パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡 作:カーナビレッスン
奈桜『はーい!皆さん!
こんにちは!
1日遅れのハッピーバースデー!
桜空!誕生日おめでとーーー!
え?あれ?誰もいない?
折角二時間かけてきたのに…
やっぱり昨日普通にやってたなあ…ま、ともかく五十八話!始まります!それでは、ど…?あれ…私一人だけでしたっけ?
ま、いっか!かーえろー!』
ー天月家ー
ーリビングー
ーTVー
俺は如月十三郎と関わった三人の様子をレーダーハンドに撮って、流そうとしていた。
ー村ー
木村『何っ!何なのよあなた達!』
TVには目隠しをされて二人の男に山奥を歩かされている木村冴花の姿があった。
弦三郎『冴花!!!』
つい声を荒げる十三郎。
すぐに落ち着こうとするがなんだかイライラしているように見える。
当たり前といえば当たり前かもしれない。
ホンフー『あらあらそんなに気分を荒げるないで〜私たちが助けてあげたんですよ。』
彼女はルッカ達に攫われていた。
しかし、それをジャジメントのホンフーの仲間が助けだした。
いや、奪還したのだ。
木村冴花の父親はタイムマシンからやってきた未来人でこの世界を作り変えた人物の二人の内の一人なのだ。
もちろん、基本世界では仮面ライダーによってやっつけられている。
仮面ライダー的にはタイムジャッカーの様な存在だとするとわかりやすい。
そのため、彼女は父親の事もあり捕まったのだ。
最も奪還した男のうちの一人、ストームレインは天候を操る超能力者である。
最強の超能力者の一人と言われているが他の世界ではその能力頼りを見破られコンファインベントで超能力を破壊されてあっさりやっつけられる。
もしくはウェザードーパントに力負けして敗れるので脅威ではない。
木村『だったら私を…』
ホンフー『いいですよ、"あなたは全ての記憶を思い出してください。"』
木村『えっ!そんな記憶が…いやだ…いやだああ…十三郎…た…すけ…』
バタッ!
彼女は前屈みに倒れ意識を失った。
ホンフーの能力により、彼女は全ての記憶を失った。
ホンフー『これで薬でも打って家に帰してあげなさい。そうすれば…もう十分ですよ。』
彼がそう言った後に後ろからロボットが現れた。
そのロボットの名前はジナイダ、彼女は木村冴花の家で召使いをしていた。
しかし、ジャジメントの所属であるので今回は彼女は特に動かなかった。
ジナイダ『わざわざオジョウを村送りにする必要はあったのか?』
ホンフー『保険ですよ、それにねぇ、別にいいじゃないの、どうせカタストロフで全てなくなるんですから…』
これを見た時に俺は仮面ライダーディケイドのフォーティーンの侵略を思い出した。
市民を自分の思いのままの状態にさせる支配世界を作り上げていた。
俺も似た様な事をしているのでは?と考えた事もあったが世間の支持を得ているし、自由を尊重しているから問題はない。
しかし、こちらはフォーティーンのようにフォーティーン本体を倒すだけではないのだ。
しっかりと手順を踏まえてやらなければならない。
ミーナ『ジャジメントの技術はその世界の最新の技術を採用しており、普通の方法では絶対に治すことはできないでーす。
仮に助け出したとしても木村冴花は元に戻らない…私達では…』
十三郎『この時点で俺は……どうせ無理なら…無理ってはっきり…』
俺はゴーストの超全集を広げてゴーストのフォームを教えた。
士『それならこのヒミコゴースト魂の力を使えばいい。
浄化の炎で敵の洗脳を解除出来るんだ。』
十三郎『!!!そんな力が…』
士『そして一ノ宮桜華にかけられた洗脳も同じように解除出来るらしい。
しかし…彼女の場合は薬を使われなかった。
村送りではなく…彼女は破滅をさせられたんだ…
この所業の酷さに俺はあの時、ホンフーの目の前でかつての恋人を再び殺したかのような行動をしたんだ。
…子どもは観ない方が良い…』
妙矢香『わかった、じゃあ私はお兄ちゃんと一緒に別の部屋に行ってくるね。』
寿四野『わかったよ、じゃあ向こうで休んでくるよ。でも寝られるかな?』
茜『それでは私と一緒にお昼寝しましょう、茜おばさんが話し相手になります!』
三人が寝室に向かった後、俺はTVに映像を入れた。
この映像を観た時に未確認生命体の殺人並みに俺は腹が立った。
ーボロアパートー
ボロアパートの一室に一人震えすっかり寂れやつれた一ノ宮桜華がいた。
一ノ宮『…誰です…』
そこにはホンフーが一ノ宮桜華の目の前に現れて笑っていた。
ホンフー『もうあなたの体はボロボロでしょ?売れる臓器は売り尽くし、その身を売春してまでも借金の返済に当てました。
しかし…もうそろそろ楽になったらどうです?
