WORST〜もう一人の男の伝説〜   作:熊々

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はじめまして!!
私が好きな漫画を小説にしてみました。

作者はメンタル弱いので、優しくしてやってください。
このマンガを知らない方もいるかと思いますが、たのしんで貰えると嬉しいっす。

文章は下手くそなので、そこには目をつぶって貰えると嬉しいっす。

ではどうぞ…



第1話 出会い

下宿生活はどうよ?

 

「聞いてくれよ!。誰が一緒だと思う?聞いて驚くなよ!

 一人は三中の武藤蓮次だぜ!もう一人はあの迫田武文だぞ!」

 

マジか!あの岸中仕切ってた迫田か?お前大丈夫か?

 

「今はな・・・俺はあんなおっかねー連中とやってけねーよ。

 他にもう一人と、あと二人きて合計6人の予定だな」

 

で、お前今は何やってんの?

 

「あんな猛獣の檻の中にいたら生きてる気がしないから、朝5時に家出て散歩してるってわけよ。」

 

電話をしながら目線を前に向けるとスキンヘッドの大きな男が近付いてきて

「よっ!!それが携帯電話か?こうして見るのは初めてだな」

 

「何だオメー。どこから来たんだ?」

「携帯の電波が届かない圏外ってとこからだな!」

 

(何だコイツ・・・関わらない方がいいな)

 

スキンヘッドの男が目を離した隙に男は逃げて行った

 

「あれ?都会の人間は冷たてーな。しゃあない、自分で探すか」

 

 

 

 

ここは血の気の多いどうしようもない奴らが集まる街。

新たな伝説がこれから生まれようとしている。

 

 

 

スキンヘッドの男が宿を探し続けて疲れ果ててると、ヤク○のような男が声をかけて来た。

「ボウズ。お前が月島花か?」

「ハイ!そうです!」

「やっぱりな。俺がお前の下宿先の大家の梅星政司だよろしくな。こっちだ。付いて来い。」

 

そう言うと下宿先まで連れて来てくれた

 

「政やん!新しい入居者の人?」

「拓海か?おせーじゃねーか。どこ行ってたんだ?ちょうどいいから紹介するぞ。

 

「今日から5号室に入る月島花だ」

「ヨロシク!」花は笑顔で元気に挨拶をする

「こっちは2号室の藤代拓海だ」

「よろしくな」

 

 

「おーいお前ら全員出て来い!!5号室の月島花が来たぞ!!」

 

すると男達が降りてきて挨拶を交わした

 

1号室 武藤蓮次

2号室 藤代拓海

3号室 富永寅之助

5号室 月島花

6号室 迫田武文

 

「マサやん、4号室は誰もいないの?」

拓海が空き部屋になっている部屋について聞いた。

 

「もうすぐ着くってさっき電話があったからもうすぐ来るだろう。」

 

そんな話をしていると一人の男が梅星家に近づいてきた。

身長は185cmくらいの大柄で髪を後ろで縛っており、大きな荷物を持っている

 

「4号室の神谷か?」

「そうです。よろしくお願いします」

 

神谷はそう言うとマサやんと握手をして、皆の方に体を向き直して挨拶をした。

 

「今日から世話になる4号室の神谷清玄だ。よろしくな」

 

 

一通り挨拶が終わると、下宿先の中に入り食事となった。

その時にはマサやんの妹と言うか弟の靖司も出てきて賑やかな夕食となった。

 

その後夜中に公園に全員迫田に呼び出された

 

寅之助は花と清玄を連れて公園まで来た。

 

「連れてきたよ」

「ん?2号室の藤代はどうした?」

「居なかったよ。」

「まぁいい。俺達は今日から家族、兄弟になるんだよな。それは悪くねー、3年間同じ家に住むんだ本当の兄弟となんら変わらねーだろ。

 だがな、兄弟には『長兄』ってのがいんだろ?俺は兄弟がいねーからわからねーけど長兄ってのは一番強えー奴なんじゃねーか?」

 

