大ドイツ国召喚   作:イブ_ib

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この前ガンプラ一番くじでコアファイターがでました、コップが欲しかったなぁと思いました。


パーパルディアの使者

◇◆◇◆◇

ドイツ占領地 ジン・ハーク

ロウリア総督府

 

 

あのハーク城も今ではドイツ国旗の垂れ幕が掲げられており、ドイツ兵が街を睨んでいた、その中を一台の馬車が総督府に向けて走ってくる。

 

乗っていたのはパーパルディア皇国の使者のカルカだ、彼は皇帝ルディアスの命令通り、ロウリアに代わりロデニウス大陸の実質的な覇者になったドイツに対して、いつもの如く領土を献上し、代わりに技術供与をし、パーパルディア同盟国という箔がつくという素晴らしい提案を持ってきていた。

 

文明圏外国の占領地と聞き、カルカは旧クーズ王国の荒れ具合を想像しながら入国したが、どうも様子がおかしい。

 

街は四角い壁の様な建物が並び、

ムーで見た大型の自動車が街を行き交っていた、その中を避ける様に走る馬車は、余りにも時代遅れの様に見えただろう。

 

◇◆◇◆◇◆

ロウリア総督府

総督シューリッヒ

 

「これはこれは、世界の中でも指折りの列強国であるパーパルディアがわざわざこんな所まで、ご苦労様です」

 

シューリッヒはそう言い労うが、どうもその顔には余裕が見える、普通なら列強のパーパルディア皇国が来たのなら顔は緊張で固まるはずだろう。

しかもパーパルディアと『皇国』を抜かされた為、カルカは顔を濁らす。

 

「・・それでは本題に移るが、我々の皇帝ルディアス様は貴国に大いなる興味を示した、これは大いに光栄な事なのだぞ、それでルディアス様は貴国の領土、

北西部の森林地帯を割譲する代わりに、

我が皇国の文明を文明圏外国の貴国に分け与えてくれるという考えをなさっているわけだ」

 

そのことを聞いたシューリッヒは眉を少し動かしながら、悩む様なそぶりを見せた後、カルカに向かいこう言った。

 

「残念ながらその提案は了承出来ないですね、第1それを行なったとして我が国に何のメリットがあるというのですか?」

 

「・・・なんと、貴国が譲渡すれば我が国の文明が入るだけでなく、パーパルディア皇国の同盟国という箔もつくのだ、

その様なこともわからんのか?」

 

カルカは上から目線で物事を言うが、シューリッヒの答えは変わらなかった。

 

「成る程、確かにそれを聞けば魅力的な提案なのでしょう、しかし我が国の考えは変わりません、貴国の提案は了承出来ませんね」

 

一貫して反発する姿勢をとるドイツに

カルカは若干苛立ちを隠せないでいた。

 

「愚かな・・・、ルディアス様のありがたい考えを理解出来ぬとはな・・・」

 

カルカはそう言うがシューリッヒは気にも留めない様子で、カルカに話しかける。

 

「我々の様な総督府ではなく、直接本国へ向かわれては?本国ならまた別な回答が返ってくるかもしれませんよ」

 

「ふん、文明圏外国の首都など程度が知れとるわ、私はこの事をルディアス様に報告するが、貴国はルディアス様がまだ慈悲深い事を祈っておくのだな!」

 

そう言うとカルカは勢いよく席を立ち、出て言ってしまった。

 

「やれやれ、使者とはいえ列強とはこんなものか・・・、どちらが上なのか判断できないとはね・・」

 

◆◇◆◇◆

 

 

ジン・ハークの街は変わっていた、

周りを取り囲っていた壁は、今まさに工兵たちによって爆破解体がなされている真っ最中である、その現場をカルカは偶然馬車の中から見ていた。

 

「しかしカルカ様、ジン・ハークの街はかなり変わりましたね」

 

「そうか、お前は何回かロウリアに来ていたのであったな」

 

「はい、前来た時よりも建物が新しくなってますね、それもデザインが全然違いますね、前よりも洗練されている気がします。」

 

ジン・ハークは今、建築家であるアルベルト・シュペーアのデザインによる都市改造が行われていた。

 

「カルカ様、城壁で何かしてますね」

 

「なんだ? 壁を壊すのか、あの大きさだとかなりの時間がかかるだろうな」

 

その時

 

 

ドゴゴゴゴゴ!!!

 

いきなり壁が爆発を起こし、土壁の様に崩れていく。

 

「お、おお、お?! 爆破解体か?!」

 

「爆破解体なんて、ムーかミリシアルぐらいしか実用化されてないですよ・・・」

 

爆破解体という、高度な技術を用いた解体方法は、未だパーパルディアには難しいものであったのだ。

 

 

カルカは冷や汗をかいていた、うすうす来た時から気付いていたが、皇国のプライドもあり、それを認めなかった。

しかし、高度な爆破解体や建築、そして街を走っている自動車を見て、ドイツの技術力はミリシアルよりは下でも、ムーと同等のレベルに達しているのではないかと、考えていた。

 

 

 

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