ハリー・ポッターと足掻く者   作:らはんん

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中途半端だけど更新…


1982年9月24日 雑貨屋

 オスロの魔法街は地下でした!っと。

 

 ハリポタ、魔法、地下と来ればロンドンの地下にある魔法省が思い浮かぶが、オスロの魔法街はそれとはにても似つかない場所だった。

 

 真っ暗な地下にフワフワと浮かぶ光の玉(ダンブルドア校長の火消しライターから出てきそうだとコールは思った。)がいくつも浮かび、魔法省の厳粛な雰囲気とは違うファンタジーな世界を演出している。

 

 道のあちこちでは、

 

「ハンガリーホーンテールの肝が何でこんなに高いのさ!」

 

「そりゃハンガリーホーンテールはドラゴンの中でも一番獰猛な種類でさっ。そう簡単に肝なんて市場にあがらんのでさっ。それで不満ならこっちのノルウェー・リッジバックのでどうでさっ。お安くしまさっ。」

 

「そんなへっぽこ種の肝なんてアタシ一人でも獲れるわ!ささっ、値切りさ、値切り!その辺の雑魚種の肝だって三十グラム十三シックルもするのに、ハンガリーホーンテールのは三ガリオンに五シックルだって??アタシをなめんじゃないよ!!」

 

「そんなぁ…これは正規の値段さっ、少しもさげれないさっ…」

 

と言った値切り交渉が盛んに行われていて、活気に満ちあふれていた。

 

 いっやぁ、すげぇよ魔法!うん、こりゃ凄い!

 

 こんな感じの意味のなさない賛辞の羅列が、コールの頭の中を埋め尽くしていた。

 

「ようこそ、フィン横丁へ!」

 

 俺の驚いた顔を満足気に見たラインはそういった。

 

 …しかし、フィン横丁ねぇ、コールは考えた。

 

 ちょっとした豆知識なのだが、ダイヤゴン横丁の横丁名は対角線を意味する「diagonal」から来ているそうだ。さらに、英語でDiagon Alley(ダイアゴン横丁)というとDiagonally(斜めの)と同じ発音になる。だから建物も斜めに建てられているらしい…。

 

 フィン横丁(Fin Alley)ねぇ…。横丁の歴史に少し興味が湧いたコールであった。

 

「何ボサッとしてんだコーりー、さっさと本買いに行くぞ!」

 

「わかったってディル! 待って、引きずらないでぇ!」

 

 気づくとまたはぐれかけていたコールは、呆れたディランに引きずって行かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『フローリシュ・アンド・フロッツ書店~オスロ支店~』という看板を目にしてコールは立ち止まろうとしたが、テイラーに引きずられてそのまま通り過ぎてしまった。

 

「なんだい、本と言えばフローリシュ・アンド・フロッツ書店だろ?どうして通りすぎるのさ」

 

 コールの疑問に、マイラが答えた。

 

「それはね、コーリー。これから行く店にも大抵の教科書は置いてあるし、こっちの方が掘り出し物が見つけられるかもしれないのよ!まぁ安いのが一番の理由だけどね…ほら見えた!」

 

 マイラが指さした方は通りの端で『ハーファングの雑貨店~古着・古本・古雑貨、何でも売ります何でも買います~』と、剥がれかけている看板に書かれた古ぼけた店があった。

 

「ちょっと古いのは気にしないでね」

 

 マイラはちょっと笑いながらそう付け加えた。

 

 

 

 古ぼけている店だけど、よく見れば最低限の手入れはされているし以外と、いや、かなり大きい。創業は1327年、かなりの老舗なのか…。

 

 しっかりと見たコールの感想である。よく見れば表の看板も埃一つついてない。『古き趣のある雰囲気が漂う、知る人ぞ知る名店』と、コールは評じた。

 

 それにしてもハーファングか…まさかマンタとかだったりして。それはないか。

 

 そんな一抹の不安を抱えながらコールは店に入ろうとした。しかし、

 

「私が先よ、コーディ♩」

 

 そう言って、テイラーに先を越されてしまった。

 

「なんだい、一緒に入ればいいじゃんか!」

 

 そう言うと、ラインが笑いながら言った。

 

「いやいや、それじゃあダメなんだよコーリー」

 

「なんで?」

 

 ディランが聞いた。

 

「それはな、この店が特殊な魔法にかけられているからだ。

この店は入るたびに置いてあるものが違う。

店主曰く、自分が本当に欲しているものだけが目の前に置かれるのだそうだ。

自分が欲しているものによって中は千変万化、一冊の本しか置いて無かったりするときもあれば、四方にいろいろな物が置かれてる時もある。

まぁそれは入ったその時々のお楽しみだな!」

 

 「つまり、二人で入ると二人分の欲しいものがごちゃ混ぜになって置かれてしまうんだよ」ラインが面白そうにいった。流石魔法、流石ハリポタ、描かれてないところでも不思議レベルが下がることを知らない。

 

 話を聞いて期待度がマックスになった兄弟がソワソワと落ち着きなく待っていると、テイラーが店から出てきた。

 

「見てみて♪『アニメーガス~歴史から原理を紐解く~』を手に入れられたわぁ~♬それもたったの一ガリオンで!」

 

 テイラー姉さんはいつもにも増して上機嫌だった。

 

 ハリポタミーハーのコールも初耳の書名だが、どうやら相当なレア本らしい。また一段、コールの興奮メーターが上がった。

 

「よかったなテイ、どうやら満足行く本が見つかったようだ。よし、それじゃあ次はコーリーの番だ!ほら、お小遣いの一ガリオンだ、よく考えて使いなさい」

 

 

 

 コールは一ガリオンを手に取り、ドキドキと興奮のままに店に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ヴァルカノヴァはまぁわからなくても後々明かす気はあるので調べなくてもいいかなぁっと思いましゅ

アニメーガスの参考書はオリジナルです、ハイ

タグつけないとかな??いっか、これぐらいは←
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