迫田が吸っていたタバコを踏み潰す

 

「迫田てめー調子に乗ってんじゃねーぞ?」

「聞こえねーな蓮次!」

 

「とにかく一つ決まってるのは寅之助君が一番下ってことだ」

迫田が寅之助の肩に腕をかけた

 

「なー寅そうだよな?」

 

寅之助は何も言えずに俯いている

 

「コイツの行っていた中学にダチがいるんだけどよ、寅は3年間パシリだったそうだ。」

「さて、俺の相手をしてくれるのは蓮次か?そこのハゲか?それとも女みたい顔の兄ちゃんか?」

 

 

寅は俯き何か呟いている。

「変わるんだ、、、俺はここで変わるんだ!!」

 

そう言うと寅はカッターナイフを取り出し刃を出した。

それを見ていた花が寅を抑えた

 

「そんなもの無くたってお前は変われるさ!!」

 

寅はカッターナイフを地面に落とした。

それを見ていた清玄は迫田に話しかけた。

 

「おい。誰が一番下だって?周りが見えないようじゃ長兄になるのは難しそうだな。

 なぁ花、俺が先にやっていいか?」

 

「おう!!よろしく頼むな!!」

 

「清玄てめー女みてーな顔して喧嘩したことあんのか?

 ハッタリじゃ済まさねー・・・」

 

ゴッ

 

鈍器で殴られたような音がした。

清玄の右ストレートが迫田の顎に突き刺さる。

吹っ飛んだ迫田は、目を覚ますことなく伸びている・・・

 

「嘘だろ、、迫田が一撃でやられるなんて見た事ねー…

寅、あいつ誰だか知ってるか?」

 

「俺も今日初めて会ったから知らないよ…」

 

「そうか…こいつと居れば飽きる事は無さそうだな」

 

どうやら蓮次は清玄に興味を持ったようだ。

一部始終を公園の影から見ている男がいた。

 

「あいつが、あの武田好誠さんが俺以上に武装戦線に勧誘している神谷清玄ね…

たしかにあの男はやばいね…将五でも勝てるかどうか…

一応将五の耳には入れておこうかな。」

 

拓海はそう言うと、自分の部屋に帰って行った。

 

 

 

 

一晩明けて

 

 

「すまねー寅!俺は二度とお前を下に見たりしねー!」

 

迫田が寅に土下座をしている。

寅も若干引いている。

 

その後朝飯となり、各自の学校についての話になっている。

 

「ところで皆は何処の学校なの?ちなみに俺は鈴蘭だよ。」

寅が切り出した。

 

「俺もだ。」

蓮次もどうやら同じようだ。

「当たり前だろ鈴蘭だ」

迫田もだ。

 

花はご飯を食べながら親指を立てている。

どうやら鈴蘭のようだ。

 

「拓海っちゃんは?」

「俺は黒焚だよ」

「最近あそこも荒れてるみたいだから油断するなよ拓海」

 

迫田が拓海に注意する。

 

「ところで清玄は何処に行くんだ?」蓮次が聞く

 

「俺か?俺は武装戦線に入るよ。」

 

「何!?」

 

花を除いた全員が声を合わせて驚いている。

 

「何でそんなに驚いているんだ?」

「清玄、武装と鈴蘭はライバル関係にあるんだぜ?同じ家に鈴蘭と武装がいるなんて信じられねーよ」

 

「確かにな。だが俺らが武装や鈴蘭である前に俺らは『梅星一家』だろ?」

そう言って清玄はニヤッと笑った。

 

「俺は難しい事は分からないけど、別にいいんじゃん。」

花がそう言った

 

「それもそうだな。どうせだったら清玄も武装の頭張って、俺らも鈴蘭統一すれば

梅星一家でこのくだらねーけどサイコーな街を統一できるかもな」

 

「そうなるのも先の話だが、舐められねーように頑張ろうぜ」

 

こうして梅星一家が結成され、こいつらがこの街の中心のなるとはまだ、誰も思っていなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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