パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡   作:カーナビレッスン

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第七十話 なかった責任

 

何もしたくない

 

 

何もやりたくない

 

 

なんでだろ…なんでなんだろ…

 

 

ー教室ー

ー6時間目ー

 

俺は門矢士。

この学校に通う音だ。

普通の高校生だった。

ちょっと仮面ライダーに変身できるだけの。でも、数ヶ月前彼女の桜空と一線を超えてしまった…

そして、桜空は妊娠した。

俺は喜んだ。

これからの事は大変だけど…頑張ろうと思った。

でもそれは嘘だった…

 

 

想像妊娠…

 

それについては俺も知っていた。

まず、妊娠というものがわからなかった俺は馬鹿だった。

だから、医療系ライダーを召喚して話を聞いていたんだ。

赤ちゃんがお腹に宿る事…

当たり前に知っておくべきだった。

でも、そこから聞かされたのは悲しきことだった。

 

想像妊娠ってのはその名の通り、妊娠した事を想像しただけだ。

つまり、桜空のお腹に赤ちゃんがいたのは空想に過ぎなかったのだ。

これか…これが桜空が落ち込んでいた理由か…

いないか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

命が産まれる瞬間は知っているがとても尊い

それとは逆に失われる瞬間は悲しい

だから俺はPAを作った。

だから俺は仮面ライダーになった。

だから俺はタイムベントを使った。

だから俺は敵を倒した。

 

殺す事は悪い事だ。

だが、その一歩手前なら大丈夫だ。

敵が来るなら倒さなければならない。

それが当たり前…振りかかる火の粉は払わないといけない。

 

力のない人を守る為にこの力を使う。

だったら俺は力を身につけないといけない

頑張らないといけない

 

だから…これで良かったんだ…

 

力を持つものはその責任を負わないといけないんだ!!

俺が…俺が…俺が…

 

 

 

五代『おいっ!!門矢!!』

 

びくっ!!

 

俺は目を覚ます。

前の席の五代に叩き起こされた。

どうやらうたた寝をしていたみたいだ。

 

善『門矢君、寝っぱなしはだめでシ!ここの問題は…』

 

ああ、先生に怒られてる。

でもいいや…俺は…俺は…

俺はまるで抜け殻のような顔で先生を見てよくわからない話を耳で聞いてから席に着く、もはや寝ることすらどうでも良くなった。

 

俺はボーっと授業を聞くことにした。

もうめちゃくちゃだ…

この虚しさを…

なんとかするために…

でも…どうしようもなかった…

 

 

神条『……』

 

 

ー放課後ー

ー教室ー

 

妙子『今日は練習休んだら?』

 

俺はいつも通り、クラスメイトの三橋妙子に勉学を放課後に教えてもらっている。

しかし、今日は…

 

士『そうだな…ちょっと…きついな…』

 

少し目眩がする。

なんでだろう…

大変なことから逃れられたのに…

高校生で赤ちゃんがいるなんて…

でも…俺は…それでも…

 

ガタッ!!

 

俺は椅子から体勢を崩して床に落ちた。

肩から落ちて上手く立ち上がれなかった。

 

妙子『ちょっと、もうフラフラじゃない!保健室に行くわよ、肩に掴まって!』

 

士『あ、ありがとう…妙子…』

 

俺はなんとか妙子にガタを支えられて保健室に向かった。

 

 

??『…士…』

 

ー保健室ー

 

保健室についた俺は保健室のミキ先生に診てもらうためにベッドに寝そべった。

妙子はこれ以上いると部活に遅刻なので部活に行ってもらった。

 

士『はぁ…はぁ…』

 

ミキ『大丈夫…ではなさそうね。そこでは数時間寝てなさい。

全く…野球部の練習には困っちゃうわね。』

 

五代ミキさん。

元叶野ミキさん。

五代の血の繋がりのない母ちゃんとして俺たちは認識している。

まあ、野球部のメンバーのほとんどはこの人の診察を受けている。

当たり前だ、あんなめちゃくちゃな練習をしていればなあ…

 

ミキ『ヘルガちゃんの生徒さんもそうだけど野球部も中々ねぇ…ま、雄介の子どもの頃の練習に比べたら大分優しいけどね。』

 

士『そ、そうですか…』

 

ぎこちない返事しか出来ない。

何故なら俺はそんな気分じゃないからだ。

もう訳がわからない…

俺は…俺は何をしたら…

 

ミキ『ま、ともかく後はそこで寝てればなんとかなりそうね。

あなただけなのよ、ここに来なかった野球部員、少し心配だったけどもう安心ね。』

 

そう言って先生は保健室から出て行った。

 

静かな空間で休もう…

と思った矢先、そんなことは許されないと知った。

 

シュパッ!!

 

静かに目を閉じようと思ったのに…

それは許してくれないみたいだな…

 

士『春川さん…』

 

春川『…屋上で大事な話がある…ついてきなさい。』

 

窓から静かに入った春川さんがベッドの側で俺に指示する。

俺は体を必死に動かしてベッドから起き上がった。

 




ー第五十一回ー

若葉・クレータ『第五十一回!後書き座談会コーナー!』

クレータ『今回はここで重大発表〜!』

若葉『え?このおちゃらけ全開のこのコーナーでの重大発表ってろくなものが…』

クレータ『はい、御察しの通りろくでもありません。
なんと、更新ペースが不安定になるんです!』

若葉『え、それ前々からわかってたことじゃ…』

クレータ『一応言わないとね?ま、ともかくよろしくお願いしまーす!ちなみに前の前の格言はイナズマイレブンを意識したものでーす!』

若葉『あ、そうなんだ…また、次回。』
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