舞鶴鎮守府所属の吹雪に鎮守府の案内をしてもらい、工廠へとやってきた上条当麻。
そこで待っていたのは上条の知る工作艦の明石であった。
建造をしようとしたする上条だが、明石は上条の意見を無視して資材量を決め建造を開始するのであった
side上条
「不幸だ...」
「げ、元気出してください司令官! 」
明石が消えていったのを死んだ目で見つめてそう呟くのを吹雪が励ましの言葉を掛けてくれる。
有難いけど、正直明石がどんだけ資材を使ってのか不安で仕方ないんだが......。
「だ、大丈夫ですよ!明石さんだってそんな考えなしに使わないと思いますよ?」
「はは...だといいんだが」
いや、そもそもどうしてあの明石がここにいるんだよ...本来の持ち場はどうしたんだよアイツ......。
アイツの本来の提督さんはこのこと把握してんのか....?
......いや、絶対把握してないな。確信を持って言える。
あの明石は誰であろうと御しきれるとは思えない......
そう、俺の師匠...リコリス棲姫や戦艦棲姫みてえにな......。
「あ、あはは...。あっ...ほ、ほら、司令官!妖精さんが建造日程を持ってきましたよ!!」
「...ん?」
見れば一匹の妖精さんが自身の身体以上に大きな紙を持って来ていた。
「ハイッケンゾウニッテイデス!」
「おぉ、持ってきてくれたのか。ありがとな」
俺はそれを受け取り、眺めてみる。そこには......
「三十二日か...」
「三十二ですね、
それを覗き込んでいた吹雪がそれんな提案をしてくる。
「今の残りはいくつあるんだ?」
「えっと...今は、十個ですね」
十個...。ちょっと心許ない数だな......。
「そうだな、三十二日は流石に長すぎるし......」
「ワカリマシタ!!」
そう伝えると、妖精さんは溶けるように消えていった。
恐らく、建造するためにドックへと戻って行ったのだろう
「それじゃあ、建造が終わるまで施設の案内の続きにいきましょう!」
「おっ、そうだな...じゃあよろしくな吹雪」
「はい!行きましょう司令官!!」
こうして俺は、吹雪の案内のもと、鎮守府の探索に乗り出すのだった。
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そして施設の案内をある程度終えて工廠へと戻ってきた俺達......。
俺達は再び工廠へとやってきていた。
「ようやくだな...」
「はい、楽しみですね!司令官!」
隣では吹雪が嬉しそうに話している。
相当楽しみなんだな、吹雪の奴。 自分以外の艦娘が来るのが嬉しいらしい......。
・・・・・・・・・正直、俺はできる艦娘が不安でしかねえが......
まあ、とりあえず吹雪に仲間が出来ると思って前向きに考えるか!
「お待たせしました!建造完了ですよー」
そんな台詞と共に明石が戻ってきた。
その顔はとてもやり切った満足気な表情だ。
ついにこの時が来ちまったか......
「いきましょう!司令官!!」
意気揚々と吹雪が俺の手を取る。
「あぁ、行くか!」
その手に引かれ、俺は奥の扉へと向かっていく。
新たなる出会いに期待を込めて......。
「大和型戦艦一番艦、大和。推して参ります!」
いや、なにをどうしたら
通常の建造では出来るはずもない艦娘が出来たことを明石に即座に詰め寄る上条当麻。
問い詰めて帰ってきたのはとんでもない答えで......
次回、とある大将の幻想殺し
大阪からの悪夢
建造ドッグの悲劇
幻想殺しと艦娘が交差する時、物語は始まる。