パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡 作:カーナビレッスン
とうとうやってきた!
夏休み!!
今日、この日!みんなで一緒に外に出て仮面ライダー、スーパー戦隊の夏映画を観に行くんだ!
俺はその前の日の夜のダイナの放映後に五十鈴やカズにも自慢していた。
五十鈴『明日、行くんだろ…みんなで映画に。』
士『そうなんだよ!待ちに待っていた映画…いやぁ〜楽しみだなぁ〜』
何より内容が内容だからな。
父や友との絆、裏切りを描いた作品だからこそ桜空に見て欲しかった。
本編を桜空と奈桜に見せた時は時折泣くなど主役の感情を理解しあうなど反応が良かったな。
和那『というよりかはデートが目的なんとちゃうん?親同伴で〜』
士『な、そ、そそそそそそそんなことはないよ!だって、荷田君や奈桜やいつきちゃんって子もついてくるんだから!』
五十鈴『楽しそうだな…』
士『ま、まあね。俺も張り切りってランチをたくさん作ったんだ。デザートも作ったしいぁ〜やっぱり大勢で出掛けるのは面白いよ!』
和那『そ、そよな〜』
士『なんか喋り方変だな、ま、いいや。明日は二人とも休めよ、じゃあな!』
俺はそのまま寮へと帰った。
和那『う〜ん、あいつやっぱり羨ましいなぁ…なぁ五十鈴、明日予定あるん?』
五十鈴『いや、特にないが。』
和那『…実はなあ…じゃじゃーん!』
五十鈴『そ、それは!映画のしかも仮面ライダースーパー戦隊のチケット…どうして?』
和那『いやぁ実はな、なんやいつも楽しそうにしとる士やけどうちらと遊びに行ったことないやん。そこで、もっと仲良くなるためにうちらもついていこうと。』
五十鈴『…ならさっき普通に誘えば良かったじゃないか。』
和那『いやはやそこはなんというか〜その〜照れるやん。だって〜な〜。それに五十鈴も寂しいやろ。うちが頑張って振ったのに〜鈍感やわ〜あいつと一緒に出掛けるいいチャンスやん!
高科や芳槻と仲良くなるチャンスでもあるんやで!』
五十鈴『わかった。いこう…しかし、突然行った場合士の料理が食べられないが…それは少し…いや…大分嫌だな。』
和那『あっ…せやな…伝えに行ってくる!!』
和那は真っ青になりながら走って男子寮に向かった。
五十鈴『しかし、士はデートだ。なんか邪魔しているような気もするが…楽しそうだ。』
五十鈴は少し笑みを浮かべて寮に一人戻って行った。
ー男子寮ー
士の部屋
士『ふぅ〜明日は何を作っていこうかな…』
荷田『そうでやんすね〜〜夏でやんすから腐らないものとかがいいでやんすが〜』
士『冷凍ボックスは一応用意は出来てるけど…シャーベットやアイスで一杯だからな…悩ましいよ。』
荷田『別の場所で食べるのもいいでやんすが士君の料理が天秤だとちょっと考えるでやんす…』
士『じゃあ、荷田君も冷凍ボックス持ってくれるなら作れる料理が増えるけど…』
荷田『何作るでやんすか?』
士『勿論、特性冷やし中華だ。新鮮な魚介類と特製ダレを5種つけて絡めると美味いぞ〜』
荷田『そういうことなら喜んで運ぶでやんす!』
士『じゃあ…』
ガッシャーーーン!!
士『うわああああっ!』
荷田『ぎゃあああああでやんす!』
窓ガラスが割れた!
な、なんで!
い、いや…カズ…
よく見ると和那が窓ガラスを割って入ってきたのだ!
士『何やってんだよ!カズ!』
和那『い、いやぁ〜その〜美味しそうな話が聞こえたのでつい〜興奮して…』
士『それで窓ガラスから入ってきたわけか…にしてもそんなに羨ましいのか…だったら和那もついてくるか?明日?』
和那『えっ!ええんか、じゃあ五十鈴と一緒に行くわ!映画のチケットはもう持っとるから大丈夫やで、そんじゃ!』
士『えっ!も、もう持ってるって…ま、いいか人が多い方が楽しいし。』
荷田『で、この後片付けは勿論…』
士『わかってるよ。』
俺は静かに窓ガラスを片付けた上で窓ガラスを仮面ライダーの力で直した。
いやぁ〜助かったよ、まさかこんなところで役に立つとは…マイティクリエイター。
先輩二人は起きなくてよかった。
一応ピスケスで健やかな眠りについてもらったけど…
エグゼイドは万能だなぁ…ともかく明日に向けて仕込みはしておくか…
で、今に至るのだが…
五十鈴『…遅いな。』
親切高校前のバス停前に集合する予定時刻から既に5分過ぎていた。
そこにいたのは桜空と五十鈴のみだった。
士と荷田は仕方ない。
料理の関係上、多少遅れても問題はない。
むしろ、あの料理なら遅れることなど当たり前に受け入れる。
問題はあの二人、奈桜と和那だ。
前者は授業中に寝る常習犯
後者は昨日興奮したまま、遠足の前日に興奮して寝れなかったタイプだろう。
で、この場は芳槻と二人きりだ。
事情は聞いたらしいが…複雑だ。
桜空『今日はよろしくお願いします、天月さん。』
五十鈴『…なんか悪いな君達のデートの邪魔をするみたいで。』
桜空『そ、そんなことないですよ!…デ、デートなんてその…まだ…つーたんとは早いというか…たっ!ただ!お父さんとお母様とお父様と一緒に紹介して出掛けるだけです!』
