英雄に憧れた英雄   作:Artisan

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遅れてすいません。
何故か新しい小説を作ったり大乱闘してたりで忙しかったんです。

.....え?それは忙しいとは言わないって?

じゃあ言ってやるよっ!
春休みの宿題が終わらなくて書く気力がなかった────ゴバッ!?

ザ、ザックス!?何でここに.....つーか何でリアルに!?
え?成敗?ハハッ、冗談はやめてよ〜!

.....マジですいませんでした。不定期更新ですが気ままに見てくださると助かります。
あ、報告ですが、この作品の設定を少し変更しました。

前は【忍びを知らぬ、名もなき暗殺者】の前日譚と書いていましたが、その設定を無しにしました。


では、本編どうぞ。


愚者

ザックスside

 

あの自己紹介があった日から、数日が過ぎた。

メンバーの人達とはそれなりに仲良くしている。

中でも、特に仲がいい奴が出来た。大体は一緒に任務に行くほどに。

 

そいつの名は──っと。

 

 

「ウゼェ!」

「■■■■■!?」

 

話が途切れてすまんな。やっぱり任務中に報告なんてするモンじゃねェな。

まずはアイツを倒すとするか。話はそれからにしよう。

 

 

「■■■.....■■ッ!!」

「しゃらくせェ!!」

 

襲い掛かってきた魔獣──【ブロンズ・タートル】は名の通りとは思えない速さで迫ってくる。

俺は奴の突進を跳んで躱し、落下と共にバスターソードを叩きつける。

“クライムハザード”。中々の威力を持つ技だ。

 

 

「■■■.....!」

「.....硬いなァ.....」

 

だとすれば、それを無傷で耐えられるこいつは何だろうか。

水中に生息する敵に似たような奴が居たなぁ、と思っていると、再度奴の突進が迫る。突進しかないのかコイツ。

 

 

「■■■!」

「.....」

 

しかし、俺は避けない。確かに、このままだと大怪我では済まないだろう。

だが、俺は分かっている。()()()()()()()()()()()()()()()()、と。ヤベ、キザな台詞言っちゃった。恥ずかしいなぁ。

 

 

ドパン!

 

 

「■■■!!?」

「.....流石、バーナードのおっちゃんに鍛えられてるだけはあるな。」

「うっせ。つーか避けろよ。目の前で死なれたら心に来るんだけど!?」

「信じてたからな!」

「清々しい笑顔をこっちに向けるな!?」

 

そんなにしかめっ面浮かべてたらそんな顔になっちまうぞー、と。

前世?で一緒に働いてた奴の真似をしながら、俺は魔獣の方へ視線を向けた。

 

 

「さて。俺、今から突進してくるから。援護頼むぞ、“グレン”。」

「何言ってんの!?防御しろよ!?」

「うらああああ!!!」

「ホントにやりやがった!!?」

 

この後めちゃくちゃ無双した。(い つ も の)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三人称side

 

“グレン=レーダス”。ザックスと同じ宮廷魔導士団特務分室のメンバーの1人。ナンバーは0だ。

戦闘能力はバーナードに鍛えられているものの、そこまで高くはない。

魔術能力も同じ。()()()()()()によって三節詠唱が最大短縮、など特務分室で生きていくには絶望的。

だが、それ故に彼は切り札を持っている。正義の味方になれるようにと、努力した技術も。

 

そんな、【魔術師殺し】と言われた彼は今──

 

 

 

 

 

「いやー、仕事の後のメシは美味いな!」

「他人の金で買った、も付け加えろ。」

 

──ザックスと一緒に屋台で休憩を取っていた。

うまうま、と美味しそうに食べる彼をひと睨みして、グレンは寂しくなった自分の財布に涙を落とした。

 

どうしてこうなったのか。簡単に言えばこうだ。

 

 

『今から討伐数でバトルしようぜ!』

『はぁ?なんでそんな面倒くさいこと.....』

『行くぞ!いらっしゃいませぇぇぇぇぇ!!!』

『話を聞けえええええ!!?』

 

 

と、いう訳である。全くもって理不尽である。

金はセリカから貰う、と結論づけてグレンは再度隣に座っている彼を見る。

 

 

ザックス=フェア。最近加入してきた、新人とは思えない戦闘能力を持つ新人。

魔術に関しても別格で、その強さから執行官ナンバー19《太陽》に就任した。

その自分よりも強者であるが故に。彼は無意識に聞いていた。

 

 

「.....なぁ、ザックス。何でそんなに強いんだ?」

「んあ?.....あー、何を思ってそんなこと言ったのか分かんないけど、俺はそこまで強くないぞ?」

「はぁ?」

 

自分は強くない、と彼は言った。セリカを超えるかもしれない逸材、と言われた彼が。

なら、自分はどうなるんだろう。と思わず俯いた時。頭に何かの感触を感じた。

顔を上げれば、そこにはザックスの手が。優しく撫でられていたのだ。

 

 

「何を悩んでいるか知らないが、取り敢えずアドバイス。

俺が強くあるのは、()()()()()()()()()()()()()からだ。」

「.....強い自分を、イメージ?」

 

そうだ、と彼は頷き。ふいに立ち上がって彼は話を続けた。

 

 

「“夢を抱き締めろ”。俺が常に思っていることさ。お前にも夢はあるだろ?」

「そりゃ、あるけど.....」

 

人に言えるような夢じゃない、とグレンは零す。

それを聞いたザックスはハハ、と笑った。

 

 

「人に言えなくても、それは貶されやしない。誰にだって夢はあるからな。

.....話が逸れた。俺は、自分の夢を抱いている。俺が強い理由はそれだけさ。」

 

分かったか、と笑ってからザックスはまたグレンの頭を撫でた。

グレンは彼の背中が眩しく見えて。ある事を決心する事になった。

 

 

“正義の味方になる事”。それと、“ザックスを超える事”。

彼の【夢】が1つ増えた瞬間であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しっかし、イヴにはグレンを見習ってほしいなぁ。何で人の言う事が素直に聞けないのやら。」

「へ?す、素直って.....そうかなぁ?」

「そうだよ。ツンデレマスターには無い、良い性格さ。あーあ、グレンがマスターだったらなぁ.....」

「そう。私じゃご不満かしら?」

「不満じゃないけど、もうちょっと素直になってくれれば..........ん?」

 

ザックスがギギギ、と振り返る。

そこには、背後にメラメラと炎を燃やし、握りこぶしを作るマスター(イヴ)が。

 

 

「あ.....(察し)」

「やけに帰りが遅いと思ったら.....こんな所に居たのね。

しかも、私への不満付き、と。.....覚悟は出来ているかしら?」

「い、いや!ちょっと待とうか!!「令呪をもって命ずる.....」あああああ!?待っておねg「1日私の言う事を聞きなさい」きゅう.....」

 

彼女が言った言葉と共に、彼はパタリと倒れてしまった。

そのまま彼女は彼を引きずっていった。

 

最後の最後まで締まらないものである。




今週中に投稿できるように頑張ります。
『明日の月は綺麗だろう』も製作中です。

あと、書き方が変わっているかもしれませんが、それについてはごめんなさい。
近日中に今までの話を今の書き方にリメイクしようと思っています。そのままにして欲しい人は活動報告にて書いてくださると助かります!
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