とあるHACHIMANがあの世界に行った   作:はチまン

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俺たちの進む道

 俺たちは現実世界へと帰還した。

 それはもう簡単に。

 なにしろ、ただログアウトボタンを押しただけだからな。

 おっと、その前に、連中との最後のやりとりがあったんだった。

 俺たちは帰還する前に生き返った(?)クラインさんたちに猛烈に歓喜された。

 それはそうだろう。だって自分達の仲間全員があの泥にやられちまったんだ。

 操られたアスナさんを取り返せたわけでもなかったし、敵に迫ることすら出来なかった。

 それに止めを刺したのが理由や推移がどうあれ、なんと俺。彼らからすれば、気がついた時には、俺があの怪物を仕留めた様にしか見えなかったのだろうしな、これに関してはいろいろともの申したいところもあるのだけど、やったのは俺じゃない、キリトくんだ!! と主張しても頑なにそれを固辞。

 もうどうしても俺を祭り上げないと気がすまないようだった。

 そしてクラインさんが言ったのだ。

「あのよう、八の字。こうやって知り合えたのもの何かの縁だ。俺らとこれからも仲良くやっていかねえか? その無理にとは言わねえ……けどよ」

 そんなことを、肩を抱かれながら言われたわけだが、いやいや近いよ密着するなよ緊張しちゃうだろ。

 でもほんと、こういう付き合いったって、たった一回このゲームで出くわしただけだしな、どうすりゃいいのか……

 と、そう答えに詰まっていると、いつでも頼りになるのはこの人、ゆきのんさん。俺の肩を抱くクラインさんへと語りかけた。

「私たちは来年大学受験を控えています。すぐに会えますとはなかなか約束はしがたいのですけれど」

 おお! それそれ! その答えだよ、ゆっきのーん。

 そんな毎回遊びに来るなんて、ぼっちの俺には気軽に約束なんかできやしねえよ。

「そうか……そりゃ残念」

 しょんぼりとうなだれたクラインさん。俺は漸く解放されるのかと思って安堵していた訳だが。

「ま、たまに息抜きに来るくらいはよいのではないかしら?」

「そうこなくっちゃなー!」

 と、ぐいいいいいっ!と更に首を強く締め上げられた俺。いや、ちょっと待て。俺の意見はなんで聞かねえんだよ。ま、どうせ言う気もなかったけど。

 俺は彼の腕を軽くタップしてそれを放させた。

 そして、改めて向かいあって言った。

「ま、ほんと、たまに……だからな」

「おう、たまにたまぁにだ」

 ニヤリと笑った野武士顔のクラインさんはグッと親指を立てた。

 すると、今度はリーファさんやリズベットさん、シリカさんたちが集まってきた。

「八幡さん! 今度片手剣スキル練習手伝うからね!」

「お、おう……」

「あんたの剣……ただの初期支給品じゃなぁい。いいわ。今度あんた用にこの私が剣を一振り作ってあげる! 期待して待っててよね」

「さ、サンキュ……」

「あの……私たち今新生アインクラッドを攻略中なんです。今度是非ご一緒しましょうね」

「ピィッ」

「わ、わかった」

 矢次早に顔を近づかされてそんなことを言われて、ほんともう逃げたかったのだが、首を捻ったそこには、少し頬を膨らませた結衣のドアップの顔。お、おい……キスしちゃうぞ、その距離じゃ。

「ヒッキー顔にやけてるし、なんかムカつく」

「無茶言うな、勘弁しろし」

 頬を膨らませた結衣はそのまま俺の手をぎゅっと握った。握ってそして……

「ひゃうっ! も、もうゆきのんってばぁ」

「なにかしら? 泣くのなら『にゃー』の方が似合うとおもうのだけれど」

「お前、今回全然ぶれねえな」

 もう周りの空気お構いなしに結衣の尻尾をさすりまくる雪ノ下に俺ももう何もいえねえ。

 ただ、俺の手をぎゅうぎゅうと握ったままぴくぴく震えてこらえている結衣の姿になんというか嗜虐心が刺激されて……

 はっ! いかんいかんこのままではあの変態と一緒になっちまう。

 でも……

 なんというか俺に身を寄せてトロンとした目付きに変わってしまっている結衣の姿に俺はすでに陥落寸前ではあったのだが。

 

