パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡   作:カーナビレッスン

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第七十七話 あの人は今!も未来も!

 

ー教室ー

 

門矢士のいるクラスとは違う隣のクラスに一人の少女がぽつんとしていた。

 

さら『……』

 

芳槻桜空…いや、芳槻さらは一人で席に座り窓から外の青空を見ていた。

どうにもならない感情を空に向けていた。

二時間目の授業前の休み時間にしては疲れたような顔をしていた。

 

…仮面ライダー555…あと少しで見終わりますけど…

40話まで見たけど…

なんだか見たくない…

色々と醜いものを見た感じです…

 

今、自分の家は私にとってどこなんでしょう?

私に今、帰る場所はあるんでしょうか?

居場所はあるんでしょうか?

もしかしたら私にはそんな場所ないかもしれません。

何故なら私は……

彼をお姉ちゃんを裏切った!!

赤ちゃんがいなかった事にイライラして士にもお姉ちゃんにも辛く当たってしまった。

なんてことを…

信じようと思っても…555を見て思ってしまった。

 

人は裏切る

人は信じられない

 

わたしには居場所がない……

何故なら私はこのように他人を騙していたんだ……

なら…もう…いやだ…

誰とも付き合いたくない

もう…もういやです…

 

 

他人を裏切る自分は嫌です…

 

 

そんなことを考えていた私に転校生の子が私の席に来て話しかけてきました。

 

 

優巧郎『あの〜ちょっとだけいいかな?』

 

 

例の転校生ですか…

別に興味ないですけど話しかけられたなら反応はしないといけないですね。

 

さら『なんですか、特に用事がなければ話しかけられたくないんですが。』

 

とりあえずなんとなく突き放すように話しますが彼はそのまま話し続けました。

 

優巧郎『そういう訳にもいかない…というか…なんというか…』

 

さら『ならとっとと話してください。』

 

なんかおどおどとしている?

なんででしょう?

 

優巧郎『残りを…見ないんですか…仮面ライダー555?』

 

!!

その仮面ライダーの名前に私は驚きを隠せなかった。

なぜなら今まで見ていた仮面ライダーは電王だけだと言ったことがあるが、555を私が見ていることを知っているのは春川という人だけのはずなのに…

 

さら『え…なんでそれを?』

 

まさか春川さんの知り合い?

と考えてましたがそうではなさそうでした。

 

優巧郎『それはですね…そこに落ちていた日記から知ったんですよ。』

 

そう言って手帳を私に見せた。

その手帳は確かに私が書いていた手帳だった。

でも、それは…

 

さら『……そうですか、でもそれがどうかしたんですか?

別に途中で見るのをやめたっていいじゃないですか?

私には私の自由があるので。』

 

その人を突き放すように言葉を投げかけた。

しかし、それでも…

 

優巧郎『確かにそうかもしれないけど、それは投げ出したことだと思うよ。

どんなものでも投げ出すのはよくないと思うんだ。』

 

さら『投げ出すのはよくない…ですか…でもこれを見て何が変わると思うんですか?

あなたはこの555を見て私はどうなると思うんですか?』

 

優巧郎『絶対に変われるよ、その心も体もみんな変わるんだ。

そしてある人から僕はこう教えてもらって生きてこれたんだ。"お前は偉い、お前は凄い"って。』

 

何処かで聞いた事あるような…

でも、それだけで…

 

さら『…お前は偉い、お前は凄いですか…でも、そんなこと忘れてしまえばおしまいですよ。

人によっては嫌な事はすぐに忘れますから、そんなものは…』

 

優巧郎『それは嘘だよ。忘れたい事はあってもそれがあったからこそ何とかなったものもあるんじゃないの。

辛いものはともかく…

だったら、それを忘れちゃいけないと思うんだ。』

 

さら『…………なら、私にどうしろと?』

 

優巧郎『とりあえず555を全部見終わってほしい。

それから結論を出すのが一番です…よろしくお願いします。ま…』

 

さら『?今、何かいいました?』

 

優巧郎『ううん…でも、見て見るだけ見てみましょうよ。

仮面ライダー555を最後まで…

頼むぜ…俺は…』

 

そう私が言うと彼はニコリと笑みを浮かべた後にその場から去っていった。

臆病ながらもその芯はしっかりとしているみたいですね。

私と違って…

 

私は……

 

どうなりたいんでしょう。

 

彼のことを忘れたいの?

 

彼と体を重ねたことを忘れたいの?

 

彼の赤ちゃんのことを忘れたいの?

 

……彼は…どうなんでしょう…

 

彼は一緒にいてくれるんでしょうか?

 

赤ちゃんがいなくても私のことを大事にしてくれるんでしょうか?

 

わからない…わからない!!!

 

でも…でも……

 

 

 

 

 

 

 

 

私は…

 

私は……私は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘れねぇよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

お前がどんな人間であろうと忘れねぇよ。

 

愛した男なら…秘密を打ち明けあった男なら

 

信じてもいいんじゃないのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信じる……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、ただ…信じる。

 

それだけで十分だ。

 

それだけで全てが丸く収まる。

 

例えどんな事があっても…

 

お前に忘れられてもあいつは覚えてるだろうなあ……

 

だって………

 

 

あいつは…

 

あいつは……

 

 

 

門矢士は………あんたの愛する男で…俺の…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

がばっ!!!

 

 

 

 

さら『はぁ…はぁ…はぁ…』

 

気がついたら既に二時間目の授業が終わり、三時間目が始まっていたのだ。

 

担任『おい、大丈夫か?芳槻?』

 

さら『信じる……忘れない……』

 

担任『な、なんだ?どうした?』

 

さら『先生、すみません。私、やっぱり頭がクラクラします…もしかしたら熱のないインフルエンザかもしれません。

とりあえず保健室に行きます!』

 

担任『え…お前…げ…』

 

桜空『それじゃ!!』

 

病人らしくないような姿でダッシュで保健室に私は向かった。

しかし、このダッシュには目的がある。

それは勿論…

 

 

 

 

 

 

 

 

桜空『仮面ライダー555を観て、自分を変える!彼のために…私を愛してくれた彼のためにも…私は忘れない!

彼のことを!赤ちゃんのことを!』

 

シュイーン カチ

 

途中、走る私の制服のポケットに謎の膨らみが出来たが私はそれを気にせず保健室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





烏丸ちとせ『どうもみなさんこんにちは、烏丸ちとせです。
ええ、皆さんいかがお過ごしでしょうか?作者は本当に忙しいと申しており、切羽詰まっている状況でございます。
え?年末だから暇だろって?そりゃあ誤解ですよ〜たまに言われるんですよ、年末は暇だって。
違うんですよ〜特に色々とあって年末は忙しいんですよ。逆に普段よりも年末年始の方が忙しい人もいますよね〜
ところで、今回の話いかがでしたか?
さらさん…いえ桜空さんの心の葛藤のお話でしたね。
この話しを考えている時に映画を観て、作者はすぐに書き終わりましたよ。
ネタバレ感想をまた、かけたら書こうとおもいます。
行けたら行くにならないように頑張ってるそうなので、なるべく暖かくみまもりましょう。
以上、烏丸ちとせでした。また、次回〜』
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