パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡   作:カーナビレッスン

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第七十四話 大嫌い

 

ー親切高校ー

ーグラウンドー

 

おいらの名前は荷田幸浩(にだゆきひろ)でやんす。

野球部の一年生で、2年生の雑用と体作りを主にやっているでやんす。

そして今日も野球部の車坂監督が部員を鍛えているでやんす。

 

車坂『おらおらおらぁ!士!てめぇやる気あんのか!グラウンド50周してこい!』

 

士『はい…』

 

でも、同級生の士君がなんだか心配なんでやんす…

ここ2週間とても元気が無いでやんす。

心配でやんす…あと数日で体育祭があるのに大丈夫なんでやんすか?

心配でやんす…

 

車坂『おい!荷田!お前も何ぼーっとしてんだよ!!』

 

考え事をしていたら監督に怒られたでやんす

士君は大丈夫大丈夫と言っているでやんすが不安でやんす…

仮面ライダーで何かあるかのと訊ねると。

 

士『俺は仮面ライダーなんだよ…』

と言うばかりでやんす。

なんだか不安にしかならないことばかりでやんす。

 

茨木さんがいなくなったのと関係していると思うでやんすが?

というか何ゆえいなくなったのかわからないでやんす。

停学とだけ教えられたでやんすが…病気にでもかかったんでやんすか?

 

なんだかなんでおいらが悩んでいるのかわからなくなったでやんす。

一応、五代や天月さん達も悩んでくれたりしてるでやんすが、当事者同士がなんとかしないといけないでやんす。

 

そんな状況の中でこの時期に今年度から導入された仮面ライダーフォーゼの体験留学生制度を取り入れたんでやんす。

男と女の2人の生徒がここに来るんでやんす。

隣のクラスに男がこちらのクラスに女の子が来るでやんす。

楽しみ!ではあるんでやんすが…士君が元気なくて、茨木さんも停学していたら大分元気がないでやんすよ。

最近、おいらはよく天月さんとウルトラマンの事を話すでやんすが、平成ウルトラマンのティガ、グレート、パワード、ゼアス、ネオス、USA以外だったらだったらほとんどの事を天月さんは知ってたでやんす。

 

荷田『ウルトラマンAで出てきた怪獣は!?』

 

天月『ムルチ二代目、ウー二代目だ。』

 

荷田『ウルトラマンタロウに出た超獣は!?』

 

天月『オイルドリンカー、改造サボテンダー、改造ベロクロン2世だ。』

 

荷田『し、昭和ウルトラマンのことはなんでもわかるでやんすね?』

 

天月『ああ、図鑑も家に一杯あるし、ザ・ウルトラマンなども置いてあるから漫画も一通りは知っているぞ。』

 

荷田『珍しいタイプでやんすね。おいらの周りは平成ウルトラマンか仮面ライダーばかりで昭和ウルトラマンはあまり知らなかったでやんす。』

 

天月『まあ、そうだろうな。私の周りもそうだったな。

特に皆は仮面ライダーが好きになっていたな。』

 

荷田『だからこそ士君と仲良くできたでやんすのに…今は…』

 

天月『…本人同士のことに横槍を入れても仕方ないだろ。

…確かにあの2人のこのクラスに与える影響はそこそこあったからな。

寂しく感じている…

………私では…』

 

といったようにクラスのみんなも心配しているでやんすがどうにかしてほしいでやんす。

でも、なんだか天月さんはなんだか事情を知ってそうでやんしたがまあいいでやんす。

一応、クラスの中には

 

奈桜『ノッポもそろそろ戻ってきてくれませんかね?

また一緒にみんなでご飯を食べたいなぁ〜』

 

荷田『そうでやんすね〜あの夏休みの時に食べた料理美味しかったでやんすね〜』

 

奈桜『あの時が…今思うと一番楽しかったよね。

……たった数ヶ月前なのに……

それなのに…』

 

高科さんが急に泣き始めたでやんす。

すぐにハンカチで目を拭いていたでやんすが、なかなか止まらなかったでやんす。

ある程度落ち着いた後に話を聞いたでやんす。

 

荷田『何があったんでやんすか?』

 

奈桜『…桜空が……私の事を…大嫌いだって…

 

荷田『えっ?』

 

奈桜『"いつもヘラヘラと気持ち悪いです。あなたはそうやって暗い私を馬鹿にしているんですね。"

"私のことを少し前まで何も知らないくせに姉面するなんておこがましいんですよ。"

"何か計算して仲良くしているんですよね?"って言われた……

なんで……そんなこと思ったこともないのになんで…』

 

荷田『……疑われたんでやんすか?』

 

奈桜『…そ…う…ですよ……特に何もしていないのに…いきなり…うっ…』

 

といったように別のことも起きてしまっているでやんす。

高科さんは話してて悲くなったのかそのままトイレへと走って行ったでやんす。

なんでこんなことになったでやんす!

おいらには…もうどうしようもないでやんす!

士君…士君はなんで何もしないでやんす!

…君にしか出来ないことでやんすのに…

 

士『…』

 

それでも士君はこの様子でやんす。

そしてやはり予想通り…

 

さら『…………』

 

この通り芳槻さんも隣のクラスで暗そうにしていたでやんす。

士君…どうしちゃったんでやんすか!

何があったんでやんすか!!

