パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡 作:カーナビレッスン
ー星英高校ー
今日は星英高校との練習試合。
本来は四角高校との練習試合が先だったのだが、何やら他の高校との練習試合とブッキングとなり、親切高校と星英高校との練習試合となった。
今は午前6時で皆がストレッチで体をほぐしえいる。
昨日は体を整えてあの世界にも行かなかった。
俺たちは勿論、観客席にいる。
よかった…観客席にいられる。
天道の事は言っていないからな…
目立つのはもう勘弁だよ。
基宗『よし、みんな!相手は直線勝負の天道とかいう生意気な奴だ!先輩の仇をとってやるぞ!』
オーーー!!
先輩達に緊張が走る
俺は仮面ライダーも好きだが野球も大好きだ。
最近、和那との戦闘で気を使う事もあり学校で彼女に会うのが気まずかった。
それに…五十鈴と自分の娘を見ちゃったし。
中々なぁ…
そんなことを忘れさせてくれる野球の試合!
応援だけだけど今は楽しもう!
1回表先輩達の攻撃
アナウンス『1番!北乃君。』
1番バッター北乃先輩
本来、ここには別の先輩が入るはずなのだが監督が北乃先輩を入れたらしい。
北乃先輩は元々豪勢な家だったが、仮面ライダー革命により脱税がばれて没落し、今はしがないとんかつ屋をやっているらしい。
名物は店主そっくりのじゃがいもの煮物ととんかつのセットらしい。
…なるほど……
なんでか納得してしまった。
いやいやいや、あれは監督が当て馬として北乃先輩を入れたらしい。
さて…天道…お前はどうする?
天道『ちっ!!!』
天道が大きく舌打ちをした。
後ろのバックボードを見てすぐだった。
少しびびったがあいつに変化はない…
いや、イライラしている。
これは一体どういうことだ?
北乃(よ〜し、ここは一発ホームランを打って俺をレギュラー完全固定にしてもらいますか!)
先輩の邪な考えが顔から見て取れる。
ジャジメントほどじゃないが素直というか…なんというか小悪党?
ともかくまあ、それでも味方だし、頑張れ!
秋を感じさせる朗らかな暖かさを感じさせるマウンドで天道が肩を作り終えた。
天道が振りかぶり…投げた!
シュイーン!!
北乃『えっ…』
ストライク!
なんと天道がスライダーを使ってきた。
こちらの監督やベンチがざわざわしだした。
なんと調べをしていた田島の情報と違い、天道は変化球を投げてきた。
車坂『おい田島!お前ぇ適当な情報掴まされやがったな…』
田島『い、いえ!そんなつもりはありません!8月の初めに練習を見に行った頃はストレートしか…』
車坂(まさかこの短期間で…いや、あり得るな…だとしたら…)
変化球の多様さに先輩達は対応することが出来ず…5対0で敗北した。
星英高校は打線が弱かったので、6回まで天道以外打っていなかった。
そのためコールドゲームにはならなかったが完封負けを喰らいファールすら出来なかった。
ノーボールノーヒットの最悪な負け方だ。
というか掠らせることすら出来なかった。
監督もカンカンだよ…
車坂『てめぇら…何やられてんだ…あそこまでコテンパンにされるとは思ってなかったぞ!しかもファールすら出来ねぇとは…』
(ま、今回は俺の采配ミスだ。
全くもって驚かされたぜ…天道の奴がこんな短期間で変化球を使えるようにするとは…ま、大会の布石だと思えばましか。)
やっぱり凄い怒っている…
でも、なんか向こうのベンチから背中に視線を感じるんだけどなぁ…
天道『……あの野郎…』
若葉『なんで出てこなかったのかな?』
天道『……練習試合程度じゃ出てこないのか…だが、次の公式試合には引っ張り出してやる…それまでは俺も特訓を続けるか…』
若葉『えっ?まさかまたGE●に行くの?』
天道『行くしかないだろ!公式試合はまだまだ後なんだからな!』
若葉『はいはいわかりました。』
まあそんなこと気にしていられないんだけど
車坂『てめぇら今夜は寝られると思うなよ!全員骨を捨てる思いでやれ!!!
まずは親切高校までダッシュで帰宅だ!
乗り物なんかに乗ってきてみろ…ぶっ殺してやるぞ!』
と言われて全員で今、街中を走っている。
中々恥ずかしい光景だがそんなことを気にすることなど出来ない。
皆、ゼイゼイ言っている
俺も勿論疲れるが今までのライダー特訓に比べるとどうしても見劣りすると思われてるかもしれないが…
そんなことは断じてない!!
八太郎さんの助言もあって昭和ライダーの特訓を超えるかもしれない…
車坂監督の指導は立花のおやっさんを超えるよ…イカデビルを鍛えたら1号倒せるよ…
四国くらいだったら楽に解放できるよ…
俺たちはヘトヘトになりながら学校に辿り着いた。
その後もめちゃくちゃに練習したよ。
そのおかげでもう9時だ…
監督にぶっ倒れたよ。
昼飯も食わずによくやったほうだよ…
俺たちは皆で助け合って肩を組みながら寮へとたどり着いた。
官取『こ、ここまで辛いと実家のマッサージを直ぐにでも受けたいくらいだよ…』
田島『そ、そんな愚痴を言う元気があるなら体の方に力を回せ…』
越後『や、やれやれだぜ…』
五代『母さん仕込みの特訓並みに辛い特訓だったな…』
荷田『き、今日のメニューはトンカツでやんす…お、おかわりしまくるでやんす…』
士『そ、そうだね…』
俺たちは男子寮の食堂で飯を食べた後もまだまだ食い足りなかった。
おかわりの連続でもう
でも、そんな時は…
荷田『部屋の弁当で追加するでやんす!』
俺たちは部屋に戻った。
すると机に置いてあった弁当3つが無くなっており、1つだけになっていた。
士『ああそうだな…って?あれ?弁当がもうないでやんす!
