力尽きてそのまま投稿した前話を見て、あれ?所長は?とか、◯ッシーは?とか、思い出して冷や汗かいてました(笑
そして自分よ…おま、お前これ……もうちょいどうにかならんのかこの駄文……
まあ、今更なのは置いといて(~_~;)
マリオテニスめっちゃおもろそうなんですけど…スイッチ買おうか迷う。
ピロピロピロン!
コミカルな効果音を響かせながら、カルデアの廊下を走っている4〜5頭身くらいの赤い帽子に髭のおっさん。
「ホッホゥ〜!」プォーン⤴︎
「くっ…ゲッホゲホ…はぁ……待って……!」
それを必死に追いかけるのは銀髪の女性。既に息も絶え絶えな彼女の名前はオルガマリー・アニマスフィア。この施設の所長である。
「ヤッハー!」チャリリ〜ン!
「はぁ…はぁ……待てって言ってるでしょう!?……待ちなさい!!」
円状の形をした廊下でこの追いかけっこが始まってからまだ2周ほどである。
それなりに大きな施設ゆえにその円周は長いとは言え、彼女の体力がもやしっ子であることは否定できない事実である。
既に何名かのスタッフに目撃されているが、向けられた苦笑には、訳のわからないサーヴァントに関わらなければならないことに対しての憐れみよりも、上司の体力ヘボ過ぎ問題に対しての苦笑いが多かった気がする。
後であいつら減給してやるからな、と心のうちに密かにメモし、必死に足を動かすと徐々に距離も縮まって来た(ような気もする)
スピードの差がありすぎるのにもやしっ子の彼女が追いすがれるのには、当然理由もある。
何故ならこのサーヴァント。追いかけられている自覚は無いからだ。
彼は、右へ左へ無駄に激しく動きながら壁や天井へ跳ねまわりながら進み、時には後方宙返りを決めながらステータスゲージに余りを加算していく。
「ドューエ!」
「…もう…ちょっと!」
そして、ある程度まで跳ね回ると、今度は体制を低くして、その場で屈伸。身体を丸めて折り畳むと、低い体勢で変わった兎跳びのように進む。
「ドューエ、ドューエ、ドューエ、ドューエ」
掛け声は変わったが、多少前後にしながらの移動する。
結果、先ほどまでよりは(見た目状)移動速度が抑えられ、もやしっ子所長、オルガマリーはこれぞ好機!と、スパートをかける。
そして、手を伸ばし、遂にその背中に手が届く_____
「良し!捕まえ…たぁ!?」
「ヤッハー!!」
_____直前に、急ブレーキを掛けながら溜まっていた運動エネルギーやら弾性エネルギーを勢い良くケツから地面にぶつけることで、ロケットのように飛び去っていった。
そして、取り残されてその背中を見送ることとなったオルガマリーは……
「…ああ〜〜〜〜〜もう!!!なんなのよ〜!!!?」
一人その不満を宙に向けてぶつけた。
_______________
さて、かつての世界でのバグ技を思い出して再現するため、ゲージを溜めて簡易版ケツワープを思いついて試してみたが、ぶっつけでやってみたらそれなりに飛距離も伸びたし満足だ。
やるなぁ、流石は◯リオさんボディ。
半フレームで前後に連続動作なんてし続けたら普通は膝どころか足なんて全部バッキバキになってしまうところだが、問題なく動けた。
過去は生身だった筈なのに、生前にもこれに追いすがるとは、英霊…サーヴァントってのは本当に凄い奴らなんだろうなぁ。
◯リオさんのボディや能力に頼りっぱなしで成り立たせているしがない配管工としてはこれから先、もっと気を引き締めなければ!
というか、マスターとのシュミレート訓練が終わって別れてから、数分後にケツワープを思い出して駆け出し始めたのだが、いつの間にやら後ろから凄く所長が追いかけてきていたような気もする。
夢中でバウンドしてたから思考に入ってこなかったなぁ。
そもそも何故追いかけられてたの、俺?なんかやらかしたっけ?
まあ、お説教は受けたく無いので逃げて来て正解だったと思うことにしようか。
冬木から戻ってきてから早1週間。無口な◯リオさんボディと、頑固な職人の魂も相まって、行動と背中で語って来た。
得体の知れない物を見る目には慣れたものだ。
いや、それでも言葉が通じない、通じているのか分からない相手ってのは、恐ろしく感じるものだよね。
瓦礫の撤去や大きな機材の組み立ての為に怪力ゆえのマンパワーを活かしたり、電力や意識不明、重体患者の処置。
人員の足らない中、それを補うように復旧作業を手伝ったり、限りある物資の為に、吹雪く施設の外で、自ら深く深く雪に埋もれながら、氷を掘り進め、そこへ我武者羅に土管や壁を配置し続け、新たな倉庫を増設した。
サポートでお馴染みの◯ノピオさんにご協力願い、時々食料庫や水の濾過装置の管理をお願いしている。
まだまだ、中身はスカスカだが、少しずつ増やす予定だ。
バトンタッチではなく、宝具で誰かを限界させておくには俺自身やマスターにいくらか負担がかかる。
燃費は良いほうなのでそこまででもないが、常に体力や魔力が減り続けるのはマズイだろう。
その為、他のサーヴァントが暇できるぐらい十分に増えるまでカルデアのサーヴァント限界補助の電力と魔力の支援を間借りし、時間を決めて、オールスターズに力を貸してもらっている。
因みに、使ったのは作者は横から数度見たことしかないが、ご存知◯リオさんによるマップ作成技術。
キャスター適性があるかは知らないが、陣地作成と◯リオメーカー。似たようなものである。または◯インクラフト?
