ゼロの使い魔~真心~   作:へドラ2

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初めてで至らない点が多々あります。ご了承ください。


ゼロの使い魔~真心~プロローグ

 ここは東京秋葉原、一人の少年がウキウキとした顔で歩いていた。

「あぁ~やっと修理終わったぜ~」

 彼の名は「平賀才人」17歳高校生である。彼は壊れたノートパソコンを受け取った帰りである。このノートパソコンには才人がとても大切にしている物が保存されている。

「ん~だめだ!やっぱり我慢できない!」

 才人はガードレールに腰掛けると慣れた手つきでノートパソコンを起動し画像ファイルを開く。

「ウルトラマンにセブン!二世にエースに…かっこいいなぁ~」

 才人が大切にしている物、それは遠く光の国に住まう英雄「ウルトラマン」達の写真データコレクションである。中には才人がインターネットを通じて手に入れた膨大な写真データが収められている。一番のお気に入りは才人が幼少期の頃に地球人を怪獣災害から守ってくれていたウルトラマンメビウスの生写真データである。才人が自分のカメラで撮った唯一の物だ。

「はぁ~俺もウルトラマンになりたいな~」

 誰しも一度は見る夢を諦めきれない、それが平賀才人という少年だ。

「…むりだよなぁ…こっちは生まれついての人間、だからなぁ…でも」

 彼はノートパソコンの画面に目を落とす。

「やっぱりかっこいいなぁー!」

 大声で言ったところで才人は自分が人通りのある道路で惚けていた事に気付きノートパソコンを閉じる。

「さっ!続きは家でっ…て、なんだぁ?あれ」

 ウルトラマンに夢中になっていた才人が気付かない内に、目の前に縦2メートル横1メートルの黄緑色の鏡の様な物が現れていた。

「鏡…?って、こっちにくる!?」

 鏡の様な物はどんどん大きく膨れ上がり才人を飲み込もうとしていた。

「うわぁ!くっ来るな、くるなぁー!」

才人は慌てて反対方向に逃げ出すが鏡は何処までも膨らみ追いかけてくる。不思議なことに周りの誰も見えていないのか、騒いでるのは才人だけである。

「たっ助けっ」

 

 

 助けを求める声を聞き届けた人物は誰もいなかった。

 

 

 

 ほぼ同時刻M78星雲光の国。ここではウルトラの父の召集によりウルトラ兄弟が全員集められ緊急会議が行われ様としていた。いや、正確には「ほぼ全員」である。よく見るとエースがいない。待ちかねたジャックが誰となく尋ねる。

「誰か、エースを知らないか?定時パトロールはもう終わっているはずだ」

 するとタロウが答えた。

「何でも遭難した宇宙船を救助して母星に送り届けて遅れるそうですよ、ジャック兄さん」

 そうしているうちにウルトラの父が姿を見せる。

「すまない待たせた、これより緊急会議をはじめる。ゾフィー、データを」

「はい、それでは皆、このデータを見てくれ」

 ゾフィーが言うとスクリーンに多くのデータが投影された。そのデータを見て思わずセブンが驚嘆する。

「これは次元震のデータじゃないか。しかも通常観測される数値の3倍以上だ!」

 80も驚きを隠せない。

「しかもこの数値はここ3日程の物じゃないか!何故短期間にこれだけの次元震が!?」

 ウルトラマンが重々しく言う。

「私がかつてブルトンと交戦した時に観測されたデータと類似している…」

 メビウスは何故ブルトンが引き合いに出されたか理由が解らず困惑する。

「マン兄さん、どういう事か教えていただけませんか?」

「あぁ、かつてブルトンが地球に飛来した時私が交戦したのだが、ブルトンは空間を湾曲させて移動していた、その度にこの様に次元震が記録されていたらしい。つまりは…」

「まさかこの次元震の数だけ何者かが次元をいどうしたと!?そんな!」

 驚いているメビウス達を制しゾフィーがゆっくりと話し始めた。

「実はこの次元震全ての波長が一致している。つまり行先はすべて同じという事だ」

 これを聞いてやはり一番に反応したのはメビウスだ。

「間違いありません!これは侵略活動です!すぐにでも出動しないと!」

 慌てふためくメビウスを落ち着かせるようにレオが諭す。

「待て、メビウス。どうやって追いかけるというのだ。我々には次元を超える手段が無いのだぞ」

 そう、今の光の国には別次元に移動する技術が無いのだ。研究は続いているが未だ実現には至っていない。そこで、とウルトラの父が切り出す。

「現状打破の為に皆に意見を出して欲しい。この状況を打破するために…!」

 こうしてウルトラ兄弟が話し合っている時突如ユリアンが会議上に飛び込んできた。

「「「どうした(んですか)!ユリアン(さん)、何があった(んですか)!?」」」

 全員に注目され一瞬うろたえるユリアンだが、一旦落ち着き全員に緊急事態を伝える。

「大変ですっ!エースさんからのSOSサインが!」

 

 

 ユリアンから場所を聞くとウルトラ兄弟達はエースの救援に向かうために飛び立っていた。

 

 

 

 

 数10分後、才人は地面に寝転がっていた。遠くに石造りの城が見える何処までも続く豊かな草原の上に。

 

 

「あんた誰?」

 

 

 桃色がかったブロンドの髪をした透き通った白い肌を持つ美しい少女にまじまじと覗き込まれながら。

 

 

「誰って…俺は平賀才人」

 

 

 

 

 これは夢を諦められない少年「平賀才人」と誇り高き少女「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」の出会いから始まる物語。

 




次回へ続く。
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