「ほー.....意外と綺麗じゃんか」
洋館の中を進んでいく。
少々暗めだが、中は意外と飾り付けされていて綺麗だ。
「そう?.....それなら良かった」
「え?」
「い、いや、何でも無いわ!」
何か最後に言ったような気がするが.....気のせいか。
それは兎も角。この廊下に並べられている絵.....イヴの父ちゃんが映った奴もあったぞ。
「...さてと....ソルジャー。この中に入って」
「え?お、おう」
イヴに促されるままに部屋に入る。
そして、目の前に映ったのは.....
「お、そいつが新入りか?」
「.....へ?」
誰もが妖艶だと述べるような、金髪の女性が。
他にも数名、只ならぬ気配を持った奴らが居る。
「ええ。そして、貴女を超えるかもしれない逸材よ」
「へぇー!言うじゃないか!」
.....え、何の話してんの?逸材?何か褒められてんのか?.....えへへ。(嬉しそう)
「.....ソルジャー。自己紹介して頂戴」
「んえ?ああ、分かった」
自己紹介.....真名は...一応伏せておこうか。
「俺はソルジャー。マスター.....イヴのサーヴァントだ。宜しくな!」
こんな感じで大丈夫だろう。.....なんでさせられてんのか未だに分かってないが。
「ソルジャー.....兵士、か。そんじゃ、私らもしますかね。
私はセリカ・アルフォネア。ナンバー21《世界》だ」
.....ナンバー?此処ではそういう奴があるのか.....?
「儂はバーナード・ジェスター。ナンバー8《剛毅》じゃ。
気軽に接して来れて構わん。むしろそうしてくれい」
剛毅.....力専門の爺ちゃん、って感じか。
.....結構ヤンチャそうな人だな。仲良くなれそうだ。
「.....ナンバー17《星》のアルベルト・フレイザー。以後、宜しく頼む」
へぇ.....なんか司祭みたいな兄ちゃんだな。
んで、動きにくそうに見えて高機動式の服。.....こういう奴は大概遠距離型なんだよな。
「.....アンリエッタ・ドゥール。ナンバー16《塔》。.....宜しく」
.....塔、か。能力が分かんねェな.....
だけど、コイツは警戒した方が良いかもな。ヤベェ匂いが漂っていやがる。
「.....一先ず、此処に居るのはこれぐらいね。他にも3人居るんだけど.....何処に居るか知ってる?」
「任務じゃよ。.....どーせ、喧嘩して帰って来るのが目に見えとるわい.....」
.....え、どんだけ仲が良いんだソイツら。スゲェ面白そうじゃねェか。
「だ・か・ら!あの時は攻撃すんな言ってんじゃねェか!?」
「まぁまぁ。君なら躱せると予想したのさ」
「あぁ!?」
「2人とも落ち着いて.....」
と同時に、入口から大きな声が響く。
五月蝿いな...と思っている俺は、この先彼らと深く関わるなんて思ってもいなかった。