 

 

 

「このお礼は、いつか精神的に!!」

 そんな掛け声とともに手を振るクラインさんたちに見送られながら俺たちは全員帰還したわけだ。

 眠りから覚めたばかりのようなぼんやりとした感覚のままで目を開けてみれば、そこにはあの大きなバンの中の白い天井が広がっていた。

 それを知覚しつつ額に取り付けてあったゴーグルのような装置を外してみれば、隣では結衣も覚醒して俺へとにこりと微笑んでいた。

 それを見てから周囲を確認する。結衣の更に隣の雪ノ下も不機嫌そうにゴーグルを取り外して、何やら結衣の背中あたりをしげしげと見つめていた。

 おいおい、お前はそんなにあの尻尾気に入っちゃったのかよ? 勝手に結衣に頼めよな、俺の知らないところでな、知らなかったふりしてやるから。

 前へと視線を向ければ、起き上がったアスナさんをきつく抱き締めるキリト君の姿。 

 おっとこれはめちゃくちゃ目の毒だ。

 眼前でやらないでよね、その……いろいろふにゅうって変形しちゃってるからね。

 それで視線を更に前へとむければ、あの大柄な黒人男性がニヤリと笑っていて、アスナさんを放したキリトくんと今度はがっちりと手を組んでのハイタッチ。

 おお、まさに男の友情ってシーンだ。

 あ、材木座がめっちゃいたたまれなくなって小さくなってやがった。

 こいつにコミュニケーションを求めるのは酷すぎたな。

 そうして俺たちは車から降りて、現実世界の地面へと足を下ろした。

「うわぁ、なんか変な感じぃ。自分の体じゃないみたい」

 結衣がそんなことをいいながら何度か足踏みをしている。

 それを見ていた雪ノ下も同感なのか、少し首をかしげながら何度か跳び跳ねていた。

「そうね、体が妙に重く感じて酷い違和感ね。このまま空へ飛び上がれそうなのに」

 そう言った雪ノ下の言にはまったく同感だ。

 あの世界で俺たちは走り回って飛び回っていた。俺は飛ぶまではできなかったけどな、とにかく、あの世界の俺たちは間違いなく〈超人〉だったんだ。

 まあ? 

 俺たちというか、あの世界にいるやつら全員がそうだったわけだけどな。

「仕方ないよ。あの世界でアバターを動かしていたのは紛れもなくあなたたちの脳だ。この世界で歩くのも、あの世界で歩くのも命令の出所は一緒だから。慣れるまでは乗り物酔いみたいになるかもしれないな」

「そ、それは遠慮願いたいわね……」

「うえぇ、あたしも酔うの嫌い」

 青い顔をしている雪ノ下と結衣の二人。

 そっちを見ていた俺の前に誰かが立った。

「あの……比企谷さん? 本当に今回はすいませんでした。わたし……わたし……本当に自分ではどうしようもできなくて」

そう言いつつ、腕を前に回して俺へとお辞儀。

 いやいやそのポーズめちゃくちゃヤバイから。

 あんたのおっきいの、両腕で挟み込んじゃってるからっ!

 俺は慌ててプイと顔を背けつつ、頭を掻きつつ言った。

「も、もう向こうの世界でさんざん謝ってもらった。だからほんともう気にしなくていいから。こっちの方こそ悪かったと思ってるし」

「うう……」

 真っ赤になって動けなくなってしまったアスナさん。ほんとどうすればいいんだよと、急いでキリト君をみれば、彼も困惑顔で俺へと微笑んでいた。

 もうなんでもいいからさっさと俺を解放してくれよ。

 心のなかで念じまくっていると、それが伝わったのか、彼はアスナさんの肩を抱いて俺へと言った。

「今回のこと、本当に感謝してる。精神的には当然だけど、リアルでもきちんとお礼をさせてもらうよ。御徒町でエギルがバーをやってるからそこで。こんどまたそこ貸しきりだからな」