確かにここにあったはずでやんすのに!』
すると寝そべっていた北の先輩がこちらに声を掛けてきた。
え?でも俺のベッドでなんで北乃先輩が寝転がっているんだ?
北乃『ああ、それなら俺が弁当を2箱たべたからな。』
荷田『って?なんで士君のベッドで北乃先輩が寝そべってるでやんすか?』
北乃『そりゃあお前のベッドからポテチを見つけたからに決まってるからじゃないか。』
北乃先輩はポテチの空袋を見せつけた。
荷田君は反応し、がっくりとしていた。
荷田『あっ!おいらが隠しておいたポテチがぁ〜しかし、なんで自分のベッドで食べないんでやんすか?』
北乃『馬鹿やろう!そんなことしたら俺のベッドが汚れるじゃないか!安心しろ、お前はポテチをくれたからな、代わりに士のベッドで食ったんだよ。』
士『あーあ、俺のベッドがぐちゃぐちゃになってる…しかも、所々汚れてる…』
(あっ、なんだか臭うぞ…まさか…この匂いはあの……………今日は他の支部で寝よう。)
俺ががっくりしていると荷田君が机に置いてあった最後の一つの蓋を開けていた。
士『おい!荷田君!な、何やってるんだ!』
荷田『もう我慢出来ないでやんす!士君はそこのポテチのかけらでも食べればいいでやんしょ!』
士『え、ここはチーグーパーで…』
荷田『そんなことする元気もないでやんす!とっとと何時ものに行ったらどうでやんす!』
士『わ、わかったよ…』
俺はフラフラになりながらいつもの場所に行った。
森を歩く足取りが重い。
あ、もうだめかも…
俺はその場へと倒れこんだ。
体が動かないなあ…いくら飯食べたとはいえ限界かもな…
ははは、ここで襲われでもしたら駄目かもな
…今日は約束の日なのに…
ガサッガサッ!
!!!
草むらが動いた。
まさか…フラグってやつかよ!
俺はパンツに仕込んであったカードを取り出してディエンドライバーに素早く入れた。
カメンライド!
俺はディエンドライバーを手に持って眠るふりをした。
誰だ……
和那『士、あんたどうしたん?』
なんだ和那か。
俺はディエンドライバーを背中に隠して和那に返事をした。
士『いや…体が動かないんだよ…朝の練習試合にボロ負けしちゃってさ…連帯責任で1時間前くらいまで…』
和那『そうか。ん?にしても士、背中に何を隠しとるん?』
ぎくっ!!
い、意外と鋭いというか…俺が間抜けなだけか…
あ、でも…ディエンドライバーにカードが入ったままだよ。
これを見せるわけにはいかないな。
A 捨てる B 正直に言う C 和那を撒く
Aは駄目だ…そんなことしてミラーワールドから取られたら世界は終わりだ。
Bは駄目だ…他の世界の和那のことを考えると言うべきじゃない!!
Cは俺の体力じゃ無理だな…
と、そんなことを考えていると和那はいつのまにか俺からディエンドライバーを取ろうとしていた。
士『お、おい!俺のディエンドライバー取るなよ!これは大事なおもちゃなんだ!』
和那『んな隠さんでもええやん。うちとあんたの仲やろ〜』
士『駄目だ!!!』
ドン!!
和那『うわああああああっ!』
しまった!つい力を入れすぎて和那を近くの木へと叩きつけてしまった。
士『ご、ごめん。和那…』
俺は和那に近づいて手を伸ばすと…
和那『……邪魔や…』
パシッ!!
え………
士『か…和那…』
和那『…うち知っとるんやで…あんたと桜空のこと………お腹の中に赤ちゃんがおるんやろ?』
士『!!聞いていたのか…』
和那『まあ、仲が良いし彼氏彼女の関係やから間違いが起きたんやろ。
でも…これがバレたらどうなるやろうなあ?』
士『頼む!俺はどうなってもいい!だけど…あいつは…桜空の心は不安定なんだ。
ストレスを感じやすくて…もし…ストレスが溜まって子どもに悪影響があったら…』
和那『……』
士『頼む!なんでもする!だから…だから…俺を…好きにしてくれ…』
和那『……別にそんなん望んどらん。ただ、一つ…うちにもう話しかけるな門矢…』
士『!!!わかったよ…茨木…』
その場から二人は別れて俺は寮に戻った。
俺は諦めと同時に良かったとも感じている。
あいつは俺の手の届がないところの方がこの世界では幸せなのだと…
さよなら俺の初恋の人…
ー第四十三回ー
BARU・キーボ『第四十三回!後書き座談会コーナー!』
キーボ『今回から三回は超高校級のロボットことキーボと。』
BARU『パワポケ 12のBARUだ。』
キーボ『今回は更新時間のことでバラバラになりがちですみません!』
BARU『んなこと言ってもマジで忙しいし、左の太ももは痛むし…ストックももうないしなあ…』
キーボ『愚痴は勘弁してください!それでは、また次回!』