パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡 作:カーナビレッスン
それでは、どうぞ
ー地方大会ー
試合はキャプテンたちの圧勝で終わった。
全員で滅多打ちをしたのだ!
やっぱり先輩は凄い!!
相手チームなんかもう何人か泣いてるくらいだ。
だって20対0…どっかのサッカーゲームみたい…いやまあそんなことより荷田君から聞いたところ北乃先輩が帰ってこなかったらしい。
監督は試合に勝っていたからそんなに機嫌が悪くなかったが、北乃先輩には切れていた。
ま、その分飯占先輩のいい印象が目立っていた。
大量の女子ファン、インタビューをしっかりとする姿…格好いい。
でも…
飯占『おうお前ら、応援の声が小さかったぞ…帰ったら反省!』
キャプテンはキャプテンだ。
ーその日の夜ー
俺、五十鈴、和那は毎日会うたびに緊張感が薄れて自分の過去やら今日あったことなどを気軽に話し合えるような仲になっていった。
士『だからさあ、やっぱり強豪校らしく、しごきはキツイけどやり甲斐はあるなあ。』
和那『うちもそうやで、ヘルガ姉貴のおかげでバスケ部は大分強くなっとるけどしごきがなあ…』
五十鈴『こちらも同じようなものだ。ところで今日は第何話だ?』
士『ああ、29話からだね。にしても二人とも最初に会った頃より大分表情が明るくなっただろ、学校でもそうみたいだし。』
和那『ま、そうかもな。結構誰かとこんな毎日会う機会がなかったっちゅうこともあるけど一番はあんたやで。』
士『えっ?俺?』
和那『あんたはうちがこれまでの人生歩んできた中でカブトさん以外に格好ええと思った男や。』
士『そ、そうかぁ…そう言われると嬉しいな。でも、あの人はあの人で格好良いぞ。あの人から料理を教えてもらって俺結構美味いし。』
たまに平和目的で料理を仮面ライダーから教わった。
アギトさんやカブトさんからだ。
ものすごく大変だったが
そのおかげで今はプロ並みだ。
和那『なんか意外やな、嘘ちゃうんか?』
士『そんなわけないだろ、なんなら明日カズのためにお弁当作ってきてやるから楽しみに待ってろよ。五十鈴はどうする?』
五十鈴『少し士の料理というものに興味があるな。私もかなり上手だから判定は厳しめにするが…お願いする。』
士『オッケー!じゃあ、とりあえず今日も見るか。』
視聴後
士『面白かったぁ〜あの怪獣動物園名作だったね。』
五十鈴『あんな感じになるとはな、結構考えさせられるな。』
和那『まぁな、にしても半分超えたなぁ。このままやと結構早めに終わりそうやな。』
士『俺はこのままダイナとか見続けていきたいんだけどなぁ…二人は嫌かこの時間。』
五十鈴『お話は面白いから続けられるし、結構楽しいから私は構わないぞ、こういうガヤガヤも悪くない。』
和那『そうやな、なんやかんやで続いとるし、こんな経験からないからなぁ…平成ウルトラマン完走するのもええかもな!』
士『よくいったともかく、明日弁当楽しみにしてろよ!それじゃっ!』
俺は料理を何にしようかワクワクしながら寮へと帰っていった。
五十鈴『なんか面白いな、平成ウルトラマン完走なんて和那や士がいなかったらほとんど予定になかったよ。』
和那『ほんまにオモロイからっていうのもあるけどやっぱり誰かとすることかなぁええやん!それに、もううちらも結構クラスのやつとも話せるようになって友達も増えた。
あいつのおかげや…』
五十鈴『…そろそろ帰るか、夜風に当って気持ちよくなって眠くなってきたからな。』
和那『そやな!一緒に行くか。』
五十鈴『ああ。』
二人はそのまま寮に戻る。
その頃士は…
士『さてと、明日の弁当の材料を探すか?』
俺は男子寮に保存してある食材を探しに食堂へと行った。
ここには以前に買った食料が保管してある。
生徒は自由にそこにある食料で料理していいので、追加したり使用しても問題ないのだ。
ま、ほとんど男子で料理するのなんて俺くらいしかいないから俺専用の食堂の料理材料となっている。
そのため大分食料はある。
士『さてと…弁当だからなぁ、色合いとかも考えないとなぁ…親子丼ってわけにもいかないし…サンドイッチでも作るか。』
俺はとりあえず材料を確認する。
パン、マヨネーズ、ハム、チーズ、レタスなどなど使えそうなものを出す。
士『これにコーンスープでも作るか。』
俺は鶏ガラペーストとコーンを取り出す。
士『よし、明日は朝早く起きるために今のうちに寝るか。』
俺は寮に戻ってベッドに入る。
そしてすぐに寝た俺は不思議な夢を見た。
ー夢世界ー
ここはどこだ…
俺は一体何を…
??『大丈夫?士君?』
士『え?あんた誰?ここは?』
最原『僕の名前は最原終一。こっちの君とは初対面かな、ここは君の夢の中…こんなとこじゃないと話せないことがあるしね。』
士『あんたはなんなんだ…ジャジメントの生き残りか?』
最原『そんなんじゃないよ。ただ、忠告しておきたいだけなんだよ。』
士『忠告…まさか…あの剣崎選手たちの事件のことか?』
最原『うんその通り、よくわかったね。あの世界の君はかなり頭が悪かったけど。』
士『パラレルワールドの俺の友人か、で、俺になんの忠告を。』
最原『言いたいことはただ一つ、タイムベントを使わないでほしい。』
士『!!!どういうことだ…』
最原『これから剣崎選手、城戸君は死ぬ。でも、その時にタイムベントを使って死ぬ前に戻してもしょうがないんだ。これから犠牲者が増えるけど…』
士『そ、それじゃあ意味がないじゃないか!俺は仮面ライダーなんだぞ…そんなこと!』
最原『わかるよ!僕だってこんなことしたくない!でも…彼女は止まらない…あと数日待ってほしい。今行われているゲゲルを止めるのは君じゃだめなんだ!』
士『そのために剣崎選手たちを犠牲にしろだとふざけるな!!仮面ライダーの俺に指図するな!人が死ぬことを見てないあんたがそれを言うな!』
最原『見てない…見てないわけないだろ!!僕は逆だよ…何人もの何人もの人間の死を見たよ!!だから僕は…これ以上死んでほしくないんだよ!!大丈夫…剣崎選手たちは蘇るんだ。だから、我慢してほしい…』
士『あんたのことを信じて見るか…だが、もし死んだままだったら俺は容赦なくタイムベントで時間を戻す!』
最原『わかったよ、おやすみ。』
彼はすうっと姿を消した。
俺は彼が完全に消えたと同時に目を覚ます。
士『さてと…はあ……信じて見るか馬鹿なりに。』
俺は一応朝刊を取りに外で新聞を買った。
やっぱり…あの最原とかの言う通り…剣崎選手と城戸さんが死んでいた。
…くっ!我慢するしかない…仕方ない…
馬鹿なりに信じるしかない…
俺は心を落ち着かせて弁当を自分の分もふくめて作ったあと校舎へと向かった。
浮かれていたのだ…
背後からの視線に気付かなかった。
??『まだ気付いていないのね…でも、私はやるわ…次はあの選手。』