見つけた ミツケタ
やっと会えた ヤットアエタ
さぁ サァ
殺してやろう コロシテヤロウ
今抱きかかえている女性、孫策を横にして脈を図る・・・うむ、生きている。
あの後高台から落ちた俺達は、河に流され緩やかになった所でなんとか陸地に辿り着く事が出来た。
その際、孫策は落ちた所が悪いのか気を失ってしまっていた。
「まったく・・・気分が悪いぞ」
本来なら、村人の仇の娘。殺すか、犯すかのどちらかなのだが・・・
「なぜか殺そうなんて思えない、これが王器ってやつかよ」
成らば犯してやろうと、彼女の豊満な胸に触れたが
「・・・べっくしゅ!ずず・・・火でも起こすか」
そんな事よりも自分の事だと思わんばかりに俺は、濡れて冷え込んだ体を暖めるべく火の準備に取り組んだ。
決して、彼女の体が自分と同じくらい冷え込んでいたからではない。
孫策はそんな彼をマジマジと見ていた。
彼女もまた、呑気に火を起こす為此方側を背に向けている怨敵を殺す機会だというのに・・・
ねぇ、如何して動けないの
あそこにいるのは
運命の人なのに カタキナノニ
パチリパチリと薪が焼かれている音が暗い川辺に響く。
川魚を取りに行って戻ってみると焚き火にあたっている孫策がいた。
まだいたのかよ、国は如何したんだ。
魚を焼きながら何気なく聞いてみた。
孫策は親の仇を討てずにおめおめと帰れない。国も人も袁術に取られ残っている者など無い。
そう言いながら丁度良い位に焼けた魚を喰らっていた。
・・・それ、俺の魚だぞ?
そういうと、パチリと瞬きをして花弱い女の子の不遇な境遇を聞いてどうにかしてやろうと思わないの?と言い返してきた。
っは!不幸自慢なら余所でやれ。この腐った世界ではお前よりも境遇の悪い奴なんざ、五万といるんだ。そんなお涙ちょうだいな物語は先の時代の御伽話にしかならんわ。
そう言うと、そうね。とシュンとしてしまった。
・・・・だーーー!そんな玉かよこいつ。腹立ってくるな、やっぱアン時犯しておけば・・・そうだ。
「ま、其の体で豪族達に媚びでも売れば少しはましに「そうね」・・・っへ?」
気が付くと押し倒され首に剣を突き付けられていた。
「豪族じゃなくて漢臣に突き出せばおつりがくると思わない?」
・・・ははは、しくじったな。
くそ!くそくそくそ!!!俺の復讐が!!俺の世界が!!俺の「ねぇ?ちょっと良いかしら」・・・あ?
「彼方はなぜそこまでして漢王朝に楯突くの?結局漢が倒れても激動の時代は変わらないわよ?」
何故かって・・・決まっている!
「俺は天の御遣い、北郷一刀!!天より選ばれた俺は天に代わってこの世を正さなければならない!!漢?時代?関係無いね。俺が正す、俺が決める!この俺こそが天の神意なんだ!!」
だから、こんな所で死んではいけないんだ!
「じゃあ・・・立場が逆だったら・・・剣を突き付けているのが彼方だったら、私を殺すのかしら?仇の娘である私に復讐するかしら?」
「殺さないよ・・・だって、君もそうだろう?この出会いは偶然、でも同時に必然でもあるんだから。俺が君を殺しても村人は帰って来る訳が無い。君が俺を殺しても親が戻って来る訳が無い。ならばどうやって復讐するのかって??簡単だ。この世の中に・・・漢王朝に復讐する!!・・・君も見たくないか?漢王朝が滅びる様を?国の民に裏切られて滅びゆく様を!」
この麻薬のような言葉で、まさに脳内が薬漬けにされた気分になった。どうせ漢は滅びる。賊が跋扈し、官軍も似たり寄ったりな今の漢は長く続かない。でも、滅ぼそうとまで思った事は無い。復讐のためでも思った事など無かった。
アは。
あははは。
あははははははははははははは!!!!!!
サイッコウにいい気分だわ。
いいわ、久しぶりに良い気分だわ。
「あっはっはっはははははは!!ねぇねぇ、楊奉?ちょっと良いかしら?」
すっきりと笑った私は剣を捨てて、鼻頭が当たる所まで近づいた。あら?顔真っ赤にして・・・結構初心ね。
「その野望、私を使ってみない」
江東の平穏を捨てたわけではない。でもあっちには妹の孫権が、親友の公瑾がなんとかしてくれるだろう。
私はこの運命に殉じよう。彼のそのバカな野望を傍で見届けよう。
・・・デモね・・・
「でもね・・・あなたを殺すのは私だけよ?」
これだけは譲れないわ。『天の御遣い・北郷一刀』!
>鈴々
むぅ~~。
最近、仲間に成ったあの包帯オッパイがしつこいのだ!
・・・お兄ちゃんに。
お兄ちゃんは鈴々のお兄ちゃんなのだ。
この世界を変えてくれる神様なのだ。
誰にも渡すつもりなど無いのだ。
それにしても・・・男はそんなに大きい方が良いのかな??
鈴々もいつか大きくなると思うのだが・・・
早く大きくなってお兄ちゃんの物になるのだ!!
負けないぞ!包帯オッパイ!!
いや・・・徐晃!!
というわけで、雪蓮仲間入りです・・・強引だったかな?次は、春蘭・・・彼女の内容は変わらないと思うよ。
ではまた次回