パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡 作:カーナビレッスン
ー親切高校ー
ー部屋ー
俺は和那と喧嘩した。
そのことについては俺は荷田君にあの世界から帰ってきたすぐに説明した。
荷田君は俺の味方をしてくれたが、しばらくは話しをするのは待った方がいいと言われた。
荷田『女の子は分かりづらいでやんすからねぇ〜しばらくはおいらがアドバイスするからその通り動くでやんすよ!』
士『う〜ん、わかった。
でも、大丈夫かな。』
荷田『まぁ、とりあえず話すのは気まずいですから普段通りにするでやんす。』
士『わ、わかったから…』
そして、今教室の扉を開けて入るとそこには和那がいた。
クラスメイトと談笑していると、開けた瞬間こちらを見たがばつが悪そうにそっぽを向いた。
あからさま過ぎるのでちょっと笑えてきたが笑みをこぼすことなく静かに席に着いた。
五代『おはよー門矢。』
士『おはよー、五代。』
何気なく五代と挨拶を交わして普段通りに会話をする。
士『今日はさ、お前の相談に乗ってやろうと思ったんだけどな?』
五代『な、なななな!何の事だよ!』
士『お前の母さんから聞いたぞ〜うちの馬鹿息子がもじもじしてるからなんとかしとけ!ってな。』
五代『ミキ母さんから聞いたんだろ…まったくお袋め!
なんてこと恥ずかしいことを話しやがったんだ!』
荷田『そういうのを教室でバラすなんて士君はやるでやんすなあ〜』
五代『に、荷田まで!おい!授業だぞ!受けるぞ!』
士『誰だよ〜教えなさいよ〜』
荷田『そうでやんす!それに授業なんていつも寝るから関係ないでやんす〜ばらすでやんす〜』
すこし不自然ながらも何気ない会話を交わす。
そうしていつものように授業を受けた。
まあ、昨日の夜のこともあってそこそこ疲れていたのですぐに眠れた。
いやぁ〜テストどうしようかな〜
なんて…らしくないことを考えていた。
…和那の事を考えないようにするために…
和那『……』
そんな事を考えながら午前中を終えて屋上に行くと桜空が既にいたがなんだか疲れている様子だった。
俺はいつも通りに歩き桜空に声をかけた。
士『桜空、今日はなんだか疲れているみたいだけで大丈夫か?』
しかし、ここだけはいつもと違った
桜空がため息をはあとついていたのを聞いて
質問してみた。
桜空『ななななんでもないですよ。
ただ…なんだか最近…ボーッとすることが多くて…やっぱりこの子が…』
優しくお腹をさすりながら朧げな笑みを浮かべる彼女にドキッとさせられる。
やっぱり可愛いとしか言えない。
でも…
その笑みがなんだか最近…変わってるような…
士『そ、そうなんだ。でも辛い事ばかりじゃないだろ、俺もいるし、それに奈桜にもその子の事話したんだろ?』
桜空『それは…その…話したんですけど…お姉ちゃんと最近会ってないんですよ…』
士『え?なんで?お父さんの事をまだ引きずってる訳じゃないんだろ?』
お父さん…といった瞬間桜空がさらの顔になってらしくなく息を大きく吸って声を出した
桜空『そ、そうじゃないんです!!お父さんの事じゃないんです!!!!』
そのらしくない声に圧倒され、つい尻餅をついた。
そんな桜空からは何やら哀しい表情が見られていた。
桜空『……最近…お姉ちゃんのことを…なんだか好きになれないんです…それにお父さんの事も…なんだか…嫌いになってきたんです…』
ポタポタと涙を流しながら俺の方を見ずに床に沈み込んだ桜空の姿を見た俺はすぐに立ち上がって肩を掴んだ。
士『どういうことなんだ桜空!
そんなこと突然言わないでくれよ!
今までの事をまだ恨んでいるのか?』
桜空『違うんです…そうじゃないんです…
でも…わたしには…私には…私は…』
パンッ!!
え…?
肩を掴んでいた手を桜空に引っ叩かれてそのまま走る去った彼女の姿に唖然とした。
追いかけようとしたが俺はそこで桜空が先程まで食べていた弁当箱の中に何か紙が挟まっていることに気付いた。
それを取り出すと中から何か出てきた。
ガサガサ
健康診断書…なんだこの字は?
よくわからない字が書いてある。
しかし、残念ながら俺はこの字が読めない
とりあえずこの部分だけを切り取って五十鈴に見てもらおう。
一瞬紫杏に聞こうかとも思ったが彼女は和那の数少ない友達だ。
俺が話しをするとますます追い詰めてしまうのかと思った。
あ、でもそれじゃあ…五十鈴も駄目か…
…妙子に聞こう。
俺はすぐさま弁当を口に運んで飲み込むと妙子のいるとこまで向かうことにした。
ー教室ー
教室にいた妙子はいつも通り、前時の授業のノートをまとめていた。
俺にとってノートはたんなる技帳でしかないからな…いや…落書き?
おれが考えた最強のしはいしゃだとう
もう全部〇〇でいいんじゃないかな?
メンバー
壇黎斗、南光太郎、宝生永夢
がいればもうなんとかなる。
…なんてそんな事ばかり書いてあるノートだ。
そんな事を考えながらも俺は妙子に声をかけた。
士『なあ、ちょっとこの漢字が読めないんだけど教えてくれないか?』
妙子『あらいいわよ。』
俺は"健康診断書"と書いてある紙を渡した。
妙子『はぁ〜これは"健康診断書"って言ってね、その人の体が大丈夫かどうか判断する紙のことなのよ。
で、これがどうかしたの?』
健康診断書…それをなんで桜空が…
妊娠のことかな…
士『ああ、もう大丈夫。それじゃ!』
俺はそのまま教室から出て、トイレに向かい恐る恐る残りのページをみた。
健康診断書
異常なし
当院の検査の結果
当方の身体に異常(いじょう)は見られません。
一時、嘔吐(おうと)などの症状(しゅうじょう)が見られましたがストレスによるものです。
と書いてある。
異常は無い…よかったあ〜
ん?異常がない。
え、てことはまさか!!
俺は残っていた病名のところを見た。
そして、そこに書かれていたのは驚きの結果であった。
診断結果 想像妊娠
俺はその現実を直視し、受け入れる事は出来なかった。
ただ、その場で膝を崩して頬を伝う液体をポタポタと冷たいトイレの床に何滴も落とした。
ー第四十九回ー
若葉・クレータ『第四十九回!後書き座談会コーナー!』
若葉『えー、今回は何を話すかと言いますと…』
クレータ『今日の格言コーナー!』
若葉『え、そうなんですか!』
クレータ『今回は自己紹介も後にしてとりあえず格言!出来ることを隠して時々それをやって目立つな!以上!』
若葉『えっ!ちょ、作者!何してたの!そ、それは次回?バカー!』