狐女房とOLさん   作:のゔぇんぶれ

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そのカップル 帰りの新幹線内にて。

さてさて。長いこといた、気がする広島から地元へと帰る新幹線の中。

前日の話?とんでもなく酷かった(KONAMI)

まあ、また時間ができたら来る事を約束して、向かうよ。

 

「いやぁ、楽しかったの」

「楽しかった?ならよかったわ。私はだいぶ疲れたよー」

「旦那様、だいぶいじられておったからのぉ」

 

クスクス、と笑うメイ。いやはや、メイもだいぶいじってた方なんだよなあ、なんて顔をしつつ。。

お昼に広島駅で駅弁を買って食べてます。私は、もみじ弁当。メイは夫婦あなご飯を買ったよ。いや、私もあなご飯にしようかな、って思ったけれど、広島の思い出としてもみじ弁当に。

まあ、4時間ぐらいかかるし、途中でまた何か買うことになりそうである。

 

 

「寝たりしないのかの?」

「多分寝てても…新横浜ぐらいで起きちゃいそうだしね。ビールとかあれば話は別だけれど」

「売り子さんきてからかの」

「そうなるんじゃないかなあ」

 

お土産はたくさん買ってある。いやまあ、ほとんど会社の人に渡すので、私たちの家に残るのはそんなにないのだけれども。嬉しそうに喜んでくれそうな人ばっかりなのでまあ、渡しがいがあるのでお土産を買って帰りがいがあるというか。

まあ、そこまでお土産を持って会社に行くっていうことの数をこなしてはいないのだけれども。一人で旅行なんてそうそういかないしね。

 

「やっぱり一人ではいかないのかの?」

「そうだねえ。ほんと、広島帰るぐらい?まあ、帰ってきたのも…いや、一年に一度は帰ってるか」

「一年に一回は帰ってるのに、遥さんは呼んだん?」

「いやあ、毎年呼ばれてるしね。この季節の風物詩みたいなものだったなあ」

「そっかぁ。来年も呼ばれるんじゃろうなあ」

「来年も一緒にくる?」

「もちろんじゃ」

 

うんうん、とうなずきながらそう言ったメイ。それをみて私は安堵をする。いやほら、来ない、とか言われたらショックだし。とはいえ何がある変わらないから、来年になるまでは何もわからないのだけれども。

 

「そうじゃなあ、一寸先は闇じゃなあ」

「乗り越えられるといいね…」

「まずは旦那様の体の健康からじゃな。ここ数日、たくさん飲んだから当分なしでいいかの?」

「そんな殺生な…命の水をとりあげんといて…」

「そんな言うかの?」

「いうなあ」

 

お酒は命の水。それは人類共通だと思うんだ。それはどんなところでも、どんな人種でも。多分、きっと、そう。

 

「なんだか最後の方よわいのぅ」

「仕方ないね、私は日本人っていう人種でしかないし」

「それも、そうじゃな?…お、売り子さんきた」

「おねーさん、ビールとなにかつまみとー…アイスいる?」

「アイスとお茶をもらおうかな…」

 

そういって、二人で注文したのでした、と。あー。明後日から仕事かあ、なんて言葉をビールと一緒に飲み流すためにね。

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