そんな風にして過ごすうち、遠巻きに不安がられていたこの身も、徐々にスタッフ達に受け入れられ始めたようだ。
俺が爪弾きだろうがそれは別にいいが、俺を見るたびに職員達にストレスを与えてしまうのは心苦しいことこのうえやいため、良かったと思う。
そして、マスターやマシュ、ドクターロマニ、ダ・ヴィンチちゃんといった面子とはよくかおを合わせる。
よく話を聞かれたりするが、こちらから返せるのはコミカルな効果音と掛け声だけ。
マスターとはアイコンタクトでどうにかなるが、他とはコミュニケーションが取れているのか怪しいのはご愛嬌だ。
なんだろう。話せない訳じゃないのだが、キャラ的な制限なのだろうか。口を開こうと思えない。
実はシャイな職人達のテレが原因なのか、◯リオさんボディ故にソフトウェア的な問題なのかは知らんが、とりあえずは現状マスターが通訳してくれるので問題無い。
マスターもカルデアに来たばかりで文化の違いに戸惑うことも多いようなので割と似た者同士な気がする。
そして落ち着いて来てからは、次の特異点(あと7つぐらいあるらしい)に向けて戦力を増やす為に、綺麗な◯ヤットボールを集める為に頑張ることと相成った。
冬木に再度レイシフトを行ない、マスターとマシュちゃんの戦闘訓練も兼ねて骨を相手に戦ったりした。
その間俺は瓦礫の撤去などを進めながら、恐らく前回ハイドロポンプで吹き飛ばした敵が落としたものと思われる素材やらアイテムやら石を集めていた。
道中、本体ではない哀しき大英雄の怨念の残滓。終わった聖杯戦争の忘れ物と出会い…そして何故か卵を抱えた◯ッシーが背後から登場。
安心したような様子で消え去った巨体の紳士に感動したり、帰ってからマスターの召喚で何名かのサーヴァントと新たに契約したり、麻婆やら宝石やら、緑の亀の甲羅やポイントキノコなど微妙な礼装が溢れたりしながら、過ごして来た。
種火?俺が倒すとキノコが出てきたゾ。
宝物庫?俺が倒すとコインが増えたゼ。
さて、軽く思い出して見たけれど、所長に追いかけられる理由が思い付かない。
そもそも避けられていたので所長と関わりがない。
精々がマスター達と一緒に貰ったドライフルーツのお返しに、◯リオさん&◯ービィクッキングで作った回復系の料理を返したり、レイシフトから帰ってくる少し前。
レフなんちゃらノールを吹っ飛ばしてる間に練金釜で調理した◯ケモン由来の不思議なアメ。
後でレベル上げに食べようととっておいたのだが、なんか子供のやうに泣き喚いていたので泣き止ませる為に口に突っ込んだりしたぐらいか?
うーむ。特に引っかかるところはないかなぁ。
それ以外は特に何もない。
アレか?移動にバウンドしてるからその苦情とか…
器物破損にならないように気をつけてるはずなんだけどなぁ。
だいたいにしてエフェクトが凄いだけでフィールドに影響を与えるような無駄な力の使い方はしてないぞ?
うん。考えても分からん。
とりま、ねぎまとタン塩と生で!……じゃねーや。
とりあえず、思い付くまでは放っておこう。理由も知らない説教はごめんだしな!
あ、また所長だ。息整ったから追いかけてきたのかな?
んじゃ、あばよ〜とっつぁん。ニィーゲルんだよ〜い!
「ホッホ〜!!」
「まてっつってんでしょう!?なんで逃げるのよ!?話を聞いt」
お説教を聞きたくないからです。
再臨とかも考えたらおもろいかな…でも…うーむ。
まあ、ちょいネタで誤魔化すか。
緑の恐竜は走る。
黒き巨人の守る森の入り口を。
たとえ何人たりとも近寄らせまいと荒れ狂う猛攻に対し、緑の恐竜は走り、飛び跳ね、転がり続ける。
狂戦士が体勢を変える一瞬の隙をつき、硬い卵の殻を盾にして転がるように特攻を仕掛け、それでも止められない程の威力を持つ岩の剣に吹き飛ばされる。
しかし、かなりの衝撃をくらいながらもあえて吹き飛ばされることで上空に飛び跳ね、狂戦士の真上を通過する。
急いで追いすがる狂戦士だが、ブースターを掛けて丸まって加速する恐竜の方が遥かに速かった。
そして、緑の恐竜が辛くもたどり着いた場所には、崩れた屋敷の跡と、まるでそこだけはなんとしても…というように炎からかばわれたかのように人型に残った花畑。
その中央に横たわる雪のような少女。
既に事切れた遺体は、眠っているかのやうに安らかであった。
緑の恐竜はスッと、添えるように小さく千切った赤き実をその少女の口へと運び、残りを供えるように花の隙間へと置いた。
そうこうするうちに怒りくるった戦士が追いついてくるが、その岩のような剣が振るわれることはなかった。
戦士が守っていたその場所を、今度はその緑の恐竜が背に庇うように二本の足で立っていた。
理性なき、既に守るべきものを無くした狂った戦士は、剣を降ろし、問いかけるように恐竜を見る。
彼の言葉はもう紡がれることはない。
けれど、子供を守る、優しき竜は、確かに答えるやうに、優しい鳴き声をあげた。