パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡   作:カーナビレッスン

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第三十八話 最悪!生に絶望した女!

 

 

ー九百龍ー

ー日本支部ー

ー部屋ー

 

朝…俺は眼を覚まして体を起こすと横には彼女がいた。

桜空だ、すぅすぅと可愛い寝音を立てながら俺の横で寝ている。

俺はゆっくりと起き上がって彼女を起こさないようにキッチンへと向かい、朝ご飯を作り始めた。

 

さて、何を作ろうかな?

 

1 和食

2 洋食

3 中華

 

1

 

やっぱり和食かな。一応ご飯炊いておいたし…

俺は秋刀魚を焼いて食べるのは好きだ。

桜空も喜ぶだろう。

俺は炊いてあったご飯を盛り付けて、味噌汁を作った、地味だが普通。

軽めの朝食だ…まあ、健康的だな。

さてと、桜空を起こすか…

 

士『桜空、起きろ、桜空。』

 

俺は桜空を揺さぶる。

もう恋人どころじゃないので触れても問題ないので普通に起こす。

 

桜空『あ…れ…士…』

 

寝ぼけてるな。よし、ここはちょっとおどかしてみるか。

 

士『桜空……そろそろ俺…行くから…また…会えるから…じゃあな。』

 

ヒュン!!

 

俺はその場から高速で移動して探さないでくださいとさっき書いた紙を側に置いた。

すると桜空は…

 

桜空『士…どうしたの…え?えええ!』

 

お、驚いてる驚いてる…よし、早速出るか。

 

士『おはよう!桜空!』

 

桜空『えっ?士…このさがさないでってのは?』

 

士『ああ、中々起きなかったらね。つい書いちゃった、びっくりした?』

 

桜空『す…少しだけですけどね。士のことは信用していますから。』

 

頬を赤らめながらこちらを見る桜空の顔にまたドキッとさせられる。

愛しているなあ俺…

 

士『さらだったら…こんなドッキリ出来ないよ…桜空だからこそ出来るんだよ。』

 

桜空『それは士のおかげ…いや…旦那様のおかげですよ。』

 

士『だ、旦那様!!そ、そんな風に言われるとちょっと…照れるなあ〜』

 

桜空『じゃあ、あ・な・た?』

 

士『くっ!最高だよー!って、ご飯出来てるぞ。一緒に食べよう。』

 

桜空『あ…この匂い…秋刀魚の匂いですね。』

 

士『ああ、朝ご飯を作ったんだ。食べたら学校の寮に戻ろう。』

 

桜空『はい、ところで…妊娠のことは…』

 

士『お父さんに連絡したらどうだ?』

 

桜空『そ、そうですね…まずはご飯を食べて学校に行きましょう。』

 

?少し桜空の様子がおかしいと思ったが気にしないこととした。

 

士『ああ。』

 

俺は桜空と楽しく朝ご飯を食べて学校の寮に戻った。

しかし、その後すぐに俺は最原と出会った。

 

ー森ー

 

最原『どうも、久しぶりだね。』

 

士『おお、あんたか。久しぶりだね、今日は何の用だ。』

 

最原『君がそのベルトの機能を解放したから確認しにきたんだよ。』

 

士『このベルトの機能…いつの間に?』

 

最原『それに使えるカードも増えたはずだ。ライドブッカーを開いて見なよ。』

 

俺はライドブッカーを開いた。

するとカードが3枚飛び出した。

 

士『ゼロノスのゼロフォームに電王のライナーフォームとデンライナーゴウカのカードが…なんで?』

 

最原『それは愛を手に入れたから使えるようになったんだ。』

 

士『愛を手に入れた?まさか桜空と子どもを作るとカードが使えるようになるなんていうんじゃないだろうな!』

 

最原『そ、そうだけど赤ちゃんを作るのが条件じゃない。

互いの繋がりを完全に心と体で感じたときに愛を手に入れた時にカードが解放される。

その相手が知識を持つものだったり関係するもののカードが使えるようになるんだ。』

 

