パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡   作:カーナビレッスン

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一週間ぶりに投稿できました!
今の時期非常に忙しいのでおそくなりがちですが頑張ります!


第七十一話 負けられない戦い 蘭花対士

ー親切高校ー

ー屋上ー

 

ここにおればカブトさんに会える…

カブトさん…

 

天の道を行き、総てを司る男

 

あの人に憧れた訳じゃない。

天道総司は天道総司でかっこよかった。

 

でも、そうじゃない。

うちが会ったあの人は…カブトさんは…

 

ーあの時…

 

 

カブト『安心しろ、怖がることは何も無い。

みんなにいじめられているのは辛い事かもしれないが、大丈夫だ。

君は一人じゃない。

俺がいる。』

 

和那『ほんま…なら…うちと約束してくれへんか。』

 

カブト『約束?』

 

和那『うちが…寂しい時も来なくてええし、泣いとっても会わんくてもええ。

でも、たった一度……ほんまにたった一度でええからうちが"助けて仮面ライダー"と大声で言った時に来て欲しい。』

 

カブト『一度でええのか…』

 

和那『…せや、うちは大丈夫やから…』

 

カブト『逆に…俺からも…頼みがある…』

 

和那『なんや?』

 

カブト『俺はこれからも生きていく…しかし、必ず俺はどこかで道を見失う…だからそうなった時は思いっきり殴ってほしい。』

 

和那『うちがカブトさんを!なんで!』

 

カブト『…俺はいつか…迷ってしまい…君を失望させるかもしれない…だから…その時は迷わず殴ってほしい。

約束できるか?』

 

和那『…わかった…うち!約束するわ!だからカブトさんも!』

 

カブト『ああ…』

 

あれから数年たった…

その約束のおかげでうちは生きてこられた。

あの人がいたから…うちは救われた。

でも、カブトさんの正体は一体…

 

そんなことを考えていると後ろからランファさんが現れた。

 

ランファ『和那ちゃん、そろそろ来るからちょっと待っててね。

でも、カブトじゃなくて先に来るのは士ともう一人私の友達が来るから隠れてて。』

 

うちは貯水タンクの裏に隠れて、ランファさんの様子を見ることにした。

どこの学校にも水道を回すためのタンクがある。

そこに隠れるなんて発送は少なくとも士にはないしな。

 

ガチャ

 

 

ドアが開かれて人が入ってきた。

 

士『あんたが蘭花・フランボワーズか…』

 

春川『久しぶりね、ランファ。』

 

士と知らない女の人が入ってきた。

誰や…

 

ランファ『そうよ、ザール戦争を生き延びたエンジェル隊のエースパイロット。

蘭花・フランボワーズとは私のことよ。』

 

士『よろしく…で、あんたは何の用だ…』

 

なんや、物凄く士の奴落ち込んどるな…

授業中もそうやったけど…何があったんや…

…心配やわぁ……

 

 

 

!!

いや、あかんあかん!

士はうちと仲違い中や!

心配なんてしちゃあかんのや!

 

そんなことを考えていると数秒静かに士を見た後にランファさんが話し始めた。

 

ランファ『…あんた、体の作り自体は問題はないみたいね。

野球部員だけあってしっかりしている。

でもね、それだけじゃ駄目なのよ。あなたは。』

 

なんや、野球のスカウトか?

いや、にしては女の人やし…どういうことや?

今時女のスカウトがおかしいとか言うわけではないんやけど…

 

士『…俺があの力を覚醒出来ていない事についてか…』

 

力?覚醒?なんのことや?

ゲームの話か?

ようわからん…

 

ランファ『そうよ、それでねー結論が出たのよ。

…あなたの4つの覚醒させていない力をもらいにきた。』

 

士『…もう俺を見捨てたってことかよ…』

 

ランファ『……そうじゃないけど、これまでの様子を見てわかった。

あんたじゃ向いてない…わかってるんじゃない。自分が何したか。』

 

士『………あの時(第四十四話 怒りの支配)の暴走の事か…』

 

ランファ『激怒するのもわかる。けどね、あんたは怖くなかったの?』

 

士『……怖かったさ…とても…怖かった…だけど!あの姿を見せられてどうしろと!

無理だ!

俺は止めることしか…』

 

ランファ『言い訳はいいわ!!ともかく、これまでは春川ちゃんに任せきりだったけど今度からは私もしっかりとさせてもらうわ!』

 

士『こいつを…奪うってことか…』

 

士は険しい表情で懐からベルトと銃を取り出した。

ん…ベルトはともかく…あの銃…

……!!あ!!!あれや!

あの銃が士の隠した奴や!!!

