狐女房とOLさん   作:のゔぇんぶれ

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その少女 お客様への対応中につき

現在、笠間様と王子様という二大稲荷様がお家に来ております。

というか、うちの会社、神様雇ってて凄いなあ、と思うんだけど、神様って知ってるの私だけかもしれないんだよなあ。

 

「…あの、笠間様、王子様?」

「んー?」

「なんでしょう?」

「そろそろ離れてほしいのですが…」

 

笠間様と王子様が三匹(顔だけケモノ)(メイ、笠間様のお付きの子、王子様のお付きの子)を間に挟んで、ほっぺたをスリスリしているのに対して、一番真ん中にいるメイが口を開いた。

 

「「えー」」

「……いえ、笠間様も王子様も暑くないのですか…?」

「んー、そうでもないかなー」

「そうなんですか…?メイもその子たちもモフモフしてるのですが」

「まあねー。…っていうか、高森ちゃん、口調硬いよー?」

「そうですよ。ほら、いつものように」

「………うーん、天罰とかくらいませんかね…?」

「大丈夫大丈夫ー」

「ええ、大丈夫ですわ」

 

そういって、にこやかに笑うお二人。

いやいや、なんだろう。その笑顔逆に怖いです。そしてその怖さが「ああ、この人達は本当に神様なんだな」って改めて思うことになる。

あ、現在お二人は来たときの和服ではなく、会社であうような(うちは私服可)格好になっております。

笠間様は可愛らしい服装にメガネ、そして茶髪。可愛らしい服装で仕事ができそうな雰囲気を出せるんだから本当に凄いし実際仕事できる。まあ、神様だから、それは普通のことなんだろうけれど。

対して、王子様は…あ、十二単ではないですが和服です。そういえば普段から和服でした。黒髪でロングなのもそんな変わりないです。

つまり普段から王子様は神様modeだったのでは…?って思う。

そりゃ、うちの会社のエースですわ。抜けられたらうちの会社回らなくなっちゃう。

 

「まあ、抜けたくても抜けられないからねー」

 

メイ及び笠間様、王子様のお付きの方のほっぺすりすりをやめて、そういう笠間様。

あ、そうなんだ、って思う半面、心を読まれてちょっとびっくりする。いや、神様だからできるんだろうけれど、あんまりやらないでほしい。

心臓に悪い。あとあんまりエッチなことかんがえられな…いいや、考えてないよ?!普段から「この二人レズセしてないかなー?仲いいからなー。…ああでもあんまり生物で考えるのよくないなー」って思って…ないとはいいきれない!

ごめんなさい!神様でそんな事を考えてごめんなさい!

 

「まあ、それはおいておくとして」

「あ、はい。…でえーっとなんでやめられないんでしょう…?」

「んー、うちらの神様の上司がねー」

「伏見様、って知ってます?」

「伏見稲荷大社の…?」

「そうそう」

「その伏見稲荷大社の神様が、私達の社長さんで」

「…………おおう………あれ?私普通の人、だよ、ね…?」

 

こんな神様ばっかりの会社に勤めていたとは思わなかった。そしてよく入れたな私。

…本当に私は人間?もしかしてご先祖様凄い人とか前世がすごい人とかない?

 

「話についていけないんじゃけど…」

「私もだよ、メイ…」

 

私のことなのについていけてない私とメイ。

というかメイはまだ笠間様と王子様のお付きの子にぎゅーってされてます。離れたくないのかなーと思いながら、なんだかとても癒やされました。

いいぞれずって。…いや私NTRのけはなかったです。

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