士『あ、桜空は電王のことを知ってたから使えるようになったのか。で、それはいいとして…これで行ける世界が増えたのか。』

 

最原『ああ、それはまだできない。

というか…介入が出来ない。』

 

士『つまり…俺がその世界へと向かうことは可能だが、そこで何かすることが出来ないってわけか。』

 

最原『人間の姿じゃ無理だ。だけど、今ならカイジンライドの一部の力を使えるみたいだ…例えば人間としてロイミュードの融合進化体になることとかでその世界へ行くとか。』

 

士『そうか…ところで、このベルトじゃメモリブレイクはなんで出来ないんだ?』

 

最原『それはね、君だけだからだよ。一人の力じゃメモリブレイクは出来ない仕組みになっている。

ダブルドライバーにその力を入れたんだ。

でも、君はあのダブルドライバーには適合しなかった…ダブルドライバーまたはロストドライバーの本当の持ち主じゃなきゃメモリブレイク出来ない。』

 

士『本当の持ち主…まさか、左翔太郎はこの世界にはいないぞ!』

 

最原『違う、違う。その遺伝子を持つもの…円環の理から外れたこの世界だからこそいる人だ。

左翔太郎さんの遺伝子を引き継ぎなおかつ共に戦うパートナーがいる存在。

まだ、見つけられていないか…

それに、そのダブルドライバーをフルに使うためにはその適合者と相手両方見つけないといけない。』

 

士『なるほど…その適合者がどこにいるかわからないのか?』

 

最原『わからない…でも、そのダブルドライバーが反応またはジョーカーメモリが反応する相手がいれば…僕が探すよ。あ、あと!それからカイジンライドのデメリットも教えておかないといけなかった。』

 

士『デメリット?』

 

最原『そう、デメリットだ。カイジンライドを使うということは悪に一時的にだが染まるということになる。

簡単に言うと…メディックの様な事になるわけだ。

闇が溜まって増殖する…とても危険だ。くれぐれも扱いに注意してくれ。』

 

士『わかった。コントロールしてみるさ。

ところで…俺がいけなかった世界は行けるようにはなったのはわかるが…どの世界だったっけ?』

 

最原『…この世界だよ…行ってごらん…君が死んだ世界に。』

 

最原は悲しそうな目でその世界の場所を示した。

 

士『行ってくる。』

 

最原『よろしく頼むよ。それじゃ。』

(桜空ちゃんに渡したあれが使われないといいけど…)

 

俺はブレンをカイジンライドして融合進化体としてその世界に向かった。

 

ー和那ビタールートー

 

ー葬式場ー

 

その世界に来た俺はブレンの体に入り、彼と意識を分けながら探すことにした。

カイジンライドは意識を渡すか渡さないか選べる。

カメンライドの召喚もそうなっている。

 

ブレン『ここはあなたの葬式場ですね?あなたは事故で死んだと書かれていますが…』

 

士『おそらくそれは嘘だろうな……かつて俺が行った世界にいた真央さんなら事情を知ってるかもしれない。いくぞ!』

 

ブレン『見ていかないのですか?』

 

チラリとその場を見渡す。

神妙な顔で葬式場へと入るチームメイトや親の姿が見えた。

とてつもなく悲しい。

これが…救えない悔しさか…

 

俺は真央さんの元へと向かった。

 

ー秘密基地ー

俺は、警戒されながらも真央さんに会った。

 

真央『…誰!なんでここがわかったの?』

 

ブレン『わ、私は味方です。能見というものであります。ツナミの差し金ではありません。』

 

真央『……何の用…』

 

ブレン『芹沢真央さん。あなたにいくつか聞きたいことがあります。

何故この世界の彼は死ぬことになったのか?』

 

ブレンは俺の写真を見せる。

真央さんは顔を背ける。

 

真央『彼…10主のこと…私は知らない。』

 

士『そんなこと言わずに教えてください。俺は知りたいんです…俺がどうして俺が死んだのか!』

 

