おっす、窪塚 泳太だ。
ガッシュと高嶺達とチームを組んだ日の翌日、俺は相棒のハイドと共に身体を鍛えていた。理由はハイドの基礎能力アップのためだ。
ガッシュの放った電撃の術は、ハイドの風の術に比べて威力はある。ハイドはそれを見て、自身ももっと強くなりたいと言っていた。
取り敢えず、互いに走り込みをしたり、ジムに通ったりしてしながら体力を付けたが、ハイドは魔物だったという事を忘れていた。ハイドは人間よりも、能力が高くその為か鍛えたら人間の大人よりも強くなった。
それから何か色々な魔物と戦った。木を自在に操ったりする魔物、身体を鉄のようにして戦う魔物、他には影を自在に操る魔物など色々いたが、その戦闘の経験によってハイドの呪文が3つほど増えた。
そんな中、俺は高嶺が大怪我をしたという話を聞き、彼の入院している病院へと来て、そこである魔物の名前を聞いた。
「ブラゴ?そいつがお前とガッシュをそこまでした魔物なのか?」
「あぁ、あいつら……そのパートナーのシェリーって女も、とてつもないくらい強かった。」
「マジでかよ。けど、ガッシュもお前も生きてるだけ良かったじゃねぇか。」
そんな事を駄弁りながら、バーガーを食べる。
しかし、ブラゴとシェリー……どんな奴等なんだ?ガッシュと高嶺の2人が言うには、かなり強いらしいが一体どんな奴等なんだろか?
その後、俺はしばらく駄弁った後、ハイドは高嶺達に別れを告げ、家に向かって歩いていた。
「泳太、高嶺から何を聞いたんだ?」
「……?ブラゴって奴の事を聞いたんだ。何か滅茶苦茶強いらしいんだ。ハイド、何か知らないか?」
「ブラゴ……聞いたことがある。かなりの実力者でここ戦いの優勝候補だ。奴と戦って生き残った奴はいないらしい。」
「ふ~ん、でもガッシュ達は生き残っただろうに。」
「運が良かっただけだ。普通なら消されている。」
そんな事を話していた時だった。
「貴様ら……俺の名でも呼んだか?」
ドスの利いた声が響き、後ろを振り向くとそこには真っ黒な服に鋭い目と口をした青年とドレスを着た1人の女がいた。
「!?」
「あんた達が……ブラゴとそのパートナー、か?高嶺の言ってた。」
「高嶺?あの子の仲間なの?」
高嶺の名前を聞いて、パートナーの女(恐らく彼女がシェリー)が呟いた。
「一応な、俺は窪塚 泳太。こいつはハイド。あんた達もこの戦いに参加してるのか?」
「当たり前だ。見れば分かるだろ?それより貴様らも、この戦いを勝ち抜いてきたようだな。ある程度は戦いを経験してるようだな。」
「まぁな!それより、俺らと勝負しねぇか?今の実力でどれだけやれるのか見てみたいし、あんた達の力も知っておきたい!」
俺の言葉にブラゴとシェリーがこちらを見ている。
そんな中、ブラゴが楽しそうに笑う。
「ふふふっ……!面白い、自ら俺に戦いを挑むとはな。」
「その言葉、後悔させてあげるわ……けれど、まさかここでやるの?」
「いや、ここだと人も多い。やるなら他所でやろうぜ!」
「……あなた面白いわ。なら、人気のない場所でやりましょう。」
彼女の言葉に頷き、俺とハイドは近所にある廃棄された学校に向かった……。
では、おやすみなさい。