大ドイツ国召喚   作:イブ_ib

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うわぁ〜、おれ 虫歯になっちゃったよう(デビルマソ)

歯磨けよ!(加藤茶)


霧状噴射

◆◇◆◇

ドイツ国外務省

ドイツの外交官はトーパ王国の大使からの援軍要請に対応していた。

 

「・・・成る程、我が国からも魔王軍討伐の為の援軍を送って欲しいと?」

 

 

「ええ、ゴブリン等の雑兵なら我々の騎士団でも対応出来ますが、魔王やオーガなどは我々の手に余ります。」

 

 

「分かりました、上の方に報告しておきます。」

 

「よろしくお願いします」

 

 

◆◇◆◇◆◇

その後トーパ王国の魔王討伐の為、派兵する事が決定した。

 

トーパ王国へ向かうこととなった装甲師団の師団長には、ベルリンで暇を持て余していたロンメルが就任した。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

中央暦1639年12月2●月

駆逐艦と軽巡に守られた数十隻の輸送船団がトーパ王国へと向かう。

 

その中の一隻、航空機を運んでいる船の甲板上で一人の男が海を眺めていた。

 

「ロウリアではあまり活躍出来なかったが、今回の戦いでは絶対に活躍してやる」

 

 

そう言って彼は分解して積んであったスツーカを眺める。

 

彼はロウリア戦役の時は遠距離偵察員だったが少し前に急降下爆撃航空団大隊に転属となった、彼はまだ未熟だが今回の魔王軍とかいう化け物退治は練習には丁度いいと判断され為、討伐軍としてトーパ王国に向かっていた。

 

そう、彼こそ空の魔王で、後にグ帝臣民の最大の敵と呼ばれる事となるハンス・ウルリッヒ・ルーデル

其の人であった。

 

 

◇◆◇◆◇

城塞都市トルメス

南門

 

モアとガイは騎士団の命で、間も無く到着するドイツ軍の案内の為、待っていた。

 

「なぁ、ドイツ軍ってどんな奴らなんだ?師団規模も来るってんだからスゲェんだろ?」

 

「あぁ、大規模な援軍らしいが指揮権が異なるらしいからな・・・噂通りなら凄いことになるぞ」

 

「噂?」

 

ガイは傭兵だが、「世界の扉」に張り付きっぱなしだった為、新しい情報を仕入れてなかった。

 

 

「ロデニウス大陸で、ロウリア王国の王都を飛行機械で爆裂魔法を投射したり、

パーパルディアの竜騎士20騎を撃ち落とした、という話だ、しかも被害は僅かな軽症者だけで死者は無しなんだとさ」

 

 

「うーん、そりゃ嘘だろ、幾ら何でも戦争で死人が1人も出ないなんてウソだ、

情報操作でもしてんじゃねぇか?」

 

などと話をしていると、遠くから何かが唸るような音が迫って来た。

 

「モア様、見えました。ドイツ軍の方が来られたようです」

 

衛兵からの報告を聞き、モアは望遠鏡を覗き込む。

 

少しずつ大きくなる音と、先導する王国騎士団の後ろには黒い影。

 

ーギャリギャリギャリギャリギャリー

 

何百もの数の濃い灰色の鉄竜の様な何かが近づいて来ていた。

 

2人の前で一団が停車した、先導していた王国の騎士も疲れ切った顔をしていた。

 

「こちらがドイツ軍の方々だ。あとの案内を頼む」

 

「・・・は、はい!」

 

屋根の無い馬車の様なものから数人が降りてきた、服の色は皆灰色だが胸にはいくつかの勲章が輝いていた。

 

「ドイツ国防軍、トーパ王国魔王討伐師団団長のエルヴィン・ロンメルです。

ご案内感謝いたします、よろしくお願いします。」

 

ピッとロンメルはモア達に向けて敬礼をする。

 

その後街中を通ってトルメス城へ向かったが、戦車の発する轟音に市民は家から飛び出し物珍しく眺めて始めたので、凱旋パレードの様な騒ぎになっていた。

 