ブレンの口から俺の声が発せられる。

その声に真央さんは驚いた。

 

真央『!!その声…なんで…あなたはカズに…』

 

ブレン『ああ…なるほど…つまり大江和那にこの世界のあなたは殺された…というわけですね。』

 

真央『この世界…どういう意味?』

 

ブレン『パラレルワールドって知りません?もし、こうだったら…もしああなっていたら…そのあり得た可能性の世界の一つから私たちは来ました。

私どもの世界は私たちの手によって起こった仮面ライダー革命で平和になりました。』

 

真央『パラレルワールド…仮面ライダー革命?いったい…』

 

ブレン『口で言うより見てもらった方がいいですね。これをご覧ください。』

 

俺は持っていた端末で仮面ライダー革命の様子を見せた。

 

真央『何…これ…!…赤子の手を捻るように…敵を…殺して…』

 

驚きの表情を隠せなかった。

そりゃそうだ。

数千人の仮面ライダーと怪人が自分たちが苦戦して来た相手を子どものようにあしらっていたのだ。

そんな反応もするに決まっている。

 

ブレン『安心してください。別空間に送るだけですから、殺しは一回もしていません。』

 

士『こうやって俺たちの世界は平和になった。しかし…こっちの世界の俺は…なんで和那に殺されたんだ…』

 

真央『…それは…』

 

士『教えてくれ……頼む…言いたくないのはわかってるが俺は知りたい…どんな悲劇だとしても…』

 

真央『カズが壊れた……』

 

士『!!』

 

真央『最初は戦いを怖がっていた…

でも、戦いを行うたびに…心が…砕けて…

戦いを楽しむようになって…容赦なく何人もの命を奪うようになって…』

 

士(……カズが…そんな風に…)

 

真央『私たちのところに身を寄せた頃と変わってしまった…

そして、私はその世界のあなたに助けを求めた…でも…そのせいで…あなたは…』

 

士『……カズに殺された…』

 

真央『…そう…だから、カズはそんな自分に絶望した。

愛していたあなたを殺した自分に…だから…自らの命を絶った…』

 

士『カズは…カズは…巻き込まれただけなのに…』

 

ブレン『残念ながら私たちにはこの世界で何も出来ません。この世界の門矢士が死んでしまっていては介入が出来ないのです。』

 

真央『…私のせい…か…』

 

士『…この世界のあんたも責任を感じるタイプか…こっちの世界もそうだよ。

あんたは自分だけ子どもが出来ないことに責任を感じていたよ。』

 

真央『!!そっか…そっちの世界はそうなんだ…わたしだけって…』

 

ブレン『こちらの世界では重婚が認められていまして、あなたの彼氏さんはあなたと他5名の方と結婚しています。

そして、あなただけが子どもが産めなくて悩んでいたと…』

 

真央『…そっか…』

 

少し残念そうな顔をしていたが俺が見せた写真を見せると心なしか顔に笑みが現れていた。

彼を慕う人間が他にいることは残念だが彼がこんなに笑顔でいられる世界を喜んでいた。

 

ブレン『でも、仮面ライダーの力と新薬品のおかげでもう妊娠は確実です。』

 

真央『!!どういうこと…』

 

士『ハピネスXだったっけ…確か超能力者を強制的に引き出す薬があったよね。

あれを作る科学者を集めて人間の生殖能力を高める薬を作ってもらったんだ。

ノーリスクにするのにかなりの時間がかかったけど…その代わりに100パーセント妊娠、ノーリスクで母胎への異常も確認されなかった。1週間で妊娠がわかる優れものだ。

1つ子、2つ子、3つ子と選べる。

そして…仮面ライダーエグゼイドには遺伝子操作能力がある。

これで超能力者、サイボーグ、アンドロイドに具現化的存在を普通の人間にすることができる。若返りなども簡単だ。』

 

真央『!!!じゃあ…全ての人間を幸せに出来る力が…』

 

