キョウスケ・ナンブが立花響という女児の体になってから、あれから3年という月日が流れた。そして立花響は本来入る高校とは全く別の普通科の高校に入学する。
キョウスケ(やはり、慣れないものだ。スカートというのは)
未来「響!」
ひびキ「なんだ?、未来」
未来「響、またトランプハウスに行ってたでしょ。」
ひびキ「や、今回はいってない。」
未来「それじゃ、今回はパチスロかな。」
ひびキ「!‼︎!!」
未来「ひーびぃーきー!」
とその瞬間に俺は親友の未来に怒られた。
ひびキ「そういえば、未来、今日は風鳴翼のCDの発売日じゃなかったか」
未来「あぁ!、そうだった。そういえば今日はアルバイトが入ってたんだ。」
ひびキ「なら私が行ってこよう。いつも一人暮らしで世話になってるからな。」
未来「ありがとう!、響お願いして大丈夫?」
ひびキ「ああ、任せろ。」
と俺は未来の予約したという店に向かい、店の中に入ると店内には誰もおらず、誰1人もおらず、灰が店中に散らばっていた。
ひびキ「なんだ。これは、まさか」
と店に出てまわりを見渡すとそこには
ひびキ「ノイズ!」(なんて事だ。まさか、3年前、この体がああなった原因と再びエンカウントするとはな、あれは!)と俺は1人の女の子が泣いてノイズから逃げていた。
ひびキ(見つけてしまった以上、見過ごすわけにはいくまい。)
俺はその女の子のもとへ駆け出す。
ひびキ「少し、揺れるぞ、我慢してくれ!」
そして女の子を抱える。と女の子を抱えたまま俺はとにかく遠くへと走る。
ひびキ(まだ増えるのか、増えるのはスロットのチャンスタイムだけにしてほしいものだ。)そしての走り続けるなか、とうとう追い詰められてしまった。
ひびキ(どうする、この状況、分が悪過ぎるな、ふっ、だがあいにく、分の悪い賭けは嫌いではないのでな。)と俺はふと笑みがこぼれる。そして俺はいつのまにか歌い出していた。
ひびキ「Balwisyall Nescell Alt Eisen tron」
そしてひびキの歌の後にひびキにアーマーが装着されていく。
ひびキ「歌だと!、なんだこれは体から力があふれて、体にアーマーが装着されていく。それにこれは、ふっ、どうやら俺達はどの世界でも巡り会う運命らしいな。アルト!」そう、ひびキの体を包んでいたのは本来の世界線において立花響が纏った北欧の神の必中の槍ではなく、彼女が前世、キョウスケ・ナンブであった頃、軍を退役するまで彼とともに前線に立ち続けた彼の愛機、アルトアイゼンの武装だったのだ。
ひびキ「ー♪〜〜♫」とひびキは自然と頭に浮かんできた歌を歌いそしてアルトアイゼンの軌道を使い、加速し、一気にノイズ達を倒していく。
そして
ひびキ「これで、ラストだ!。クレイモア!」と肩のコンテナを開け、一斉に特殊ベアリング型炸裂型思考性地雷クレイモアを発射する。とひびキのクレイモアが炸裂して最後のノイズの集団が消滅する。戦いが終わると自然とアーマーが解除されてしまった。
ひびキ「・・・一体、今のはなんだったんだ。」
そしてこちらに向かってくるバイクのエンジン音が聞こえた。