「今日もいい天気ですねぇ」
「ええ、ほんとに」
ミリシアル首都ルーンポリス
午前十時
帝都は人々で賑わい、カフェでコーヒーを飲む婦人、経済新聞を読む投資家、看板を描いている職人。
まるで戦争など最初から起こってないかのように和やかな雰囲気だった。
すると一人の男性がムー大陸方面からやって来る無数の航空機を見つけた。
「ん?あれはなんだ?」
「さぁ…?なにか演習でもあるんでしょうか、でもこんな街中に沢山…」
WUUUUUUUUUUU‼
「えっ!?」
「どうしたの、訓練?」
上空に現れたグテイマウンが爆弾倉が開くのと空襲警報が鳴らされたのはほぼ同時であった。
しかしそれでも驚異的な速度と言っていいだろう。
この瞬間までこのルーンポリスが戦場になるなど誰も想像していなかったのだから。
◇◆◇◆
この日
ミリシアルは帝国開闢以来初めて首都が攻撃にさらされた。
成層圏から侵入したグテイマウン200機は邪魔されることなく
官庁街やアルビオン城の一部を破壊し、首都機能の一切を停止させた。
この爆撃でミリシアル8世が死んだという噂が広がる程だった。
(その後すぐに皇帝自ら被害地の慰問に訪れたため騒ぎは収まった)
◇◆◇◆
アルビオン城
「国防省!農林省!外務省!魔法省!財務省!いずれも庁舎半壊!
被害深刻!水産省、対魔帝対策省の各大臣は未だ連絡取れず!!」
「焼け出された臣民の救援も現状ままなりません!」
「このままでは周辺国がグラ・バルカス帝国側につきかねない…」
「早く報復を行わなければ列強一位の面目丸つぶれですぞ!」
「しかし現状、パル・キマイラは
ワールマン機の修理に持ち切りで他の機体を出す余裕がありません!」
慌てている閣僚をよそに皇帝ミリシアル8世は口を開いた。
「…パルカオンを投入するか…いや、
まずは基地があるであろうムー大陸の奪還を優先させるべきである。
ドイツ軍との連携を密にして共同の侵攻作戦を考えるのだ、
首都とは言えたかだか都市一つがやられた位で降伏するほど帝国は軟か?」
「いや、そうだ帝国がこれしきの事で折れるわけにはいかない!
周辺部隊で救援部隊を編成するんだ!」
「ドイツに連絡して再度侵攻についての計画をたてるんだ!」
会議場は再び活気づき閣僚達は動き出した。
◇◆◇◆◇◆◇◆
そしてこの情報は当然チョビ髭にも伝わる訳で…
「なに!みすみす敵の爆撃機を見逃したのか!?ゲーリング!
落第伍長の叱咤にモルヒネデブは弁明する。
「しかしお言葉ですが閣下、成層圏を飛ぶ敵重爆をレーダーで捕えるには性能が低く、迎撃機もBf109では性能不足です。戦闘型Me262であれば撃墜も容易いのですが」
「ではMe262を直ぐに前線に送りたまえ、
戦闘機型の増産も許可する!なんとしてでもグラ・バルカスを滅せよ!」
「ハイルヒットラー!」
◇◆◇◆
この頃にはドイツ軍は第二陣の出撃用意が済んでおり、
この中には新型のMe262、Ⅴ号戦車*1の他、試験的に配備されたMKb42で編成した部隊もいた。
彼らは無事ムー大陸へ上陸を果たし、着々と一陣と交代する形で前線に配置される。
グラ・バルカスも流石に気づいており、アンタレスやハウンド戦車で防衛ラインを構築していた。
そして同盟軍は未だ士気は削がれてないとしてグテイマウンを再度出撃させ、今度はオタハイトを焦土にする計画を実行に移す。
二つの狂った歯車は再度大きな音を上げて回り始めた。
モチベがGTAに吸われていく。
自作パソコンにも…
三つもパソコン作ってどうすんだよ…