ブレン『はい、これまでいくつもの世界が仮面ライダー革命で救われました。

全ての人間が支配に苦しまず、いつでも家族と一緒にご飯を食べて家でゆっくりと寝る。

そんな世界を作ってきました。

だからこそ…この世界が酷く見えるのです。』

 

真央『………わたしの所為だ…全部…私の…』

 

士『いや…まだだ…まだ終わってない!!』

 

真央『…もう未来は…』

 

士『俺は時間を戻せる…それに今はまだ無理でも…この世界に介入できる力を手に入れる!なんとしても…』

 

真央『……そうすれば…みんな幸せになるの。この世界は…』

 

士『ええ…この世界は最悪だ!!互いを疑いあい…弱い者を踏みにじる…一部の力を持つ者にしか幸せが与えらない!

そんなの…そんなの間違っている。

あの…あの世界のように…』

 

スッ

 

俺はカズがジャジメントに行ってやり直した世界の後の写真を懐から取り出して真央さんに見せた。

 

真央『!!!!これ…が他の世界…のカズ。なんて…なんて…笑顔…』

 

その写真にはその世界の俺や18人の子供たちに囲まれて幸せそうに笑顔でいるカズの姿が写っていた。

真央の目頭から涙が出ていた…

悔しそうに写真を持つ手が震える。

 

真央『…ごめんね…不甲斐ないヒーローで…こんな…こんな笑顔にしてあげられなくて…ごめんね…』

 

涙を出す彼女に俺は心底胸が痛む。

この傷が俺を強くする…

自分の力の無さに絶望しかける…

でも…いつか…必ず…

100の世界…全てを…

 

ブレン『…そろそろ行きましょうか…向こうに…』

 

真央『…どこに行くの?』

 

士『実際に二人に会ってくる…何か伝えておきたいことがあるなら言ってやりますが…』

 

真央『…………ごめん…って…伝えて…』

 

士『はい…』

 

〈カメンライド!ゴースト!〉

 

俺はブレンをカードに戻してゴーストとなってこの世界のあの世に向かった。

 

真央『……私たちだけでも…やるしかない…』

 

 

 

 

 

 




ー第十九回ー

真琴・ノシシ『第十九回!後書き座談会コーナー!』

真琴『私の名前は二階堂真琴、パワポケ 13のキャラクターだ。そしてこいつがノシシ、かいけつゾロリのキャラクターだ。』

ノシシ『えーと、このコーナーはそれぞれ出演予定のキャラクターが出て色々と話しをするというものーですー。今回からシャッフルで作者の気まぐれでキャラクターを出しまーす。もし、このキャラとクロスオーバーな会話がしたいとかあったら感想とかメッセージください。
これでよかっただか?』

真琴『ああ、説明ありがとう。しかし、私は未だに混乱している…喋るイノシシが目の前に座っているからな。』

ノシシ『そんなこと言ったっておらとあんたで3回収録しないとゾロリ先生に叱られちゃうだー。』

真琴『わかった、わかった。ところで今回の議題は何だ?』

ノシシ『えーと、この台本によるとーこれまでの技の説明をしなさいと。』

真琴『技か?確かにそういうのはわかっているでしょスタンスで来たからな…』

ノシシ『そのせいで本編と少し違った能力になったものもあるし、例えばフリーズベントとかコンファインベントとか…だっただな。』

真琴『それらの能力は超能力関係対抗策になっているぞ。
コンファインベントはベントカードを打ち消すのが本来の効果だが、今作では超能力を打ち消しようになっている。
フリーズベントは相手を凍らせるのだが、超能力もプラスアルファで凍らせる。
ちなみに一度このカードを使われたら元には戻らない。
超能力を一時的に打ち消す機械ESPジャマーは本編にもあるからそうなっている。』

ノシシ『あり?リターンベントはどうして使ってないだか?
コンファインベントと同じように超能力を返せる設定じゃないだか?』

真琴『その能力はそうだが…話の展開的に悩むのだ。』

ノシシ『そうだか、ほんじゃ、また次回〜』
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