「ああ、いいぜ。うちはいつでもウェルカムだ」

 そうニカッと笑う黒人エギルさん。

 なんだ、御徒町か、京成ですぐじゃねえか。

「うん! 絶対いくよ! いくいく! ねヒッキー、ゆきのん」

「お、おま……」

「由比ヶ浜さん……誰も行くなどとは言ってはいないのだけれど」

「ええー! いこうよ、ゆきのん。ヒッキーも行きたいって行ってるし」

いえ、まだ行きたいとは言ってはいませんけどね。まあ、どうせいくことにはなるんだなと腹は括っていますけどね。

 と、達観してみていたそこで、ゆきのんさんもあっという間に陥落して今度彼らのパーティに招待されることになった。

 そして再び車に乗り込むキリト君たち。

 アスナさんは最後の最後まで気まずそうではあったが、あれはもう仕方ないだろう。

 こんな赤の他人の俺へラブコールしまくっていたのだからな。

 いくら今は覚醒して元に戻ったからといって、あんなことをしてしまった傷はそうそう癒えやしないだろう。

 でも、俺はそんなに心配はしていなかった。

 キリトくんのアスナさんへの思いは本物だ。

 彼女がどんなに苦しんだとしても、彼は絶対にアスナさんを守るし、助けるだろう。

 だから俺はもう気にしないことにした。

 ほんと……

 マジであのときラブチュッチュとかしなくて本当に良かったぁ!! も、もしなにかしでかしてたら、それこそ今すぐ死ななきゃなんないとこだったぁ!! っていうか確実に死ぬ!!

 心からそう思って冷や汗を吹き飛ばしながら、俺は彼らが車で帰るのを見送った。

 それからしばらくして、結衣が口を開いた。

「行っちゃったね」

「ああ」

「そうね」

 まあ、なんにせよだ、これで全部終わった。 

 あの訳のわからないアスナさんの奇行も、お化けのおっさんの件も、泥の偽八幡も、全部。

 これで終わったんだ。

 ……

 たぶん?

 いやでも、本当にあれはなんだったんだよ?

 あのお化けのおっさんは〈作者〉だとか言ったし、あの泥八幡は自分と俺たちのことを〈キャラクター〉と言った。

 雪ノ下の言葉ではないが、神様か悪魔か、そんな訳のわからない存在に俺たちは今回蹂躙されたわけだな。

 それでも、キリト君たちの協力とか、こいつらの必死の抵抗とか、足掻きに足掻いてなんとかここに立っているのは間違いないのだ。

 もしあのとき、俺が諦めてしまっていたら……

 ここには俺たちとは似ても似つかない、あの泥人形のような存在が立っていたのかもしれない……

 そしてあのシミュレーションの中で見させられた胸くそ悪い物語を再現させられていたのかも……

 そう思った時、俺はいてもたってもいられなくなって、結衣の手をぎゅっと握っていた。

 彼女は俺の方を向いてポッと頬を赤らめている。

 俺はそんな俺にだけみせてくれる初々しい反応に胸が高鳴った。

「そういえばさ、あの操られていたときあたしと偽物の隼人君が話をしていたんだけど、あの時隼人くんが言った、『せふれ』……って、なに? あたしそんなにお金持ちじゃないんだけど」

「は?」

「は?」

 なんというか、突然結衣がでっかい爆弾を放り込んできやがった。

 せ、せふれってそれは……

 っていうか、お金持ちの方は『セレブ』だろうが!! 

 いや……

 いやいや、ここはいっそセレブで通してしまった方が……

『あははー、ばかだなー結衣は。お前が金持ちだから葉山もセレブだぞって言っただけだって』

 って、ばかーーーーーーーーーーーーーーーー!!

 んなわけあるか、だったらもっとセレブの雪ノ下にそれを言うはずだろうが!! 雪ノ下無視して結衣をセレブとか……そんなの首を傾げられて、GUGUられでもしたら、それこそ一貫の終わり……絶対結衣がめちゃくちゃ傷つくに決まってる。

「由比ヶ浜さん……せふれというのは要するに……もがもが」

 俺はとっさに真顔で話始めようとした雪ノ下の口に俺の鞄を押し当てた。

 そしてそのままぎゅうぎゅうと押しながら結衣から距離を取る。

「あははー、ばかだなー、あのとき葉山は……ええと……そう! 『サブレ』!! サブレって言ったんだよ! お前の飼ってる犬の?」

 そう閃きのままにとにかく俺はそれをごり押し。

 すると、結衣は少し首を傾げつつ聞いてきた。

「サブレ? え、なんでサブレ?」

 納得しようよー、もうっ!

