寝ても起きても魔物生活   作:一味唐辛子

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文明発見!

 さて、何をしようか、まずは今の状況を整理しよう。

 

 現実世界で寝る

 ↓

 異世界転生

 ↓

 スケルトンになる

 ↓

 プギー先輩マジリスペクトっす←いまここ

 

  あぁ〜!全く意味分からん、いや待てよこういう異世界転生物って自分のステータスとか見れたりするよな、もしかして俺のも見れたりするんじゃないか!

 

「ステータス!」

「ステータスオープン!」

「鑑識スキル発動!」

 

  ぷ、プギ(笑)

 

  「チクショー!プギーてめぇ鼻で笑いやがって!」

  もういや、心が折れそう肝心のステータスも何も見えないし、一先ず自分の命を大事にして行きたいな、死ぬのは大丈夫みたいな設定だったもしても、痛いのはやだなぁ。

 

「なぁ、プギーお前もう一回さっきの怪物みたいな姿にはなれるのか?」

 

 ブンブンブンブン

 

  ううむ、全力で首を横に振られてしまった、しかしそうなるとさっきのプギーの姿は一体なんなんだ、一回変身したらクールタイムが必要なのかそれとも魔力的なのを使う感じなのか。

 

「よし、プギー今から俺が質問するから、はいだったら一回鳴いてくれ、いいえだったら二回鳴いてくれ、分からなかったら三回でよろしくな」

 

 プギ!

 

「うんうん、じゃあ質問してくぞ」

 

  ◆ ◆ ◆

 

  プギーにいくつか質問して、分かった事が大分ある、質問の内容をもう一回整理してみよう。

 

  1つ目に、プギーが俺の味方であると言うこと。

「プギーは、俺の仲間って事でいいんだよな?」

 この質問に対し一回鳴いてくれたから、プギーが俺の仲間であると保証してくれたわけだ、ついでに言うとプギーが俺の言葉についてかなり理解してくれていたってのも嬉しかった。

  意思疎通は大切だしなぁ。

 

  2つ目に、プギーの変身には何かしらの力を使用していたということ。

 プギーに変身には時間が必要なのかと聞いたところ、いいえと言われてしまったので、魔力が必要なのかと聞いたらそれもいいえと言われてしまった。

  時間や魔力以外に何か別の力を消費して変身するのかと、質問したら、はいと返事が返ってきた、それが何かまではプギーにも分からないらしい。

 

  3つ目に、プギー自身もいつのまにかこのダンジョンにいたらしい。しかも記憶も失くしているという。

 

  その後、プギー自身のことや、ダンジョンの事、異世界転生の事などを聞いてみたが、分からないこと尽くしだった。

 

  現状を知れたのは良かったが、今の俺たちはスケルトンに襲われただけで全滅する戦力なんだよなぁ。

  取り敢えずこのまま動かないってものあれだから、ダンジョンを進んでいくか、降りてってるのか、昇っていってるか、分からないが、俺たちでも倒せそうな魔物もしくは、冒険者が落としていった剣とかあればいいなぁ。

  まず、この世界に人間がいるのかって話しなんだがな。

 

  ◆ ◆ ◆

 

 プギー♪プギ♪プギ♪

 

「ハハハ、プギーは楽しそうだなぁ、かれこれ一時間ぐらい歩いてるのに、よくそんな元気があるなぁ」

 

  どうしよう、予想の10倍ぐらいしんどいぞ、変わらない風景がこんなにキツイとは思ってなかった。

  どこまで行っても壁、壁、壁尽くしだ、しかもスケルトンも全く沸かないし、近くに魔物を寄せ付けないぐらい強いやつでもいんのかな?

  ハハッ、まさかなぁ〜

 

 プギ!プギ!

 

「お?どうしたんだプギー」

 

 ペシペシ

「アイタ!痛いぞプギー!急にどうしたんだ、言っとくと俺の頭蓋骨はそこらへんのスケルトンより柔らかいからな丁重に扱えよ!」

 

 バンバンバンバン

 

「割れる!割れる!頭蓋骨割れるっての!プギーさん人の話聞いてます!?アタタタ、なんだよプギーそっちに何があるっていうんだ……へ?」

 

  プギーが向かせた道の奥にそれは確かにあった、見間違いでもなんでもなく、何十年ぶりに見たような感覚と感動が、道の奥には蔦が生えていて、どこかカビ臭そうな木の扉があったのだ。

 

「お…おいプギー、あれってもしかしてよ」

 

 プギ?

 

「き…き、木の扉だよなぁ!!」

「誰かがあそこにいるんだ!いや、居なかったとしても、誰かが居たというのが重要だ!」

「俺たちのこの先がちょっと明るくなって来たぜプギー!」

 

 プギー!プギー!

 

  さっきまでのしんどさや疲れなんかは全て吹き飛び、ただがむしゃらにその扉に向かって走っていった。

 

  くぅ〜!遂に来たぜこの瞬間が、この扉は俺とプギーのこの先の人生、いや、魔物生を大きく分ける分岐点に違いない!

  扉を開けるとそこには……

 

「ンァ?なんで、強欲のヤローがここに居んだよ、ボクになんかヨウか?」

 

  気怠そうにこちらを見てる、白髪ロングのロリが居た。

 

「ふぁ?」

 

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