元全世界の敵のなんだかんだ奮闘記   作:天然黒酢

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どうしても2日に1話がギリギリなんですけど、毎日投稿してる人とかどんな執筆速度してるんでしょう。
尊敬します。


嘘も方便

 

 CCTタワーの騒動から一夜明け、ラグナはルビー、ピュラと共に学長室へと向かっていた。2人は学長室を訪れた経験が無いようで緊張が滲み出ている。行き慣れているラグナの方が異常ではあるとも言えるが。

 学長室へと向かうエレベーターに乗り込み、ラグナが迷う事なく最上階のボタンを押す。慣れた手付きを見て、ルビーが呟いた。

 

「ラグナは緊張しないの?」

「まあ、オズピンに用事がある時とかは遠慮なく行ってるしな。あの人の入れるココアは絶品だぞ?」

「そ、そうなんだ」

 

 予想以上に行き慣れている様子のラグナに、2人はたじろぐ。チーンという甲高い音が最上階に到着した事を告げる。

 

「どうぞ」

 

 入室を許可する声と共にエレベーターのドアが開いた。学長室にはオズピンの他に、グリンダとアイアンウッドの姿もある。

 

「「「失礼します(するぜ)」」」

 

 図らずも声を揃えて足を踏み入れると、オズピンが微笑みながら口を開いた。

 

「よく来たね、3人とも。気分はどうだ?

良く休めたかな?」

「大丈夫です。……多分…

悪党探しで3回失敗しちゃいましたけど…あ、入学前入れたら4回目か…あはは…」

 

 乾いた笑いを浮かべながら、自虐するルビー。入学後の3回は埠頭での事件と今回、そして、ラグナはタクソン書店の調査でいなかったがアトラス製のロボットと戦ったという日の事だ。そのルビーに真っ先に声をかけたのは、アイアンウッドだった。

 

「ルビー、私からちゃんと伝えよう。昨夜、君達がとった行動は(まさ)しくハンターとして相応しい。異変を察知して、対処した。全力を注いでな。各々が連携し、自身の役割を全うした。素晴らしいチームワークだ。君達がいなければ、犯人の姿を確認する事も、負傷者を救う事も、我々が事態を把握する事も叶わなかっただろう。礼を言う」

「光栄です…将軍…」

 

 ルビーの肩に手を置き、慰めるように言葉をかける姿が、ラグナには師匠の姿と重なって見えた。

 

(ああ、昨日は気付かなかったが、声が似てるのか…)

 

 ふとそんな事を思いながら、アイアンウッドを見つめる。視線に気付いたのか、アイアンウッドはラグナに対しても、手を差し出した。

 

「あの後、兵士達の搬送先の病院へも立ち寄ったが、全員、命に別状はないと言う事だ。君の迅速で正しい救命措置が功を奏した。ありがとう」

「どうも」

 

 ラグナも手を差し出すとガシッと力強く握られ、感謝を表した。彼の実直さを()の当たりにしたラグナは、「悪い人では無いんだな」と彼の人柄を垣間見た気がした。アイアンウッドは続けてピュラに対しても、握手を求め、3人を労う。

 続いて、オズピンが口を開いた。

 

「昨夜の状況については、アイアンウッド将軍から報告を受けているが、改めて状況を最初から説明してくれるかな?」

「あ、はい、わかりました」

 

 実際に犯人と接触したルビーが、順を追って説明を始めた。バルコニーから屋根を駆ける人物を発見した事、CCTタワーへ向かい、警備兵が倒れているのを発見し救護している最中、タワーのシステムが起動し、奇妙な画面が映し出されたため、犯人の行動を阻止しようと最上階へ向かい戦闘になった事。合間合間で、ラグナとピュラの動きも補足しながら、詳細に語った。

 

「女に仲間は?

もしくは女に見覚えは?」

「えーと…すみません…わかりません…仮面を着けていたし、一言も喋らなかったから…

ガラスを操ってましたけど、あの人のセンブランスじゃない。攻撃の時、服が燃えるように光ってました」

「ガラスを操る以外は、ルビーと初めて会った夜に戦った女の特徴と似てる」

「ダストを衣服に仕込むのは昔ながらの手法だ。特定は難しい」

「あの人、トーチウィックだとか、『ホワイト・ファング』と繋がってるんですか?」

「可能性はある。しかし、彼らとの繋がりを確信するだけの証拠はない」

 

 ルビーの問いに、オズピンは断言を避けた。側に控えるアイアンウッドは、彼らとの繋がりを確信しているようで、オズピンを睨む。

 立て続けに起こっている、トーチウィックとホワイト・ファングの事件の発生状況とタワーにいた警備兵を素早く制圧する女の技量から無関係である可能性は限りなく低いだろうとラグナも見ている。しかし、オズピンが1番に懸念している、「セイラム」という敵との関連まではハッキリしていない。そのため、オズピンも断言を避けたのだった。

