パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡   作:カーナビレッスン

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第七話 混沌ワールドの救世主

 

 

 

ーパワポケ 11の世界ー

 

この世界は狂っていた。

皆が幸せとはほど遠いものを得ていた。

ふざけていた…これが歴史か…

 

五十鈴バッドエンドルート

 

紫杏の死

 

和那の変貌

 

さらの死

 

五十鈴の実験動物としての姿

 

悪が蔓延る世界

 

ふざけるな!ふざけるなあああああ!

 

俺はすぐにその世界の和那に会った。

 

和那『あんた…士か?少し違うな…』

 

最初、体中を血に染めて槍を構えて敵を睨みつけるその姿に恐怖を感じた。

明らかに雰囲気が違った。

この世界の俺は何をしているんだ!

 

士『ちょっとこの世界のことが気になってな、並行世界…つまりパラレルワールドからこの世界に来たんだよ。まあ、信じてもらえないかもしれないけどな。』

 

和那『いや、別にそれくらい信じるけどな、で、そっちの世界のうちは普通に女子高生やってるやろ?』

 

士『まあ、そうだけど…親切高校は色々あって普通の男女共学校だよ。』

 

和那『この世界ではな…親切高校は人体実験場となっとったんや!そしてうちと五十鈴と水沢は体を変えられたんや!!しかも水沢は死んだ!

そして…うちはもう何人も殺した!ジャジメントのやつらを…何人も何人も何人も何人も!

そして…一番怖かったのはこんなことに慣れた自分や…なんでうちが!なんでうちだけがこんな目に…五十鈴とこの世界のあんたは結ばれたけどな…ま、結局、五十鈴はあんたに迷惑かけまいと人体実験の材料として、もう人間と呼べる状況じゃないで

落ちるとこまでうちは落ちるだけや…

うちもあんたのこと好きやったんやで…な、あんたに言っても無駄なのに…』

 

大粒の涙を流した和那を俺は抱きしめた。

 

士『こっちの世界では俺が頑張った…いや、運が良かった。ジャジメントも俺がたたき潰した…仮面ライダーの力で!俺はずっと悩んでいたんだよ!!

本当にこれで世界がよくなったか!でも、よかったんだ!

あっちの世界のお前を救えたんだ!こっちの世界の俺に力がなくてごめんな…』

 

和那『そうか…じゃあ、今、親切高校にそんな奴等おらんのやろ?うちは今、何をやっとる?教えてくれへんか?』

 

士『…バスケ部で頑張ってるよ…水沢も生きてる…お前も高校生から集団リンチを受けていない…俺が助けたからな。』

 

和那『そっかぁ…よかったなぁ…羨ましいなあ…』

 

士『…なあ、俺はその能力を消せる力を持っている…遺伝子改造が出来る…過去に行ってジャジメントや他の組織を叩き潰せる…全てを救えるんだ…通りすがりの仮面ライダーに任せてくれ…』

 

そして死ぬ前の紫杏の元へと行った。

 

士『なぁ…お前はそんな自分が好きか?周りから求められるお前はそんななのか?俺は今のお前はただの操り人形にしか見えない…』

 

神条『はあつ…はあっ…その通りだ。今の私はそういう奴だ…目的のためなら人の命など犠牲など当然だ。それがこの世界だ。それが現実だ。』

 

憎しみによって壊れた紫杏。

一番弱い女の子が世界の歪みに包まれた。

彼女はいわばロイミュードだ。

歪んだ人間のエゴの被害者、ロイミュードとなんら変わりない…彼らは最終的に滅びた、今の紫杏は彼らと同じだ…哀れだ。

幸せになれたはずなのに…

 

士『俺は人間を守る…悪の組織のために…こんなエゴまみれの奴にもう誰かの笑顔が奪われるのはみたくない!人間を救う!例え、お前が俺を認めなくても戦い抜く!それが俺だ!仮面ライダーだ!』

 

紫杏『くだらん…はあっ……世界は変わらない…ツナミは止まらない…』

 

士『俺はこの世界を破壊する。

世界の破壊者ディケイド…俺の瞳は平和な世界しか見えない…君じゃなくて俺がそんな世界を作るラブアンドピースの心でな、英雄はただ一人でいい。』

 

その後、さらの墓に花を置いて俺は誓った。

 

士『みんなが笑顔で誰もが苦しまない世界…例え、それが間違っていたとしても俺は信じている。

正義のためじゃなくても人間のために戦う…人類の自由のために戦う。

それが仮面ライダーだから…待っててくれ

今から俺は世界を救う。』

 

五十鈴の残骸の元へと行った。

 

五十鈴『…』

 

士『まだ生きて…いや、俺はただ誓うだけだよ。そんなとこにいるのは君の本来の居場所じゃない。

俺が…俺が君を救う…ただ、それだけだ。待っててくれ…』

 

すぐ側に置いてあった小さな骨は誰のかよくわからなかったが、俺は何故かそれをギュッと抱きしめて出かけてた。

 

俺はすぐさま入学式前日に親切高校に向かった。

止まらない…俺は止まらない…

 

タイムベント

 

ー保健室ー

 

絵垣『さて…今年は…』

 

士『よお、』

 

絵垣『!誰だ!』

 

士『なあにただの通りすがりの仮面ライダーだ!変身!』

 

〈カメンライド!!ディケイド!!〉

 

士『よぉ…すごいだろ…この姿…世界を破壊する仮面ライダーディケイドだ。あんたのやったことは許されない…しかし、俺は殺しはやらない…だから最善の方法を選択する!』

 

俺はこの時にこいつを殴り殺してやろうかと思ってしまった。

水沢の死…カズの変貌…紫杏の死…五十鈴の姿こいつが…こいつらジャジメントが!!

