ベル君に憑依して英雄を目指すのは間違っているだろうか? 作:超高校級の切望
【ヘスティア・ファミリア】
ディックス・ペルディクス
【ヘファイストス・ファミリア】
ヴェルフ・クロッゾ
椿・コルブランド
【ロキ・ファミリア】
レフィーヤ・ウィリディス
【ディオニュソス・ファミリア】
フィルヴィス・シャリア
【無所属】
異端児数名
【反対派】
【ロキ・ファミリア】
ガレス・ランドロック
リヴェリア・リヨス・アールヴ
その他エルフ
【フレイヤ・ファミリア】
オッタル
【ロキ・ファミリア】の幹部は絶対に単身で相手をするな。
それがベルが
それをリド達はようやく実感した。
単身で挑むな? 冗談ではない、アステリオスが居ない今
「ふう、全く冷たいのぉ……ちと堪えるわ…」
「………嘘だろ」
ヴェルフが有りえないと目を見開く。
自分が丹精込めて造った魔剣。その威力はかの
それを、少し堪える? 化け物かこのドワーフは。
「だから言ったろぉ!? 打て打て、尽きるまで魔剣を打てえ!」
と、同行していたディックスが叫ぶと
ヴェルフお手製の魔剣と椿の魔剣、シャクティの鞭にリドの炎が来ようとそれ以上歩みが遅くなることはない。
「ぬう、貴様等! 少しは老人を労らんか!」
「「「「ふざけんな!」」」
モンスターも人間も一つになって叫ぶ。か弱い老人なら労ろう。しかしこんな歩く災害、どう労れというのか。
今すぐにでも逃げ出したい。だが、逃げ出せば間違いなく蹂躙される。
「てめぇら気張れ! モンスターの意地みせてやるぞぉ!!」
「俺等も負けてんじゃねーぞ! かかれ、かかれー!」
リドとボールスの言葉に殺到する
「嘗めるなわっぱども! この程度の苦境、乗り越えられずにLv.6になれると思うてか!」
「む、向こうは派手な音が………」
レフィーヤは聞こえてくる爆音に顔をひきつらせる。
恐らく歴史上最大規模の
「レフィーヤ、私達だけで良いのか?」
と、周囲の怒号や爆音を聞きながらフィルヴィスがレフィーヤに尋ねる。
「
「その程度で勝率が上がると思われるのは些か不服だな」
「「────!?」」
と、その声に振り返ると複数のエルフを引き連れたリヴェリアが居た。その足下には翡翠の
「解放【ウィン・フィンブルヴェトル】!」
反射的に放った魔法。
「【行進せよ、炎の靴──】!」
「【焼き尽くせ炎の剣──】」
「【紅蓮よ、万物を飲みほせ──】!」
エルフ達が放つ炎の魔法に打ち消される。
普通ならレフィーヤが打ち勝っていただろう。だが、今のエルフ達は
「────!」
放たれる無数の魔法に対しレフィーヤとフィルヴィスは同時に手を前に差し向ける。
「「【盾となれ、破邪の
保管していた魔法の半分は【エルフ・リング】。
「「【ディオ・グレイル】」」
状況に応じて魔法を選べと言うベルの提案の下保管していた
「
二つの
これを防ぎきるにはリヴェリアが魔法を発動させるしかない。
「【ヴィア・シルヘイム】」
何時でも発動できる状態にしていた魔法が発動し炎の槍の雨を防ぐ。それはつまり足下の
「ふっ──!」
「っ──!?」
が、その隙を晒すリヴェリアではない。
後方支援の
「レフィーヤ!?」
「フィルヴィスさん、他の皆さんをお願いします!」
「あ、ああ!」
フィルヴィスは支援しようとするエルフ達の下に向かい、レフィーヤはリヴェリアの攻撃を避ける。
「はぁ!」
「くっ!?」
ベルとの修行では俊敏を主に上げさせられた。如何なる攻撃も当たらなければどうという事はないのだから。だが、相手はリヴェリア。近接戦もある程度こなせるエルフの女王はレフィーヤの軽い体を吹き飛ばす。
直ぐに体勢を立て直すレフィーヤだが振り下ろされたリヴェリアの杖を自分の杖で何とか受け止めた。
「………一つ聞きたい。お前達はどうして、そこまでモンスターの味方をする。何故、
彼等に心があるのは、もう嫌と言うほど解っている。だが、彼等を恐れる者が彼等より多くの数存在しているのも事実だ。
別に急ぐ必要などない。利益を証明した以上、それを使い交流し、長い年月を掛け彼等を地上に受け入れさせるという手だってあるはずだ。おそらくこのゲームで【ロキ・ファミリア】側が勝利した場合、フィンはそうする。そうすれば反対派も強くでれないだろうし共存派も納得するだろうから……。
「まあ、理由は幾つかあります───よ!」
「ぐっ!?」
ギリギリ押し込まれる中レフィーヤはリヴェリアの腹を蹴りつけ距離を取る。
「彼等が住むのはダンジョンですから、その何時かが何時来るか解りませんし、それまでに彼等全員が無事な保証はありません」
「…………続けてくれ」
「それに彼等は外の世界を見たいと言いました。人を愛して、愛されて、その腕で抱かれたいとも……私達はそれに希望を与えてしまった。なら、叶えるのが責任の取り方でしょう?」
「………なる程、真理だな」
「………でも、まあ……この理由よりも深い理由があるんですけどね。浅ましくて厭らしい恥ずかしい理由が……」
と、頬を染めるレフィーヤ。
「ベルがそう願ったからです」
「………ベルが?」
「はい。ずっと、英雄的な行動をした上で救いたい人を救おうとしていたベルが、英雄的な行動を捨てて………だからベルの為に戦います」
「…………ベルの為、か」
「はい。私はベルが………大好きですから」
「………来たか」
町の中を進んでいたオッタルは目の前に現れた漆黒の
「場所を変えよう……」
「………変えさせてみろ」
ミノタウロスの言葉にオッタルが挑発する。その言葉の裏に隠されているのはどれだけ成長したか見せてみろという挑発。それに対してアステリオスは拳で応えた。
ドゴォン! と爆音が響き渡りオッタルが吹き飛ばされる。
建物を破壊し城壁を砕きそれでも止まらず数キロ離れた山に当たり山の一部が崩れる。
それを見たアステリオスは足に力を込め、駆ける。
元より突進を得意とする猛牛。音速を超え空気の壁を突き破り崩れた山に向かう。同時に、崩れた土石が吹き飛ぶ。
「流石だな………
と、短くなった大剣を放り捨てる。無傷のオッタルは背に差していたもう一つの大剣を抜き、構える。
「行くぞラピス」
「叩き潰せ『牛若丸・雷式』」
どちらの武器も大きさ以上の重量となり、漆黒の雷と黄金の雷を纏いぶつかり合う。その衝撃に山の半分が文字通り吹き飛んだ。
降り注ぐ土砂と、雨。
オッタルとアステリオスの決着をつける戦闘が始まった。
「………降ってきたな」
頬に走る水。
空を見上げたベルは強くなっていく風に目を細めた。
「荒れそうだ……」
雨も強くなっていく。しかし気にせず歩く。
「……よお」
その降り注ぐ雨を一瞬で蒸発させ湯気に変える炎の四肢を持った人狼。
その姿に最期まで正体が解らなかった
「ここで潰れろ、ベル」
「断る」
そういや原作者、レフィーヤとリヴェリアの師弟対決書きたかったって後書きで言ってたような
通信速度が限界を超えた。この読み込み速度じゃFGO下手したらログインも出来ない(´・ω・`)