 

「そういえば…」

 

 そんな中、ルビーがわざとらしく思い出したと言わんばかりに声を挙げた。

 

「私、あの女の人が隠れ家がどうのって言っていたのを思い出しました。場所は南東部です。王国からすぐ近くの」

 

 先程の「一言も喋らなかった」という発言から一転して、情報を告げるルビー。ピュラが不思議そうにルビーを見つめるが、ラグナはルビーの意図を察して、やれやれと心の中でため息を吐いた。

 

「ほう…それは興味深い…」

「女とは一言も喋らなかったとーー」

「情報ありがとう、ルビー。ピュラと共にチームのみんなの所に戻りなさい。この後、すぐに今日からの実地研修についてオリエンテーションがある。1年生にとって大切な経験となる初めての研修だ、備えると良い」

 

 ルビーの発言の矛盾を指摘しようとしたグリンダの言葉を遮るように、オズピンがルビー、ピュラの退室を促す。もう1人の生徒について疑問を抱いたピュラがオズピンに問いかける。

 

「えと?ラグナは?」

「ラグナには今回の実地研修について話があるから少し残って欲しい」

「了解だ、じゃあ2人とも、また後でな」

「うん、ピュラ、行こ?」

「え、ええ…」

 

 自身の言葉の矛盾に対する後めたさからか、そそくさと立ち去ろうとするルビーに背中を押されながら、ピュラは共にエレベーターへと向かわされる。

 

「ルビー、ピュラ、この事はくれぐれも内密に頼みたい」

 

 オズピンの念押しに2人はコクリと頷き、エレベーターに乗り込み、学長室を出た。

 ラグナが2人を見送り、振り返るとスクロールで何処かに連絡を取るグリンダとアイアンウッドの姿があった。おそらく、南東部の情報の信憑性を確かめているのだろうとラグナは予測する。

 

「では、ラグナ。研修について説明するからこっちへ」

 

 それに乗じるように、オズピンがラグナの横に歩み寄り、連絡を取る2人から離れるよう誘導した。そしてオズピンは、十分な距離が離れてから内容を悟られないように2人に背を向けてから、口を開いた。

 

「どう思う?」

 

 その一言が幾重にも重ねられた問いだと察したラグナは、2人の連絡が終わるまでに全て質問に応えようと口早に伝える。

 

「女が喋ったのは嘘だろうから、トーチウィック達の隠れ家の情報だろうな。トーチウィック達とは十中八九、関係してるだろうし、おそらく、前にロボットに乗ったトーチウィックと戦った時に得た情報だろう。ピュラはおそらく話さないだろうが、ルビーはメンバーと一緒に南東部の研修を選ぼうとすると思う」

「同感だ」

 

 オズピンは満足そうに頷き、話を続ける。

 

「では、チーム〈R(レッド)〉の今回の合流先は決まったな」

「ま、そうなるわな。というか、俺があんたらのやってる事や、秋の女神の事知ってるってあの人達に言ってねえのか?」

「ジェームズはともかく、グリンダの厳格さは知っているだろう?

ジェームズも厳格さはグリンダに並ぶ程なんだ。生徒が協力者なんて知れたら、君の力を良く知らない彼等からどんな事を言われるか分からないからね。本当に君達の連携が必要になった時に告げようと思っている」

「なるほどな」

「話を戻すが、南東部はグリムの数が多く、一年生では研修先に選べない事になっているんだが、この後の研修先選択の時に、チーム〈RWBY〉に君と共に行くなら許可すると伝えに行く。そして、私が依頼する南東部の偵察任務を受けてもらうから、その後はチーム〈RWBY〉と一緒に行動してくれ。こちらも優秀なハンターを引率に付ける」

「わかった」

 

 そこまで会話をした所で、先にグリンダの電話が終わったのか、スクロールから耳を離したのが見えた。

 

「じゃあ、今回の研修、君も頑張りなさい」

 

 グリンダにも聞こえるように言ったオズピンが贈る白々しいエールに、ニヤけそうになりながら、ラグナも背中越しに手を挙げて応え、先程ルビー達を下まで運んだエレベーターを呼び戻すため、ボタンを押す。

 エレベーターが到着する事にはアイアンウッドの方も電話が終わっており、2人の険しい表情から裏付けが取れた事を察する事が出来た。下へと移動を始めたエレベーターの中で、ラグナは昨夜から秘めている怒りを元に、気合いを入れるのだった。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「現在我々は結束し、協調している」

 

 学長室での情報共有から、少し時間を空けてアカデミーの1年生が集合した大講堂の壇上では、オズピンが生徒達に言葉を送っている。

 