「えーと、そ、それはあれだ……ほら、お前ってちょっと抜けてて犬っぽいところがあるから……」

「ええー!? あの隼人くんあたしのことそんな風に見てたの!? ひどくないっ!」

「……じゃなくてだな、お前のこと、サブレみたいに仲良くなりたいっていうか、サブレってほら、なんとなく愛嬌があるというか、ぺろぺろ舐めてくれるところとかかわいいというか、懐いてくれるし、ふさふさだし、犬だし……」

「比企谷君、一体あなたは何を言いたいのかしら?」

「言っててなんだが、だんだんわかんなくなってきたところだ……」

 と、ぽそぽそと雪ノ下と囁きあっていたそこへ、結衣が大きく頷いた。

「うん、よく分かったよ!」

「「え、分かったの!?」」

 愕然となっている俺と雪ノ下の前で結衣がにこりと微笑んで俺へと顔を近づけてきた。

「つまり、隼人くんはあたしがサブレと仲良くしているみたいな感じで、仲良しでいようねって言ったんだよね!」

「ん? んん? ま、まあそう……ああ、そうだ! そうなんだよ! その通り!! いやぁ、よくわかってるじゃねえか結衣。ま、まあ、あの葉山もかなリ酷い感じではあったからな、ほんと、お前に何も被害がなくて、良かった‼ マジで良かった!」

 冷や汗たらたらで、そんな感じのフォローを入れると、結衣はススっと俺へと近づいてきた。

 そして身を寄せて俺へ一言。

「ほんとありがとね、ヒッキー……でもあたし、ヒッキーになら……」

 そのまま結衣は俺の耳元へとその唇を近づけてきた。

「ヒッキー専用のサブレになら、なってあげてもいいよ」

「「!!!!!!!!!!!」」

 俺だけでなく、俺の直近にいた雪ノ下も真っ赤になっちまってるし。

 ばっちり聞こえちゃってるじゃねえか! 耳に口寄せる意味なさすぎだ!!

 もう本当にこいつは……

 頬が火照って滅茶苦茶熱い。何か一言言い返してやろうとかそう思っていたのだけどな……

「ふふー、ヒッキー、ゆきのん、行こっ!!」

 いつだって俺たちは何かをしようとする最初の一歩を恐れてしまう。

 その一歩がいったいどこへと続いているのか、今の俺たちには本当にわからないから。

 分からないこと、知らないことほど恐ろしいことはないのだから。

 でも……

 そんな俺たちだって、掴みたい、進みたい未来は確かにある。そしてそこに行くためには自分たちで歩んで行かくしかない。そうしなければそこへ辿り着けないことを俺たちはもう知っている。

 そう、俺たちだけの……欲しい未来。

 そこへ行くために。

 そして俺と雪ノ下は結衣に手を取られて歩み出す。

 この一歩がきっと、俺たちの目指す先に続いていると信じて……

 結衣と雪ノ下は笑顔だった。

 二人のその笑顔をいつまでも見ていたいと……

 夕闇が迫る中で、柄にもなく俺はそんなことを思ってしまっていた。

 

 ふと目を向けた正門そばの壁際で……

 材木座が真っ赤になって頭から湯気を出して倒れていたが、せっかくのエンディング気分に水を差されそうだったので無視することにした。

 もうデバガメすんじゃねえぞ。

 

了 

 