◇◆◇◆◇◆

トルメス城

 

ロンメル達は、トーパ王国騎士団長のアジズを中心として円卓を囲んで、状況の確認を始めた。

 

 

とにかく魔王は世界の扉に攻撃を仕掛けてはいるが、ドイツ製の大砲の攻撃により、幾度の攻撃を防げているとの事だ。

 

「成る程、オーガというのは生半可な攻撃では魔法で回復してしまうと・・・」

 

ロンメル達は如何に自分達の戦車隊を使うかを考えていた。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

その頃・・・

船から降ろされ、組み立てられた中隊規模のbf109が王都上空を試験的に飛んでいた。

 

 

 

同じ頃、魔王の側近であるマラストラスがアジズを討ち取るために上空からトルメス城へ向かっていた。

 

「・・人類の将を討ち取るために、我が直接出向かなければならぬとはな・・・

む、あれは・・・?」

 

十数騎の翼竜のような何かが空を飛んでいた。

 

「・・寒い土地でも活動出来るワイバーン? 人間もなかなか進化したようだな・・ホッホッホ・・・」

 

そう笑うと空を飛ぶbf109に手を向け

 

「ーヘルファイア」

 

黒い炎がbf109の中隊に襲いかかった

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

「危ない!」

 

誰かからの無線から聞こえた言葉を合図に、bf109は蜘蛛の子を散らす様に黒い炎を回避する。

 

 

「何だありゃ!」

 

「バケモノか!」

 

 

「各機、三機ずつに分かれ奴を攻撃しろ!」

 

 

隊長の指示により三機ずつに分かれたbf109は、4隊に分かれマラストラスの周りを距離を取って旋回する。

 

 

「なかなかすばしっこいな!」

 

 

マラストラスは再度敵に向かって黒い炎を放つが、避けられてしまう。

 

すると、四つの群れの一つがこちらに向かってくるので、黒い炎を放とうとすると・・・

 

 

ズガガガガガ!!!!

 

飛竜の首元と翼から謎の閃光が放たれる

 

 

「グオォォッ?!!」

 

想像よりも早い弾速に避けきれず、

マラストラスの右肩から先が吹き飛ぶ。

 

 

「お、おのれぇぇえ!」

 

 

マラストラスは頭に血がのぼりながらも、傷口に魔法をかけて出血を止める、

しかし腕そのものは復活しないため戦力は大幅に落ちるだろう。

 

 

「っ! ここは一旦引いて魔王様に報告しなければ!!」

 

 

寒いトーパ王国に変温動物の飛竜はいない、勿論トーパよりも寒い所から来た魔王軍にもいない、その為空を飛べるマラストラスは魔王軍の中でも貴重な航空戦力であった。

 

しかしそのマラストラスの攻撃をかわし、それどころか腕一本持っていく様な飛竜がいるのでは魔王軍の侵攻プランを根本的に見直さなければならない。

 

 

マラストラスは持てる力を使って逃げるも・・・

 

「あぁ!追いつくのか?!!」

 

先ほどの三機がこっちに向かってくるのを見てマラストラスの顔は絶望に染まる。

 

ズガガガガガ!!

 

1回目の攻撃は何とか避けられたが、腕一本失い、最大の速度で飛んで体力を消耗しているマラストラスにとってそれが限界だった。

 

ズガガガガガ!

 

ドガガガガガ!!!

 

 

「アガァ!!」

 

 

マラストラスは20ミリと7.92ミリを全身に受け即死、インクの様なドス黒い血を霧状に撒き散らしながら落ちていった。

 

 

 




アジズ「お前らは女や子供たちをぉ、殺したんだ。我々の住民を食い殺した。そのお前らが我々を……下等種と呼ぶぅ!! だが今は、迫害された者たちの手に敵に反撃する強力な武器が与えられた! よく聞け、魔王よ。トーパ王国全域から全ての軍隊を撤退させろ、即刻ぅう!! そしてえぇい遠にどぅああ!!」


ロンメル「下手したら俺たちよりもヤベー武器持ってんじゃねぇかコイツ」
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