「ミストラル、アトラス、ヴァキュオ、ヴェイルはレムナントを構成する4王国だ。およそ80年前の今日この日、人類史上最大の戦争が終結した。無知と欲望と弾圧の成した戦争だった。戦争では何処に国境を置くか、どの国と貿易をするかという国家の枠は超越され、個人の存在自体が強く問われる事となった。

我々は無数の大義を掲げた。あらゆる芸術と自己表現による、破壊に対する抵抗もそうだ。当然だが、この上ない拒絶を表す破壊行為は断じて許せるものではない。やがて独裁に反感を持った人々は、芸術の『核』となる要素を子供達の名前に加えた。『色』だ。自分達だけでなく、次の世代にもそのような圧政には屈して欲しくないという『願い』であり、強い意思表示だった。その伝統は今日(こんにち)まで引き継がれている。我々は個性、そして表現、多様性における結束を心から尊重する。

先程も述べたが、現在我々は結束し、協調している。しかし、結束には努力が付き物だ。だからこそ、今この世界が平和を享受する中で、我々ハンターはその維持に尽力しなければならない。

1年生の諸君、これより君達は任務を通し、プロのハンターを手本に鍛錬する。数日間王国を離れる者もいるだろう。週末一杯までこの中で働く者も。如何なる道を選ぼうと、安全を確保する事。訓練を忘れず、最善を尽くすと心に誓って欲しい」

 

 オズピンの言葉が終わると、パチパチと拍手が大講堂に響いた。オズピンが話していた「色」に関する話だが、ラグナの名前にも「ブラッド」という、色を連想させる言葉が入っている。そのため、この世界でもラグナの名前は違和感を持たれる事なく過ごすことが出来ていたのだ。

 どこかこの世界に来た事に、運命めいた縁を感じながら、南東部の任務が表示されているスクリーンへ行くと案の定、チーム〈RWBY〉とオズピンの姿があった。丁度、任務を受けようとして1年生が受注出来ない事を知った所のようだ。

 

「あら、嬉しい配慮だこと」

「他に案は?」

「自分達を郵送しちゃうの!」

「その方法もあるな」

 

 素っ頓狂な事をぬかすルビーに対し、オズピンが皮肉たっぷりに賛同する。〈RWBY〉のチームメンバーは全員、「あ…」とバツの悪い表情を浮かべた。

 

「残念だが、その一帯の任務はグリムが多すぎて、1年生では対処出来ないと判断した。どうも君達のチーム内でも特定の地域が人気を集めているようだ。というより、私はある疑念を抱いている。君達はどんな任務に着こうが『南東部』を目指すつもりでは?」

 

 オズピンの言葉に、ルビー以外の面々がルビーを睨みつけるが、ルビーは頭を掻いて(とぼ)ける。

 

「なんでそう思うんですか?」

「この前、君達があの埠頭にいた事が、今でもどうも引っ掛かっていてねぇ。また、南東部に敵のアジトがあるという情報を『どうやって』入手したのか。少し前にも、ロボットと薔薇の花弁に関する目撃情報も入った。その点も当然ながら気になる」

「あー…その…それは……」

「おそらく、私の求める答えは出てこないだろう。そこで、提案がある」

『????』

 

 オズピンの言わんとする事に〈RWBY〉の全員が頭の上に?を浮かべている。話が本題に入りそうだと判断したラグナは、ルビー達に近付いた。

 

「ったく…

あんなバレバレの嘘が良く(まか)り通ると思ったよな。相手がこの人じゃなかったら、虚偽申告っつう大問題だぞ?」

「ラグナ!?いつからそこに!?」

「ずっとだよ。とりあえず、オズピンからの提案を聞け」

 

 ラグナがそう言うと、全員が再びオズピンを見つめ、オズピンの言葉を待った。

 

「1年生1チームでは対処出来ないが、2チームで協力して対処するならその限りではない。彼のチーム〈R〉と合同でなら、この新しい任務の受注を許そう」

 

 オズピンがタブレットタイプのスクロールを操作すると、「南東部の偵察任務」という新たな項目がスクリーンに表示された。ルビー達は、オズピンの真意を読み取り、笑顔を見合わせる。

 

「ご期待には応えます。感謝します、オズピン先生」

「感謝など要らない。チームワークと粘り強さの賜物だ。しかしそんな事は、王国の保護下にない敵にとっては、勿論預かり知らぬ事だ。常にハンターの側を離れず、彼の指示に従う事。任務を遂行出来るか、ここに送り返されるかはハンターの一存に懸かっている。能力不足と判断されればそれまでだ」

 

 オズピンの冷静で的確な言葉にルビー達の表情が暗くなっていく。オズピンは最後に一言、「頑張れ」と激励を送って、去っていく。オズピンとラグナの目が合い、オズピンの瞳が言外に「後は頼んだよ」と告げていた。