 

うちは士のあの銃に対して少し興奮しながらも声を殺してじっと三人の様子を見ていた。

横でただ黙っている春川と呼ばれる女性がとても怖かった。

なんや…あの…凄みが違うというか…なんというか…

 

春川『……』

 

ランファ『正解よ、でもね!』

 

ランファが右足で士の持っていた銃を空高く蹴り飛ばして春川がそれをキャッチした。

 

春川『まず一つ。』

 

士『な、春川さん!』

 

春川『預かっているだけよ。

これは一対一の戦い…こんなのは必要ない。』

 

ランファ『さてと、まあ…まずは小手調べよ。

赤心少林拳でも、星心大輪拳でもいいからかかってきなさい。』

 

士『…生身か…ならこいつも使わなくていいかな。』

 

士はベルトを下に置いて構える。

態勢は星心大輪拳の型だった。

 

和那(す、すごいわぁ…あんな…あれが…士なん…カブトさん…まだなんか?)

 

ダッ!!

 

態勢を完全に構えた士にランファの蹴りが入る。

ガシッ!!

士がその蹴りを見切り避けると士の右手でランファの背中を突き飛ばす。

 

ドンッ!

タッ!!ダキッ!ヒュン!!

 

突き飛ばされ、態勢を崩されたランファに追い打ちをかけようとして突き出した士の右手を両手で掴んで床に叩きつける!

 

ガッ!バンッ!!!

ギュッ!!!ボキッ!!!

 

叩きつけられた士がランファさんから右手を離された瞬間に肩を掴み、頭でヘッドバッドをくらわせた。

しかし、ランファはヘッドバッドを浴びた直後士の体をがっしりと抱き、骨を折った。

 

士『がっ…』

 

ランファ『やるじゃない…そうこなくちゃ…でも、この体勢に入ったらどうすればいいと思う?

私、エンジェル隊一の体術使い。

インベスやコックローチアンデッドくらいなら倒せるわよ。』

 

士『へっ…こちとら…あんたら程地獄は見てないが自信はあるんだよ…』

 

ランファ『変わったら?あの姿に、私はまだまだ余裕だし、ハンデはあげてるのよ?』

 

士『…いや、あんたにヘッドバッドを食らわせてやれたんだ…まだまだ…』

 

ランファ『まあ、確かによくやったと褒めてあげるけどね!!!』

 

ボキボキボキボキ!!!

 

鈍い音が屋上に響く…

これは士の…骨の…

 

士『ぐわああああああああっ!!!』

 

ランファ『どう?そろそろ諦めたら?

大丈夫、あの3つの世界はなんとかしてみせる…だから…』

 

苦しそうな表情の士はそれでもなおひるむ様子を見せなかった。

 

士『……そういうわけにもいかねぇよ…

俺はぁ…その力でやることがあるんだよ…』

 

ランファ『まだ一つも使えていないのよ!

もうすぐあの二つの世界が滅ぶかもしれないのよ!

だから止める…なんとしても私達が…』

 

士『…話しは聞いている…あんたらも大変だったんだってな…でもな、こっちも大変なのは変わらないんだよ!!!』

 

士の顔に生気が感じられた!

 

シュッ!!!

バキバキバキバキ!!

スルッ!

 

士は自分の体を更に縮めて骨を折り、体を小さくしてランファの拘束を外してベルトを腰につけた。

普通は激しい激痛で動くことすらままならへんのに…

士…なんちゅう奴や…

 

ランファ『やっと使う気になってくれたのね。嬉しいわ…これで…やっと本気が出せるわね!!!』

 

キュイーーーン!!!

 

ランファの体が光に包まれる。

輝きをみせるランファの姿に圧倒される!

うちは一瞬目を閉じた。

そして、その間にランファの体から輝きが放たれる…

 

春川『…ウルトラマンティガのグリッターの力に似たもの…あなたも知ってるでしょ…始まりの男を…』

 

士『…ウルトラマンティガのグリッターの力だと…確かにそれに見えるが…何故だ!何故そんな力が…』

 

ランファ『始まりの男と希望の種…本質は同じだけど全然違う…』

 

士『始まりの男…あんた女だろ?』

 

ランファ『まあ、そこはどうでいいわよ。

始まりの男と希望の種については知らなくてもいいから。

ともかく…私に勝てるかしら?』

 

士『勝つさ…勝たないとな…変身!』

 

[カメンライド!ディケイド!]

 

時間が止まったようなことを見た。

士がベルトを開けてカードを入れた。

 

ただ…それだけなのに…その瞬間…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちの体は氷の様に固まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士『通りすがりの仮面ライダーだ!覚えておけ!』

 

士が仮面ライダーだったという事を知ってしまったからだ。

 





烏丸ちとせ『どうも、皆さまこんにちは。ギャラクシーエンジェルの新たなエンジェル隊員、烏丸ちとせです。
今回から後書き座談会はしばらくの間お休みです。
シリアスな章の最後ですので…申し訳ありません。
それでは、再開までまたいつか…えっ!本当の理由は作者がスラムダン●の全巻セットを買ったからですか!
ああ…とりあえず皆さま、また会う日までさようなら〜』
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