ベル君に憑依して英雄を目指すのは間違っているだろうか? 作:超高校級の切望
「なるほど……リヴィラの街、医療系ファミリア、【ガネーシャ・ファミリア】………その他共存派と、僕たち【ロキ・ファミリア】を筆頭とした反対派の
文字通りオラリオ全土を巻き込んだ
「そっか、『あたし』と『レフィーヤ』は
「ウィーネを孤児院の方に匿ってな。子供同士仲良くて………
「そっか………ウィーネは、そっちでもいい子なんだね」
『ベル』の言葉にベルははにかむような笑みを浮かべた。ベルにとってもウィーネという少女は大切だったのだろう。
「うーん……それでも世界を敵に回すなんて……」
「まあ、『ベル』を一人には出来ませんから………きっちり見てないとどうせまた無茶したり落ち込んだりしますからね『ベル』は!」
全くもう、とでも言うような口調だがその顔は笑みを浮かべており耳もピクピク動いてて、何処か嬉しそうだ。
「………あの、もしかして『私』は『ベル・クラネル』の事──」
「『私達』は、負けたの? 勝ったの?」
その反応にレフィーヤが震えながら尋ねようとするとアイズが
「さっきも言ったろうがぁ………『ベル』は負けて温情の結果
「……………」
「誰も殺さなかったからな。その上で、ここは冒険者の街……強い奴が崇められる街で、人間と一緒に【ロキ・ファミリア】と戦ってるモンスター……元々
何時かは旅をして、世界を見せてやりたい。それが『ベル』の望みだ。
「………『私』は、どう思うの?」
「……私は、もう彼女を……彼女達をモンスターとして見れないから」
アイズの言葉に『アイズ』がそう返す。そっか、と呟くアイズ。
「個人の戦歴はどんな感じだったんだい?」
「ここにいる奴だけなら『リリ』が『アイシャ』、『アルガナ』、『レナ』、『春姫』で挑んで……『フィン』に重傷負わせたんだったか?」
「ふえ? え!? そっちの『リリ』は前線で戦うんですか!?」
「団長に重傷負わせただぁ!? どういうことだこのチビ!」
『ベル』の言葉にリリが驚きティオネが叫び『リリ』を睨む。
「………
まあ全然意味ありませんでしたがね、と苦笑するリリ。せいぜい持っていたポーション類を破壊した程度か。
「そっちの『リリ』は強いんですね。羨ましいです」
「いえいえ。リリはスキルが無ければLv.1の上位陣には負けてしまいますよ? 戦闘センス、あんまり無いらしいですからね。スキルでなんとか食いつないでいるだけです」
「スキル?」
「
「うわっぷ!?」
『ティオナ』に抱きつかれ「むぎゅう」と呻く『リリ』。名前からして
ロキはありやな、と糸目を薄く開いてその光景を見つめていた。
「は、離れてください! だいたいそれはあのショタジジイの妄言です! 濡れ衣です! そもそもあのスキルは変化してるんです!」
「ほえ? そうなの?」
「はい。ここにいる人達は吹聴するような方達ではないので教えますが………
「───と、このように」
「えー? なんでなんでー? あたし達のこと嫌いになっちゃったの~?」
「だ・か・ら! 抱きつかないでください! Lv.6の『ティオナ』さんの膂力で抱き締められたらLv.2のリリなんて簡単に潰れます!」
とはいえ大幅補正スキルがあるからか、多少もがけるようだ。『ティオナ』が本気で抱き締めていないのもあるのだろうが。
「『ガレス』は
『ベル』はそういうと《ヘスティア・ソード》を取り出し刀身を指で撫でる。それに応えるように淡く光ったような気がした。
「『リュー』、『クロエ』、『ルノア』は『マリィ』と組んで『ラウル』達を倒してくれたそうだが、その後『オッタル』にやられたらしい」
「………面倒くさがりの二人も参加したのですか?」
「面倒くさがりとはなんにゃ!」
「いや、まあ否定は出来ないけどさ……」
「………きっと『ベル』がよくデートしてたからでしょうね? そう思いません? ね? 『ベル』?」
「………………」
『レフィーヤ』がにっこりと微笑みフフフと『ベル』を見る。『ベル』は無言で視線を横にずらす。
「デート?」
「酒場ではいろいろな情報が集まりますから。その報酬としてお……おし、お尻を触らせたりしたそうです」
「にゃんと!? 少年のお尻、触って良いのかにゃ!? まさか、お臍も!?」
「『私』の方は?」
「基本的にはあた──口の軽そうな『クロエ』と『アーニャ』しか頼まなかったが、たまに『ルノア』が面白い情報持ってくると飯をおごってた。向こうの『ミア』に「ここは情報屋じゃないんだ、世間話は余所でやんな!」と店から放り出されてな」
「「「ああ……」」」
目に浮かぶようだ。
「でもそれを抜きにしても『ベル』は『クロエ』さんや『ルノア』さんと仲が良いですけどね」
「………まあ、同族意識って奴だな………」
そう言って己の手を見る『ベル』を見てクロエとルノアも己の手を見る。同族意識、それが何を意味するのか解ったのだろう。
「って、おい待て俺が兎野郎に負けただとぉ!?」
「チッ。
「負け惜しみ」
「「ああん!?」」
「…………『ベート』と『ベル・クラネル』は、あまり仲が良くないのか?」
と、リヴェリアが『ヘスティア』に尋ねると『ヘスティア』はんー、と二人を見て、慈愛に満ちた眼差しを向ける。
「仲は良いよ。とってもね………『ベル』君が素直になって、『ベート』君も張り合いが出来ただけさ」
「張り合い?」
「ちょっと前まで『ベル』君はさ……よく訓練する間柄ではあったんだけど、負けても『助かった……』、『時間をとらせた』ばっかで馬鹿にされても『ああ』、『そうだな』、『気をつける』、『わかった』って、本当に淡泊な反応でさ………けど、今じゃ負けたら悔しそうで………『ベート』君も楽しいのさ」
「………………」
その言葉に『ベート』とベート、『ベル』を見る。
ああ、なるほど、と微笑みを浮かべる。
「そちら
「そうだね。そっち
子供達の戯れを見守る母のような慈愛の眼差しを目の前の光景に向ける。一人のエルフと一柱の女神は静かに微笑む。
「しかし、『ベル・クラネル』………性格はまるで違うのに、人を変えるな、あの少年は」
「そりゃ、どっちも自分より誰かを大切に思える優しい子だからね」
「『レフィーヤ』もそんな『彼』に惹かれたわけか………恋は男を弱くする、などという話を聞いたことがあるが、ならば女は強くなると言うことか?」
「むう……その辺は、僕としても認めたくないけどねぇ………けど、恋は男を弱くしたりしないよ」
「そうなのか?」
「面白くない話だけど………『ベル』君は彼女の前の方が、強いもん。『ベート』君と組む時と違ってそういうスキルがある訳じゃないのにさ」
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アルテミス様とフィルビスをどうしよう
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アルテミス様だけ救おう
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フィルヴィスだけ救おう
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どちらも救おう
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どちらも救ってフラグを立てよう