クラナド紅の桜   作:ゼロ

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第8話奇跡の運命3

「でも、入りたいクラブはあります」

「それは、なんだ?」

「演劇部です」

「演劇ね……あったかな、うちの学校……ないよな」昔櫂斗に部活用紙見た時には『演劇部』は欄にはなかった事を覚えている。

「ありました。一年前には」

(そうか俺が見たのは今年の奴か)

「そっか……」

レックスはあんまりその気にはなかった。

「よし、じゃ、放課後、見に行ってこいよ。部室」

「………」

渚は無言でレックスを見る。

「そうしたいだろ?」

渚に聞く

「はい、そうしたいです」

渚も答えた。

「じゃ、頑張らないとな」

「はい。がんばりますっ」

決意した凪

レックスの後押しがきいたのか、ぐっ、と手を握って意を決した。

「また後でな古河」

「はい神高君」

レックスが教室に戻って午後の授業受けていた。

チャイム鳴り昼食時間なった。

レックスは渚の事気になって速攻旧校舎の三階向かった。途中

ドラグーンとぶつかりそうになった時ぎりぎり避けた。

「てめえこい理由来たら分かる」

「レックス!?」

ドラグーンはしょうがなくあとついていったら。

廊下の一番先に、あいつは立っていた。

「ドラグーンあそこて演劇部か?」

「まあそうけどそれがどうした?」

「そうかなら消えろ」

レックスは携帯でどこかにメールを送信した。

「お前……」

窓ガラス割りドラグーンの頭にボールが当たり倒れた。

「なに……した?」

「単なる杏に偽造浮気写メ送っただけどそれがどうした?」

「てめぇ殺すきか?」

ドラグーンは即立ち上がり走り出した。

「次あったら殺す」

「あえたら殺されよ」

レックスは哀れな目でドラグーン見た。

レックスは渚に近寄った。

「なにやっている古河?」

「……」

それはまるで、朝の再現のようだった。

またもそこで足踏み状態なのだろう。

目の前にある部室。

その中では、演劇部の連中が賑やかに練習しているかもしれないのだ。

それは、彼女が今朝に味わったであろう、自分のクラスに対する違和感と同じだ。

今更中に入っていけない、気まずさ。

彼女は何を期待して、そのドアを開けることができるだろう。

新入部員だと言っても、三年生だと知れば、部員たちの反応は当感に変わるだろう。

ひとりでも知り合いがいれば良かったのだろうけど……。

「………」

同じネガティブなイメージが彼女の脳裏にもよぎっているのだろう。

彼女の口が小さく動いたような気がする。声は聞こえた。

「なぜハンバーグ…?

俺ならチャーハンかな?」

レックス自分なに考えているかはわからなくなった。

いきなり夕飯の算段だろうか。

でも、それでようやく決意が固まったようだ。

ドアの取っ手に手をやり、そして引く。

がらり。

「あのっ……」

声が出た。

でも、そこから言葉は続かなかった。

目はまっすぐ部室の中を見据えたまま。そこにどんな光景が待っていたのか。

「はあまたあいつ」

レックスは走って、渚の元に駆けつける。

そして、後ろから教室の中を見た。

何もなかった。

櫂斗が窓の外を見ている。

「はあ後は智代に任せるしかないのか?

いや………まだ抗う時間あるよな

どうしようかな」

と櫂斗は悩みながら外見ていた。

「………」

ぽむ、と渚の小さな頭に手を置く。

「あ……いらっしゃったんですか神高君」

「ああ、悪いな。見てた」

(あのバカなにしている?)

渚はレックスの顔見るため少し頭を上にした。

「頭の手は……なんですか?」

「気にするな」

「そうですか…」

渚はそれで納得した。

「ああ」

しばらく渚は唖然と、レックスはその後ろで彼女の頭に手を置いて、ふたり立ち尽くしていた。

端から見れば、おかしなふたりだっただろう。

「……」

「それで…」

「演劇部はどこにいったんでしょうか」

「知らねぇけど入れば分かるだろう?」

 

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