どうやってルーデルやロンメルをトーパ王国に連れて行こうか手段に悩む、戦車は輸送艦で連れていくとして飛行機の輸送って空母は無いし輸送艦に積む?そのまま飛ばす?
魔王の復活
辺境の魔王
ドイツから西にあるフィルアデス大陸。
そこの北東部にトーパ王国という島国がある。
更に北東部にはグラメウス大陸と呼ばれる地に繋がっている。
その大陸には国家は存在せず、俗に「魔物」と呼ばれている知能らしい知能を持たない生物だけがいる。
トーパ王国の北東部には城塞都市トルメスがある、トルメスには「世界の壁」と呼ばれる巨大な壁があり、永きに渡りフィルアデス大陸への魔獣の侵入を防いできた。
トーパの民は人類の守護者として誇りを持っており、フィルアデス大陸でやれパーパルディアだなんだと言えるのは、我々トーパ王国が魔獣の侵入を防いでいるからだと思っていた。
◆◇◆◇◆
その日もいつもと同じように、穏やかな朝だった。
世界の扉には新たにドイツから買った7.5cm山砲が朝露に濡れていた。
「はぁ 、眠いなぁ 寝とくか・・・」
非常勤として雇われた傭兵ガイは、
監視室の窓からグラメウス大陸方面を眺めながら呟いた。
監視室からの景色は真っ平らな平原であり、見通しが良い。
しかも今の季節は雪が降り積もっており、見渡す限りの大雪原となっている。
今日も幼馴染で、共に働いている騎士モアに小言を言われながら時が過ぎて行く。
すると・・・
コォォォォ・・・
コォォォォォ・・・・
悍ましい何かが聞こえる。
ガイは異音に気付き、雪原に目を凝らす。
「何だありゃあ!!!」
真っ白な雪原が少しずつ黒くなっていく。
「大地が黒くなって・・・!!」
モアが望遠鏡をのぞいて見る。
「あれはゴブリンだ!!」
しかも奥にはオークが100体、伝説の魔獣ブルーオーガにレッドオーガ、そして
赤竜に乗った伝説の魔王ノスグーラも見えた。
「砲兵ェェェェーーー!!!」
「目標、前方の魔物群!!!」
「撃てェェェェーーー!!!」
5門の7.5cm山砲に榴弾が装填され、魔物の群れに向けて発射される。
トーパ王国という辺境の王国にとって5門の大砲は、ドイツにとって第一次大戦時の旧式といえど王国にとって大き過ぎる買い物である、その虎の子全部を世界の扉に配備してあるのである、何が何でも死守せねばならない。
望遠鏡を構えた隊長は、榴弾によって吹き飛ぶゴブリン達を見て歓喜の声を上げる。
「全弾命中! 装填急げ!」
砲兵は覚束ないながらも教えられた手順通りに弾を込めていく。
◆◇◆◇◆◇◆
その日の夜
魔王軍 野営地
「・・・」
レッドオーガ、ブルーオーガそして魔王が焚火を囲いながら座っている。
何処と無く彼等の顔色が悪い、ブルーオーガは更に青く、レッドオーガは紫色だ。
「・・・またしても太陽の使者が現れ今度は我々を待ち構えた・・・」
レッドオーガが眉を八の字に傾け、震えていた。
三人の魔物達は前回の太陽の使者との戦いで魂にこびり付いた恐怖が、今日の戦いでの爆裂魔法によってぶり返した。
その余りの恐怖によって魔王は撤退の命令を下してしまった。
「・・・我々は魔帝様が復活した際の世界制覇の足掛かりになれるように尽力するだけだ、今更あの様なモノに臆する様ではダメだ」
魔王ノスグーラは人間の腿肉を食べながら言う。
魔王軍の食料の備蓄も心許無く、早い所纏まった数の人間が欲しかった。
その夜、魔王は世界の扉を突破する為に
いろんな策を考えていた・・・