 ラグナはなんだかんだ心配性な恩人に笑い返し、トボトボと歩調まで弱気になってしまったチームの後を追った。

 

 任務を受注した1年生は任務の内容によって、様々な地域へ向かう。その出発は任務により異なるが、出来るだけ早く偵察を行う必要がある今回の〈RWBY〉、〈R〉合同グループ初の任務は、すぐに出発しなければならない為、ルビー達は飛行場へと足を運んだ。

 

「あんな話聞いたら気分が上がんない」

「でも事実よ」

「キツイだろうけど私達なら出来る。ね、ラグナ!」

「どうだろうな。俺もハンターとしての任務は初めてだから、勝手が分からん」

 

 ラグナはチームを励まそうとするルビーに同意を求められるが、わざと同調を崩す。可能な限り自分達で奮起し、行動出来なければ、彼女達の成長を妨げてしまうと思っての事だった。頼みの綱が千切れ、「そんな〜」と悲鳴をあげるルビーに対し、一抹の申し訳無さを感じるが、心を鬼にしたラグナ。そんな中、一機の飛行船から降りてきた人物達の姿に、飛行場が騒めく。

 

「チーム〈CFVY(カフィー)〉だ!」

 

 〈CFVY〉は先日のダンスパーティーの元々の幹事だったチームだ。任務が長引いてしまい、今やっとアカデミーへ帰還した所らしい。

 

「ヴェルヴェット、大丈夫?」

 

 ブレイクが同じファウナスの友人であるヴェルヴェットに声をかける。ヴェルヴェットや他のメンバーからも疲労が見てとれ、任務の過酷さを物語っていた。

 

「大丈夫、ヤツハシが助けてくれたから」

「任務は1週間前に済んだと聞きましたけれど、どうしましたの?」

「あー、どうもしないけど…うん。任務自体は終わったんだけど、その後処理をしてる時に、グリムの大群が来ちゃって、その討伐もしてたから…

心配しないで、1年生はハンターの下に付くだけだから安心よ。

ダンスパーティーの幹事の件、ありがとうね」

「いやいや、そっか、そっちも大変だったんだね。ゆっくり休んで」

「そうさせてもらうわ。貴女達も気を付けて」

 

 〈RWBY〉との会話が終わるとヴェルヴェットは後ろに佇むラグナの姿を見つけたようで、寄って来ると言った。

 

「貴方、ラグナさん、だよね?

以前、私がひどいことをされていた時に助けてくれてありがとう。ずっとお礼が言いたかったの」

「礼を言われるような事はしてねえよ。俺があいつらを気に入らなかっただけの話だ」

「それじゃあ私の気が済まなかったから、今日会えて良かった」

「そうかよ」

「あ、ラグナ、照れてるでしょ?」

「うるせぇ」

 

 ヴェルヴェットは揶揄うヤンの言葉で、ぶっきらぼうなラグナの態度が照れ隠しであると気付き、クスクスと笑った。もう一度頭を下げて去っていくヴェルヴェットを見送ると、ルビーが力強く言い放った。

 

「私達なら出来る。私達は決して諦めないし、止めるつもりもない。それに、私達は1人じゃない。ワイスがいて、ブレイクがいて、お姉ちゃんがいて、今回はラグナもいる。それに本物のハンターと一緒なんだもん。絶対大丈夫だよ」

「そうですわね」

「うん」

「イェーイ」

 

 ルビーの言葉が、チームの暗い雰囲気を明るく照らす。ラグナは以前彼女を諭した身として、彼女のリーダーとしての成長を実感し、口角を上げた。

 

「で、そのハンターさんはどこにいるのかね?

オズピンは優秀な人を付けてくれるって言っていたが…」

 

 全員がハンターの姿を探して、目を右往左往させると、奥の方に見える1つの人影がこちらへ大手を振っているのが見えた。その人影はギュンっという音が聞こえそうな程の速さで、ラグナ達の目の前まで駆けてきた。

 

「やあ!少年少女諸君!さあ、命懸けで戦おう!」

 

 その声と姿は、まだ1年生の彼らにとっても馴染み深いものであったが、予想外の人選に全員が目と口を丸くした。その人物とはーー

 

「ウーブレック…教授…?」

 

 ビーコン・アカデミーの歴史科目担当教員である、バーソロミュー・ウーブレックその人だった。

 




皆さんはおそらくラグナの名前の由来である、ラグナロクから意味的にどんな色を想像しますか?

RWBY世界は同じ国でも、「ルビー・ローズ」もいれば「ライ・レン」もいるので、表記上はファーストネームを前後どちらに持ってきても良いみたいですね。

では恒例の謝辞を
今回もお読みいただきありがとうございました。
また次回。

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