とある科学の能力強化《AIMブースター》   作:夜鳴

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創約!
超電磁砲T!

いっぱいうれしいことがありますわ()
(全然かけなかったのつらい)


6話;発想

「それでなんですか、話って」

 

 歩きながら話すわ、と美玲さんは歩き出す。

 それを駆け足でついていき、隣の位置まで移動したら唐突に質問された。

 

「あなたって自分の能力についてどこまで把握してる?」

 

 え、なんで。

 把握してなきゃ能力使えないでしょ、と思いながらもとりあえず返答する。

 

「他人の能力、またはAIM拡散力場に触れることを条件に能力の出力を上げ下げする能力ですよね? そのくらいは把握してますけど」

 

 うんうん、とうなずきながら美玲さんは続けて問いかけてくる。

 

「なら、あなたの能力は成長すればどのようになると思う? ……仮に超能力(レベル5)になったらどうなるかしら、ね」

 

 なんじゃその質問は。

 ぼくの能力が仮に、だ。順当に成長したところで能力追跡(AIMストーカー)みたいな能力になるわけがない。

 なんでもあれ、太陽系の外まで射程あるみたいだし。それを検索、捕捉するとかぼくの能力でできそうにない。そんな頭のおかしいことできるはずがない。

 

 ……もし、この能力が超能力(レベル5)になったら、一時的に対象者を超能力クラスの出力まで引き上げることが可能なのだろうか。

 そのレベルまでいくと想像もつかない。

 

「……想像できませんね。所詮は補助的な能力ですから、能力の出力を限界まで引き出すのがせいぜいなんじゃないんでしょうかね」

 

 この答えに不満だったのか。

 美玲さんは顔を少し歪ませていた。けれど、その表情から何故か感情が読み取れない。怒りでも、落胆でもない気がする。

 

「なるほどね。……もうすぐあなたに対して大規模な実験が行われるわ。それまでに考えておいて。あなたの能力の完成形を」

「なぜ、それをぼくに? この施設の研究員なら予測を立てられそうですし、なんなら樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)でぼくの成長形を予知することくらいできそうですし」

 

 ここまで話していて気づいた。

 これは能力の方向性を決めるために必要なことなんだろう。

 そしておそらく研究所はぼくの能力を好きなかたちに調整するつもりなんだろう。

 そのために今の話が必要になっているんじゃないだろうか。

 

「確かに研究員の間での予測は出てたわ。でもね、私はその予測を裏切って欲しいの。私の予測はみんなと違うから」

 

 その言葉を言いながら狂気の中の笑顔とでも呼べる表情をしている。

 なにを言っているんだろうか。

 可能性があるって、まるで増幅以外の使い道があるみたいじゃないか。まるで僕が前に予想したような。

 

「どういうことなんですか?」

「……。ごめんなさい、今の言葉は忘れて頂戴」

 

 そう言って早足で去っていく。

 いや待ってよ。

 謎が多すぎるよ今回の話。

 美玲さんを追おうとしたけどここはもうぼくの部屋の前だった。

 長々と話していて気づかなかった。

 

 しょうがない、今日は諦めよう。

 

 

 ***

 

 部屋に入ってから三十分ほど自身の能力の増幅について試していた。

 どうしてもうまくいかない。

 イメージさえうまくできればできると踏んだけど、そんなに現実は甘くないみたいだ。

 そこで打ち切ると優花が退屈そうにしていた。

 

「どうした、退屈そうにして」

「どうしたもこうしたもないよ。会話できる相手がきみしかいないんだもん、実際に退屈だよ。さっきまできみは考え事してたし」

 

 まあたしかに。

 どうにかして体が元に戻ればいいけど、僕の今の能力じゃ不可能だし、どうすればいいのかわからない。

 

「そう言われてもだなー、どうしようもなくない?」

「……確かにそうだね。どうすればいいのかなぁ。もうみんなと話せないのかな……」

 

 ……研究資料を盗んだらわかるかもしれない。

 ぼくはそれについてどうするかを考えはじめた。




一応続きは考えてて書いてもいます(いつ出せるのかは自身に対して信用がないのでわからないです、すみません)
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