ハリー・ポッターと足掻く者   作:らはんん

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1982年9月24日 魔法の街へ

 俺とディラン、ラインにマイラそしてテイラー姉さんの家族全員で最寄りの大規模商店街にむかう。もちろんお目当ての本屋はマグル達の店に紛れているので移動は車だ。ちなみに我が家のマグル用の車はポルシェの356Aの黒だ。(は?ポルシェ356Aを知らない??君は名〇偵コ〇ンも読んだことないのかい?…え、これでもわからないの!?罰としてフォイは20点減点!さっさとググってきなさい!!)

 

 まぁクラシックカー好きにとっては、涎が滴るレトロな名車である。

 

 ポルシェが町外れから少しは賑わいのある街道に出て来た時、ラインがバックミラー越に聞いてきた。

 

「それで、コーリーはなんの本が欲しいんだい?」

 

「うーん、とりあえず今日は呪文学の本が欲しいな!」

 

 この呪文学の選択、実は消去法をして考えた結果だったりする。ハリポタのホグワーツ内で描かれている、一年生からの授業分野は全文で八つ。

 

 変身術、薬草学、魔法史、呪文学、闇の魔術に対する防衛術、天文学、魔法薬学、そして最後に飛行訓練で八つである。

 

 この八つの内俺の目的であるキャラ救済を考えた上で、何を先取りして学ぶべきか考えると、魔法史、天文学はまず消える。

 

 次に飛行訓練はもうやっているので除外、薬草学、魔法薬学についてはどうやらマイラ母さんに心得があるらしいので除外。

 

 すると残りは、三つ。後は感覚的な問題で、闇の魔術に対する防衛術は二歳がおねだりするにはちょっと気味悪がられそうなので、そして変身術は姉さんがそれなりに買ってもらっているらしいので除外だ。

 

 まぁ呪文学こそ魔法の基礎中の基礎だ、と個人的には思うので、しっかり精進したい所だ。

 

「そうかそうか。さすがにコーリー、勉強熱心だな! それで? ディルはなにがほしい??」

 

「うーん、あんまり考えてないんだけどなぁ。姉ちゃんは変身術で、コーリーは呪文学だろ? それ以外で体を動かせるのがいいな」

 

 ディランはディランで相変わらずだった。

 

 

 

 気づけば周囲の景色がだいぶ賑わっていた。前世で観光で訪れたロンドン郊外とは少し建物の趣が違ったりするので違和感を感じたが、前世で行ったのは二千年代のロンドンだし、別にここがロンドンというわけでもないかと思い直す。

 

 ほどなくして、ポルシェは一つのパーキングエリアに止まった。

 

「さぁついた!ここ、オスロじゃ一番の商店街だ!」

 

 そういいながらラインが出ていくので後に続く。

 

 見た感じ『なんというか期待外れだ』と、コールは思った。八十年代の街並みにがっかりする自分に心の底で突っ込む『そりゃ八十年代だ、高層ビルがボンボン立っているとでも思ったかい?違うだろ??』って。

 

 そんな気持ちも商店街に入ればすっかりなくなった。やっぱり商店街はいいもんだ。なんと言っても活気が溢れている。そんな穫れたての野菜や魚が所狭しと並んでいる市場を見ていると、その隙にラインが消えていた。

 

 あわててみると、ちょうどマイラが消える所だった。続いてテイラー、消えた所まで行くとそこは人一人がぎりぎり通れそうな横道だった。

 

「コーリー!早く来いよ!」

 

 ディランが横道のさきから手を振っていた。意を決して横道に入るとその先で家族全員が待っていた。なぜかマンホールを中心にしてたっている。

 

「よしっ、コーリーも来たな。それじゃあ始めよう」

 

 そういうとラインはマンホールを杖を使って叩いて行く。

 

「ねぇ、お父さんは何やっているの?」

 

 いきなりラインが滑稽なことをやり出したので、隣にいたテイラーにこっそり訪ねる俺。

 

「これはね、魔法使いの秘密の街に行くための合言葉みたいなものなのよ♪ロンドンではパブの裏庭のレンガを叩くっていうでしょ?ここ、オスロの場合は…」

 

 

 

 

ガコンッ!!!

 

 

 

 

 

 ものすごい音がしたので振り返って見てみると、マンホールがシュルシュルと音をたてながら上に伸びていた。

 

 下から出て来たのは、円形にそって降ろしてある金網と上下ボタンがついている箱…。

 

「…こんな感じでマンホールをエレベーターにしているわけ♪」

 

 俺はこの時どんな顔をしてただろう?

 

 とにかく言えるのは『魔法ってすげぇ!!!』ただこれだけだったに違いない。




まぁオスロってことはねぇ…
主人公は回避するのか?まぁ目的のためなら当然◯◯◯!!!
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