狐女房とOLさん   作:のゔぇんぶれ

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そのカップル 広島駅周辺にて。

「いやぁ、ついたついた。…メイ、眠くない?」

「んぁ……ご飯食べた後寝たから大丈夫、なのじゃ…」

 

まだまだ眠気眼のメイと一緒に広島駅のホームに着いたのがお昼の12時をちょっと過ぎた頃。まあ、私達が家を出たのが5時ぐらいだから、なんというか片道だけで半日潰れるわけで。帰りは飛行機です。ちゃんとチケットも取ってあるよ。いや、突然取れないってことがないようにね。

時間だけは間違えないようにしないとあれ、とても大変なことになる。ついでに撮ったのは19時出発だから、実家からは16時ぐらいを目安に出れば間に合う、と思う。

いやまあ、向こうみたいに突然電車がグモって止まったりすることはないので、大丈夫だと思う。大丈夫だといいな、大丈夫であってほしい。

 

「……どうしたのじゃ?」

「いや、一応帰りのことも考えておかないとね、とおもってさ。広島空港って割と遠いから」

「遠いのじゃ?」

「そうだねえ。まあ、そもそも空港っていうもの自体が割と遠くに作られてる事が多いかな」

「そういうものなのじゃな?…あれ?成田とか羽田はそれなりに街近くないかの?」

「そうだっけ。あんま使わないからなあ」

 

まあ、そのへんもなにか色々と考えてはいるとは思うんだけど。そういや、羽田は割と騒音問題で大騒ぎになりやすいんだっけ。まあ、飛行機の音、すごいデシベルらしいから問題にもなるよねえ、って。

実際住んでないからわかんないからそこまで強く言えないんだけれども。

 

「そうじゃ、主様。お昼はどうするかの。お腹すいたのじゃ」

「そうだね。お昼、どうしようか」

 

そう言って携帯で近場のご飯を食べる所を探す私達。駅前広場にいくか、それとも駅ビルに入ってるところに行くか。うーん。

 

「そうじゃそうじゃ、のう、主様。儂、お好み焼き食べたいのじゃ」

「お好み焼きかあ。じゃあ駅前広場いこうか。あそこならお好み焼き屋さんいっぱいあるし」

「そういうところがあるのじゃな?儂、土地勘ないし主様に任せるのじゃ」

「私も帰ってきたの、久しぶりだからなー。なんか色々と変わってそうで」

 

親に会うのが数年ぶり、というわけではない。いやほら、メイいると旅行に行くのは割と気がひけるので、基本来てもらったり、外であったりが多くなる。法事とかでいっても一日いればいい方、だものね。

あとー、まあ、親はいいんだけど、親戚でね。まあ、田舎あるあるですよ、田舎あるある。今回の帰郷もその親戚居ないときを狙って帰ってきてはいる。いや、いつかえってきててもおかしくはないんだけれど、親に連絡取ってその親戚が海外旅行言ってる間に帰郷している。

その親戚も、その考えをおしつけなきゃいい人なんだけどね、押し付けてくるからね。

 

「…大丈夫なのじゃ?」

「ああうん、大丈夫大丈夫。それより、美味しいお好み焼き探そ」

「さがすのじゃー」

 

そういって、私達は駅前広場、へと向かうのでした。

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