五十鈴『それはデートなど軽くこす案件だぞ…』
五十鈴は惚気に呆れつつも羨ましいと感じていた。
彼女には母はいないが父はいる。
私には二人ともいない…親がいないのはやはりどうしても寂しいものだ。
でも、彼女は士の父と母と会ったことがあるらしい。
それにかなり好評だったと聞いた。
家族か…
和那『悪いなぁ〜遅れてもうたわ〜』
少しして和那が現れた。
目元にクマを付けていたことから私の想像は当たりのようだ。
荷田『おーいでやんすー!』
和那に続くように荷田も現れた。
肩には大きな冷凍ボックスがあった。
あれを運ぶのには力がかなり必要だ。
遅刻の理由としては最もだ。
そして荷田の後ろには
士『遅れて…ごめん…』
士がいた。
荷田の倍近い冷凍ボックスを肩に下げて歩いていた。
あんな重そうなものを…荷田のボックスの倍はあるぞ…
あれで遅刻するなは鬼だ。
荷田『張り切りって作り過ぎたでやんすね。』
士『まあね、でも作った量は多いしおかわり自由だよ。』
和那『いっぱいいただくでー!』
他愛もない会話をして5分ほどしてようやく高科の姿が見えてきた。
走ってきたのはわかるが髪の毛がボサボサだった。
あれ?そういえば…
桜空『お姉ちゃん!!また、遅れて!』
奈桜『だってこんな日だよ!こんな奇跡みたいな日にみんなで集まるなんて奇跡だよ!』
五十鈴『奇跡を2回言ってるぞ…』
桜空『私はこの日のために見てください。ちゃんと髪の毛を元に戻しましたよ。』
芳槻の髪の毛は緑になっていた。
こうして見ると二人が姉妹なのがよくわかる。
あんなに大変そうというか…始めてあった時に揉めていたのはわかっていた…いや聞こえてきた。
大声で芳槻が高科をなじっていた。
いや、冷酷に切り捨てたともとれるような声が女子寮の外から聞こえてきたのだ。
数ヶ月前
芳槻『…あなたにはこの私の側にいて欲しくありません。』
高科『いや…その…えっと…』
芳槻『いい加減私の視界から消えてください。もう誰とも仲良くなる気はありません。ありがとうございます高科さん、あなたが人を裏切ることや裏切られた気持ちを教えてくれたおかげで私は変われました。それでは。』
高科『ま、待って!』
パシン!
高科の手を芳槻は弾いた。
芳槻『邪魔。』
それだけを言って芳槻は寮の部屋に戻って言った。
高科はその場で泣き崩れていた。
高科『…なんでかなぁ?なんで仲直り出来るなんて甘い考え持ってたのかなぁ?
私ってやっぱり馬鹿だな…もう…もう絶対仲良くなんてなれないのに…ははっ、ははははははは』
彼女は泣きながら顔を上げて空を見ながら涙を必死に吹きながら寮に戻った。
一時期彼女は寮で芳槻を見ては泣いていた。
その度に芳槻は高科を無視して舌打ちをしながら通りすがる行為があった。
こんなことじや高科はもたないと思った。
なんとかしてあげたいとも考えたが私には無理だった。
自分のことで精一杯…
彼女たちはもうどうにもこうにも出来ないと考えていた。諦めていた…
そこに現れたのがこの男…
士『いやはや似合うなぁ〜桜空、黒もいいがやはり緑!よく仮面ライダーの色にも使われるしね!』
桜空『そこが基準ですか?』
奈桜『いやぁーキバのバッシャーフォーム見てこの色だ!って思ったけどね!』
桜空『電王しか見てない私にはわかりません!』
奈桜『そんなこと言って〜仮面ライダーマニアになっとかないと後で苦労するよ!夜のクライマッ…』
桜空『お姉ちゃん!だ、黙ってよ〜』
何があったんだ…一体どうしたんだとしか言えなかった。
あんなに暗かった芳槻と高科が仲良く話しをしている…
門矢士か…私も彼の事を好きになりそうだ。なんてな。
ー第九回ー
五十鈴・桜空『第九回!後書き座談会コーナー!』
桜空『今回は三、六と同じようにこの小説の裏側です。まず始め、ダンガンロンパのキャラなど他作品のキャラを出すのは少し抵抗がありますが、出していきます。』
五十鈴『話しの都合上どうしても仕方ないので許してほしい。
元々、これは前作の続編として作られたものだ。
だからどうしても設定上な…
出して盛り上げたいという気持ちもある
出してしまいキャラが混乱するのも防ぎたい
その狭間で作者は悩んでいるのだ。』
桜空『結構勝手ですね…』
五十鈴『まあ、そうかもな。しかし、感想や質問が全くないと寂しさを感じる反面、このように自由に出来る。
勝手かもしれないな…』
桜空『まあ、それは置いときましょう。
二つ目、ジオウ関連も勿論絡めていくつもりですがどうやるかは未定です。』
五十鈴『三つ目、今作者はビルドの設定を反映させるために色々と考えている。
そのため、結構矛盾点もあるがうまく絡める予定でいる。
あと、ドライブの比率が多いのは作者がドライバーを買った唯一の平成ライダーかつ設定的にも一番絡めやすいからだ。』
桜空『こんなものですかね。ところで…第十回のキャラクターは誰なんですか?』
五十鈴『いわゆるお楽しみらしい。私も知らないからな…まあ、楽しみにしていてくれ。』
桜空『では、また本編で!』