しかし、俺は怒りを抑えてディエンドライバーを懐から取り出した。

こいつをここで殴り殺してやろうとも思った。

しかし、ここで殴り殺したら…俺は…俺は…こいつらと同価値になる。

俺は…俺は…人間、門矢士でいたい!

 

俺はディケイドの状態でもディエンドライバーで仮面ライダーの召喚が出来るのだ…いや、カイジンライドもだ…

 

〈カイジンライド!ワーム!〉

 

俺はワームを召喚した。

 

士『よし、変身しろ。』

 

ワームは絵垣へと変身した。

 

絵垣『なっ!』

 

士『あんたはこっちだ!』

 

〈カメンライド!龍騎!〉

 

俺は龍騎へと変身し、本物の絵垣を連れてミラーワールドへと入った。

 

〈カメンライド!エグゼイド!〉

 

〈フォームライド!マキシマムマイティx!〉

 

〈ファイナルアタックライド!エエグゼイド!〉

 

そしてリプログラミングで彼をレイドラグーンというミラーワールドの怪物にした。

こうすることによってこの世界で怪物として絵垣は生きていける。

これが一番良い。

 

士『これまでの自分の罪を後悔しながらここで暮らすんだ。じゃあな、』

 

ミラーワールドに絵垣を置き去りにして俺は保健室にいるワームにこれからのことを話した。

しあわせ草を全て処分しろ。

普通に治療をしろ。

それだけを伝えた後、俺は理事長室に向かった。

同じように理事長とワームを取り替え、本物の理事長をミラーワールドにおいて来た、今度はインベスにして…

ミラーワールドにも食糧があるから死にはしない。

逆に誰もいないから誰にも迷惑かけずに暮らせる…立派な楽園だ。

憎しみに任せて殺すなんてことは…俺はやらない…

仮面ライダークウガのゴ・ジャラジ・ダのようなことになりたくなかったからだ。

それでも…怒りに身を任せかけてしまった。

でも…それでも…

こんな虚しさを感じるだけでみんなを笑顔に出来るなら俺はやってやる。

カズ…紫杏…お前らと同じだ。

 

これはまだ第1段階、次に前と同じように昔に戻り、プロペラ団やジャジメントたちを退治した。

敵は確かに強い奴もいた。

しかし、所詮は人間。俺は心を鬼してやっつけた。

超能力は対処法もわかりやすいし、多い。

仮面ライダーガイのコンファインベイトは相手の力を消しさる。

これにより、超能力、催眠の類は全て封じて勝利した。

そして、カズを助けた。

どうなったか気になった俺は先ほどの時間に戻った。

するとどうだろうか…

 

ー改編後の世界ー

 

門矢士『おいおいおい、そんなに引っ張るなよママ、お腹の子がびっくりするじゃないか。』

 

紫杏『もう、パパったら。次は男の子かなぁ〜女の子かなぁ〜2人目だからなぁ〜』

 

和那『うちは3人目や!全く大変やなぁ〜こっちの身にもなりや!』

 

さら『胸がはって大変なんだよ…』

 

変わっていた。

幸せな世界に変わっていたのだ。

俺は自然と涙が目から流れる。

俺は声をかけた。

 

士『俺のこと、知ってるか?』

 

和那『あ、あん時の!ああ〜覚えとるわ!前の世界のことやろ。全くようやってくれたわ!おかげでこっちは毎日毎日おねしょに夜泣きの日々や!あんたのおかげや!全く大変やで!でも…人を殺す日々の一億倍幸せやわ。』

 

門矢士『そうか、ありがとうな。別の世界の俺。あの時はビビったよ、いきなり高校生に戻ったと思ったらそのおかげで色々となったよ。いやぁ、助かったー。』

 

紫杏『ありがとうな…私は…この子たちに会う喜びを感じられた…もう…しあわせすぎるのだ…』

 

さら『本当に…この子たちに会えたのはあなたのおかげです…』

 

門矢士『…やっぱりさあ、記憶を覚えながらもやるべきことはわかっていた…ありがとうと言わせてくれ…』

 

士『ああ、俺の力はこのためにある。』

 

俺はそのままその世界を後にした。

こんなことをしても意味はないのかもしれない。でも、何かやりたい!

俺はこの力を手に入れたのはこういうことをするためだった!

俺はすぐさま自分の世界へと帰った。

 

門矢士『えっ!五十鈴!もうすぐ産まれるのかい?すぐ行くよ!』

 

ー自分の世界ー

 

士『ふう…さてと。』

俺はトイレの個室に戻った。これからの平和な世界に胸躍らせながらそして、そこには野上さんが俺に紙を渡し、耳元で囁いた。

 

野上『ありがとう…他の世界のとこへも行ってみてくれ…大体パラレルワールドは100個ほどある…全てを助けてくれ…』

 

士『はい、なんたって俺は通りすがりの仮面ライダーで悪の組織が支配する世界の破壊者ですから。』

 

俺は足を弾ませる。

 

野上『ふっ、これでいいんだろう…寿四郎、世界は変わるよ。』

 

俺は教室に少し急いで帰った。

ちょっと照れくさかったけど…彼女たちの笑顔でやる気を出したから。

 

 

 

 

 

 

 

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