これで本当に最後です。
完全な蛇足であることは重々承知の上で書きましたが、これで私がHACHIMANというものに対して思っていることの全ては書くことが出来たと思っています。
いつからこのようなタグが生じたのか……
詳しいことは承知していませんが、実際のところこのタグはあまり機能していないのではないかと少々不満に思ってはいました。
このタグの本来の意味は、他の作品に使われるところの、『原作ヘイト』、『ヘイト創作』、『○○ヘイト』、『キャラヘイト』と同様の使用方法であるように思ってはいました。
ところが、今回のこの物語を書くにあたって様々なHACHIMAN作品と呼ばれるものを読みましたが、そのどれもが、アンチのカテゴリーであると作者も読者も認識していて、本来相手を糾弾すべき立場の人間であっても、そのアンチ作品はHACHIMANだ! とそのような指摘にとどまっていました。
これは解釈の問題なのかもしれませんが、某サイトにおける俺ガイルの二次小説は、HACHIMANというカテゴリーのおかげで免罪符をうけて、本来ヘイトとして糾弾されなければいけなかったところを、アンチ作品としての認識でとどまってしまっているのでは……
調べていくうちにそのような危惧を抱くに至りました。
現状、某サイトで流行っている、他作品と俺ガイルのキャラクターを貶めている作品群は、総じて『ヘイト作品』になります。
クロスオーバーと称して多くの作品のキャラ名、設定名称を使用しながら、その存在を魔改造したうえで好き勝手に動かして、本来のその作品の原作とはまったく異色の作品に作り直す。
ヒロインを寝取ったり、キャラクターを殺したり、原作の設定自体を捻じ曲げたり……
これらは本来、著作権の生じている作品に対しては忌避すべき行為となることは、すでに多くの方は承知していることだと思います。
にも拘わらず、『他の人がやっているから』『創作は自由だから』『嫌なら見るな』などのモラルのかけらもない発言を繰り返しながら、その類のヘイト作品の創作を行い続ける二次作者たち。
言われないから罪になっていないはずだと彼らは信じているようですが、そもそもそこへ介入されたときには『時すでに遅し』に至っているのだということになぜ気が付けないのか。
そのような作品を書きたいのであれば、一次創作で好きなだけ書けばよいだけ……
まあ、そのようなやりとりは実は方々で為されていますが、楽に読者とフォロワーを集められてしまった彼らの耳にはもう届かないでしょうね。
そもそも一次創作で10人のフォロワーをつくる為に、いったい何回スクラップビルドと試行錯誤を繰り返すことになるのか……経験者として思いますが、それができるだけの気概のある人はさっさと、そっちへ移り、我が道を進むはずですね。
それをする気がない、もしくは挫折して諦めた人たちが、俺ガイルアンチというぬるま湯に浸って、キャラヘイトを繰り返しているというのが現実であるのだとも思っています。

さて、話を戻しますが、このHACHIMANというタグは実際に機能しているとは言い難いのです。
ですので、直接作品を糾弾しようとするのであれば、タグや感想欄に『ヘイト創作』や、『俺ガイルキャラクターヘイト』と、明確な状態を記して訴えるべきだと思うのです。
ある方に、『この作品はヘイトですよね』と、HACHIMAN作品の作者に対してつきつけたところ、その方は『私としてはアンチだとおもっています』と返答がありました。
実際のところ、HACHIMAN作者や読者の方の認識はこの程度のものなのだと思います。
だからと言って、これを皆さんにしてほしいと言っているわけではありません。
あくまで私個人の見解であって、私が今後指摘する際はそのようにすると言いたいだけですので。
HACHIMANというカテゴリーに関しては大分分かりやすいとは思いますけどね。葉山が暗躍して、雪ノ下と由比ヶ浜が修学旅行で八幡と決別して、彼らを制裁して、真ヒロインと八幡がいちゃいちゃする。HACHIMANとはこういう作品だと私は思っていますし。
でも……みなさん良くこの展開に飽きませんよね?
何回同じような作品を読めば気が済むのでしょう。
私なら、もうこれ読んだから、もういいやになるのですけどね。どうせならもっと別の作品を読みたいですし。
要は、集まったヘイト好きの人たちで、ヘイト談義の花を咲かせたいというだけのことなんだと思います。実際のところは知りませんが。

さて、ではかなり長くなったのでこの辺までにしますね。
某サイトのアカウントはいまだ連絡がないので復活はもう絶望的です。
ま、もう向こうのアカウントは諦めましょうかね? 自動停止なところがかなり悔しいですけれど。
ではみなさん、御機嫌よう。

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