このまま…このままなんて嫌でやんす!

おいらは何も出来ないでやんす。

でも、士君!君なら!君ならなんとか出来るでやんす!!

……何かきっかけが…きっかけさえあれば!君は変われるでやんす!!

 

おいらはそんな思いを抱えながら部活に集中したでやんす。

ー校舎裏ー

 

四人の人間がこそこそと何かを話し合っていた。

 

??『で、もうすぐあれがあるのにこんな状況かぁ〜やばいなぁ〜』

 

???『ぼ、僕たちがががががんばらなななないと!』

 

春川『…本当にいいの、あんた達はそれで?もしかしたらどちらかは…』

 

??『そこまで!どうせどちらかはそうなるから覚悟は出来てるよ!』

 

ゴン太『確かにそうだけど…』

 

???『い、嫌だけど…こうするしかないと思う…』

 

春川『選ぶのはあなたじゃないけど、どうしようもないことがある。

…門矢士がなんとかしない限りね。』

 

??『そのためには覚醒をしないといけないからね!

私達の登場は良くも悪くも良い起爆剤になるし!』

 

ゴン太『…君たちは強いね…』

 

???『…強く…ないよ…怖いよ…でも、やらなきゃ…このままじゃ…』

 

春川『そうね…なら、やればいいんじゃない?やるだけやって…それから消えれば。』

 

??・???『例え!どちらかが消えても必ず世界を助ける!!』

 

ゴン太『僕たちもできることはやるつもりだよ!なんでも言って!』

 

春川『……』(門矢士…あんたは二人を踏み台にして勝つ覚悟が必要よ…それが出来るかどうか…)

 

ー別世界ー

ー廃墟ー

その頃、救うべき世界の一つでは今日も人が普通に死に続けていた。

そこら中に死体がゴロゴロとしていてそこはただの戦場というよりなかった。

どうしようもないことになっている。

 

人が逃げ惑った光景はもはや見られない。

というか人がいない。

世界中に化け物が溢れかえり、綺麗なものは何もない。

まさにこの世の終わりだろう。

人はいるにはいるがまともな状態の人間はいないだろう。

皆が皆そこら中の地下で笑いながら首を絞めあったりする今この時も不思議なことではない。

朝ご飯を食べる感覚でなんとなく行われていた。

 

ひひっ…ひひっ…ひひひひひひひひひ!

 

うーわーちーー!

 

あかーい!あかーい!おっはなー!

 

 

皆が狂っていた。

 

でも、そんな世界でも救いはあった。

 

 

ブラッドベリー『はぁ…はぁ…流石にエネルギー切れか…』

 

チェリー『確かに…あと10分そころで…』

 

洗谷『やはりサイボーグか…だが、やはり脆いな…』

 

ライム『まだ負けてないもん!』

 

セイバーマリオネット達だ。

彼女達3人はザール戦争にてランファ達が出会った女性型ロボットであった。

彼女達は様々な経験をし、今は他の世界のために戦うことを選んだ。

別次元の人間が別世界に行くのには限界があるのだが、セイバーマリオネットと呼ばれる彼女達にはそれがなかった。

他にもロボットはいるが、そちらは激しい戦闘に参加しているので手が出せなかった。

そこで、マリオネットが選ばれた。

彼女達の恋人間宮小樽は強く反対したが、激戦区で手の離せないロボットに行ってもらうことは出来ない。

彼女達が自ら志願したのだ。

 

だが…

 

 

ヒュオオオオ

 

 

雪が辺りを埋め尽くす。

 

洗谷…彼の超能力は天気を操る。

ウェザードーパントの下位互換のような技だが、マリオネットには辛いものとなっており、皆が手を出して寒さを防いでいるが体にダメージは溜まっていった。

 

 

ブラッドベリー『ちっ…時間稼ぎに切り替えたか!』

 

洗谷『お前たちがジャジメントの邪魔をするなど…何の効果もない事を知らんのか。』

 

チェリー『確かに…そうかもしれないですが…』

 

ライム『仮面ライダーがいれば終わるもん!だから…それまで僕たちが頑張るんだ!』

 

洗谷『その頑張りは無意味に…』

 

シュオン!!

パーーン!

 

雪を吹き飛ばし、三人の前に光を纏ったランファが現れた。

 

ランファ『……そこまで…ライム、チェリー、ブラッドベリー、帰るわよ。』

 

洗谷『逃げるつもりか…逃がさ…』

 

ランファ『どいて』

 

その重い言葉は辺りを凍らせた。

明らかな怒気をはらみ、洗谷の体は震えていた。

こいつには勝てないと体が判断したのだ。

そうしているうちにランファとともに元の次元に帰って行った。

しかし、問題ない…何故なら…生きている人間の数は絶滅危惧種レベルで減少しているのだから。





烏丸ちとせ『はい、皆さん今回のお話面白かったですか?え?セイバーマリオネットはなんだって?
セイバーマリオネットJと呼ばれる昔のアニメ作品です。
その作品に出てくるヒロイン達三人がライム、チェリー、ブラッドベリーです。
彼女達は説明にあった通りこの世界で戦っています。
あ、ちなみに時系列はまたまたセイバーマリオネットJの頃です。
他にも気になる所がある?ま、頑張って補完しますのでご期待ください。
作者は最近、色々とあるんです。それでは、また次回。』
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