英雄に憧れた英雄   作:Artisan

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遅くなって申し訳ない。少しばかりスランプ気味になってまして。

決して、時をかける少女とかトランスフォーマーを見てたからじゃないんだからね!


ヒーローは怒りに燃える

「うーん.....」

空は雲一つない晴天。

そんな中、ザックスは街で一人唸っていた。

「....なーんか、イマイチ分かんねェんだよなぁ.....」

因みに言っておくが、これは只の独り言である。只の。

.....閑話休題(それはともかく)。何について唸っているか。

それは、彼のステータスが原因と化していた。

「.....【直感】ってのは何となく分かる。

 

...じゃあ、【夢見た自由】って何だ.....?」

彼の固有スキルである、【夢見た自由】。

これの効力がいまだに分かっていなかった。

普通ならば何事も無く知っている筈なのだが、どうやら不安定な聖杯戦争が故に、このような状態になっているらしい。

しかも、悩みの種はこれだけではなく.....

「...それに、【戦士の誇り】と【受け継がれる夢】ってのも分かんねェなぁ....」

これはサーヴァントとして異常事態である。

...と思われるかもしれないが、これが正常だ。.....理由なら、後々分かってくるだろう。

「ザッ.....じゃなかった。ソルジャー?そろそろ行くわよー?」

「んあ?おう、分かったー。.....ま、考えるのは後にしようかね。」

そう言って、彼は場を後にした。

.....それでいい。この答えは成長と共に出されるのだから。

 

 

 

 

 

「.....」

「.....」

「.....」

唐突だが、今の状況をお教えしよう。(謎の使命感)

机を挟んで、彼等(イヴとザックス)、その反対側には彼女の父──アゼルと言う──が座っている。

そして.....率直に言うが、修羅場と化している。

第三者の目から見れば、結婚を許してもらう為のアレに見えるが、そんな()()ものではない。

「.....貴様、私に無断で何処に出掛けていた?」

「.....」

「そして、その()()は何処から拾ってきた?」

「.....」

「...ただ俯くだけか。よかろう、お前にはもう一度躾けをした方が良さそうだ━━!」

「ひっ.....」

家庭内虐待。良く貴族家系で見るモノ。

今ので分かったと思うが、彼女は実の父親から虐待を受けている。それも、親子という関係には見えない程。

...話を戻そう。アゼルは席を立ち、彼女に向かってその手を振り━━

 

 

 

「待てよ。」

━━いとも簡単に止められた。

まぁ、サーヴァントだから当たり前だが。

「...気安く触るな。そもそも、誰の許可を取って私に話しかけて良いと思った?」

今度はイヴではなく、()()に殺気を当てる。

...余談だが、一般人ならばすぐに失神してしまうレベルだ。

 

「うるせェ。」

ならば、この男以上に殺気を出せる彼は何者だろうか。

そのナニカを当てられたアゼルは一歩後ずさる。

「コイツは実の娘なんだろ?ダンマリで暴力とか.....気でも狂ってンのか?」

「なっ.....!?貴様、言ったな....!?

良いだろうッ!表へ出ろッ!お前の捻くれた性根、叩き潰してくれるわッ!!」

「それはコッチのセリフだ。地に頭つけてコイツに謝ってもらうぜ。」

この後の結果は分かるだろうが.....まぁ、次回はそれの報告回としよう。

読者方も、ゴミ(ヒーロー)の勇姿は見てみたいだろう?

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