借金は膨れ上がるばかり…ま、最もこちらの活動資金もそちらの名義を使っているので増えるのは当然ですがね。
もう準備はほとんど出来ましたから…楽にしてあげようと思ってねぇ…解除。』
パリン!
一ノ宮『えっ…私は…』
一ノ宮桜華は洗脳を解除され正気を取り戻した。
しかし、時既に遅し…
一ノ宮『いやああああああああああ!』
ホンフー『思い出しのねぇ…自分が今まで何をしてきたか。』
一ノ宮『助けて…十三郎!助けて…十三…』
ホンフー『彼はドラフト一位指名でプロ野球選手になったの。
彼は今や期待の星…ファンもいっぱいいて大量の契約金をもらっている優秀な選手。
それに比べてあなたはどうかしら?』
一ノ宮『!!!』
ホンフー『臓器を粗方売り尽くし、身体を売春に捧げた上に借金まみれの汚れたアパートに無断で住んで借金取りに怯える女。
どう考えても釣り合わないわねぇ…
でも、彼はあなたの事を探している…もし、見つけたとしてもあなたはどんな顔で彼に会うの?
彼はあなたのために甲子園で私の指揮する十三番高校に負けてくれたのよ。
実力的には互角だったのに…』
一ノ宮『ああ…ああ…』
ホンフー『あなたから彼が得られる物は何も無い。
ならばどうしましょう?』
ホンフーは縄を取り出して一ノ宮桜華に渡した。
一ノ宮『これで…』
ホンフー『はい、さようなら。』
そう言ったホンフーは窓から外に出た。
一ノ宮は天井に縄を仕掛け、段差を近くの段ボールで作り、縄を首にかけた。
一ノ宮『…お父様…ごめんなさい…私が不甲斐ないばかりに…お母様…今から…そちらに向かいます…そして………十三郎…あなたの事を本当に愛しています…愛しつづけます…死んでも………本当に…ありがとう。』
ポタポタ
十三郎『…ひっく…ひっく…』
誰もが黙っていた。
何も言えなかった。
苦しみもがく彼女の姿と側でその映像を見る彼の姿に俺たちは何も言えなかったのだ。
だが、俺はここで声を出した。
士『安心しろ…俺はホンフーに同じ様な事をしてやった。
それに絶対に助かる…任せておけ…』
和那『…ま、うちもこの映像を観た後じゃあんたの事を否定出来んわ。』
ブラック『………そうかもしれない…』
十三郎『本当に…本当にそうなりますか!』
士『当たり前だ…仮面ライダーは誰かのためになんとかするもんだ!!
