そんなこと。…あったね。いや、突然言われたものだから」
「まあね、突然言ったから」
「そうだよね。前フリもなくきたものね。…いつ、結婚するの?結婚式には呼んでよ」
「そうだね、それはー」
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「…ぬーしーさーまー?」
「・・・んぅ…?」
「おはよう、なのじゃ」
「…んぅ。おはよう…」
なんだか、とても懐かしい人の夢を見た気がするけれど、それはまあ、夢だからよく覚えてない。
目覚めたらそこにあるのは、愛しいメイの顔だけです。おはようございます。
なんだか心配そうにメイが私の顔を覗き込んで来ている。まあ、そうか、多分今の私の顔はそんなに人に見せられた顔じゃない。…いや、メイク前だからっていうのもあるんだけどそれはそれとして。
「なにかこう、あまり見たくなかった夢を見たようじゃな?」
「んー、まぁね。私の、初めての恋が終わった時の夢を。…なんか久しく見てなかったんだけれど、そうか。もう、そんな時期かあ」
「………今の時期に何か、あったんじゃな。正直聞きたいところ、じゃが、あまり突っ込んで主様に嫌われても嫌じゃしなあ」
「ふふっ、私がそうそうメイを嫌いになるわけないじゃない。とはいえ、あんまり聞いてて愉快な話じゃないからね。朝からする話じゃない」
「そう、いうものなのじゃ?」
「そういうもの。…まあ、あんな夢を見たってことはそろそろ行く、べきなんだろうなあ」
とはいえ、あんまり気乗りしないのは気乗りしない。暑いし、少し遠いし、何より親の結婚しろ攻撃が多少面倒くさい。
いや、多分一番最後のあれが一番行きたくない理由である。大体にしてうちの親はそういうのに煩くないはず、だったのだけれども。ここ最近はうるさくなってきたのである。
いや、まあ、確かに、早く孫が見たい、っていうところはあるのだろうけれど、私がそういうの、っていうのはわかっているはずだしわかっていてくれてると思っていた。
……あ、いや。実際わかってくれてるし「そうでもいいから結婚しろ。早く彼氏、というか彼女の顔でもいいから見せろ」っていうこと、か。いやたしかにね?お一人様でいるのはあれだと思うよ?でもね、好きでいるわけじゃないんですよお一人様!
「主様、主様。儂がいるじゃろ?」
「……犯罪者だと思われない?????」
「…うーん……」
メイの外見は中学生である。その子を「私のお嫁さんです」とか連れてったら間違いなく通報される。
それだけは、避けたいので。…まあ、いつかは行かなくちゃな、とは思うのだけど、今ではない、はず。
そんなことを考えながら朝ごはんをいただくために、リビングへと向かうのでした。