……雨崎千羽矢…も観るか?』
十三郎『はい…お願いします。』
俺は目を擦る彼を気にしながらも新たな映像をテレビで流す。
ー森ー
雨崎『ねぇ…私は誰…誰なの…』
ホンフー『あなたの名前はハームレス…そして私達の仲間ですよ。
安心して下さいさあ行きましょう。』
雨崎『でも…ここには…』
ホンフー『"ここにいてもいいですよ。"』
雨崎『私…行きます!』
ホンフー『では行きましょうか!はっ!』
彼等は空を飛んだ。
しかし、彼女の目には涙が出ていた。
雨崎『あれ…なんでかな…ここに…いた…』
ホンフー『"ここにいてもいいですよ。"』
雨崎『!!!』
彼女はこうしてジャジメントの手により…実験動物となり……
十三郎『なんでだよ、なんでなんだよおおおおおお!』
蓮『十三郎君……もう…もう終わるから…』
泣き噦る彼を周りの人間が慰める。
やっぱり俺はこの力が必要とされてる事に喜びを感じている。
必要にされるってのは…結構良いものだ。
だが、それ以上に俺は誰かを助けたい。
そう感じるみたいだ。
浜野『仮面ライダーね…でも限界はあるんじゃない?
寺岡薫やデスマスの様な不治の病いはどうするの?』
ブレイブ『ノープロブレムだ。』
浜野の背後にいたブレイブが声を出した。
少し驚きながらも落ち着いていた。
召喚したブレイブが帰ってきていたのだ。
浜野『いきなりはやめなさい…で、あんたなら治せるの?』
ブレイブ『既にカルテは見終えた。寺岡薫やデスマスの病気共に俺の手にかかればなんでもない。
何回もしたことある。』
そう、彼の手により大抵の病は完治するのだ。
寺岡薫、デスマス共に技術的に治すことは不可能だったが、ブレイブのオペにかかればなんともないのだ。
浜野『はぁ…お見それしましたわよ。で、時間を戻してジャジメントを壊滅させるんでしょ?ならはやくし…』
士『いや、まだだ。俺は出来ることなら全ての人間を救ってやりたい。
ホンフーの奴もだ。』
全員『!!!』
この発言に俺以外の全員が驚いていた。
まあ、そうだろうね。
十二司『君はどういうつもりなの?』
士『罪を憎んで人を憎まず…それは俺の戦う原動力の一つだ。
人がおかしいなら歴史を変えればいい。
罪なら消してやればいい…だが、我慢にも限界があってあのパフォーマンスのように罪には罰を与えてしまう。
そこでだ、はい!』
俺は十三郎にタイムベントのカードを渡した。
士『こいつをお前に託す。これで、お前が好きな時代に戻ればいい。このカードに戻りたい時間を望めばその時間に行ける。
お前が生きていない時代にも戻れるはずだ。』
五十鈴『なぜ彼にそんな役割を?』
士『俺は馬鹿だからさ、こういう選ぶのは向いていない…それに、俺が遅れたせいで迷惑かけたな…だが、大丈夫!もう悪夢は終わりなんだよ。』
十三司『俺が…あの人の運命を…』
士『あいつの定めはお前が決めろ、と!さてその前にエグゼイドを見ないといけないな…具現化、リプログラミング、クロノスのことを知るためにもな…』
俺はエグゼイドのBlu-rayをテレビに入れた。
ー第三十九回ー
ルフト・ようこ『第三十九回!後書き座談会コーナー!』
ルフト『さて、今回の議題はそれぞれの作品ネタバレについてじゃな。』
ようこ『基本的にウルトラマン、仮面ライダー、パワポケのネタバレはありますけど本編がわからない人の配慮はガバガバになりがちになってます、すみません。』
ルフト『そこらへんはキャラ紹介でなんとかするじゃろ?原作知らなくても登場させるキャラクターもいるからのおところでナオちゃん達はどうした?』
ようこ『帰られましたよ、2時間かけて…』
ルフト『カットされなくてよかったわい。あ、でも…確か…』
ようこ『ゲイツ君がいたような…』
ルフト『5時間待っとるみたいじゃから連れ帰りに行くか…』
ようこ『じゃ、丁度私たちの出番も終わったし、連れて帰りましょうか。』
ルフト『じゃあここらで、さようなら〜』