パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡   作:カーナビレッスン

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第七十九話 桧垣の野望

 

ー異世界ー

ー廃墟ー

 

ランファ『はっ!はっ!てりゃああっ!』

 

ぎゃあ!

 

わたしの名前はランファ・フランボワーズ。

この世界で今、ジャジメントの手先と戦っている。

大雨の中、そこら中に水溜りが出来るほどずぶ濡れになりながら戦っていた。

大江和那と10主…つまり別世界の門矢士が死んでいたあの世界のことである。

最原、百田が潜入し、ライム、チェリー、ブラッドベリーが洗谷と戦った世界で、今戦っているのだ。

グリッターの力を使い、追手を次々と倒している。

 

ジャジメントがやろうとしているのは世界の破滅、つまり前々から予告されていた超災害を引き起こそうとしていた。

 

手先を一通り倒すと…そこに超災害を起こそうとする男がいた。

白衣を着た…ある男が…

 

ランファ『数を揃えたのは流石ね…一体何があなたを動かしているのかしらね。

ねえ?桧垣先生。』

 

にやにやと笑う男がランファの前に現れた。

 

桧垣『初めまして…邪魔者の蘭花・フランボワーズ。

エンジェル隊のエース。』

 

ランファ『こちらこそ初めまして。へぇ〜私のことが知られてるなんて光栄ねー。』

 

桧垣『ええ?何度も何度も楽しませて頂きましたよ、あの拷問映像…最高でしたよ…』

 

拷問映像

その言葉に私は動揺した。

それに加えてあいつは私の拷問時の写真を見せびらかした。

何故なら拷問という言葉はエンジェル隊にとってなによりも精神的ダメージを与えるものとなっている。

かつてのザール戦争終盤に起きた"地獄の半年"と呼ばれる期間に私達が受けた暴利のことで、タクトが死にバラノイアを中心にした奴等の拷問を受けていたからだ。

私はすぐにキレた。

 

ランファ『黙りなさい!!あの時は……』

 

パン!!!

 

えっ…

 

一瞬だった

 

彼は私からライドブッカーを奪い取った。

しかも彼は彼であって彼じゃなかった。

 

桧垣『これですよ、これ。これが欲しかったんですよ。』

 

なっ!

 

本当に一瞬だって、すっと手が伸びて私の背中に括り付けていたライドブッカーを奪い取った。

なんで?

 

なんでなの!

 

なんでこいつは……

 

 

桧垣・桧垣『この仮面ライダーのカードをね。』

 

二人いるのよ!!!

 

私の背中から士のライドブッカーを奪い取ったのは私が前で話していた桧垣と同じ顔をした男だった。

しかもそいつはまるっきり顔が同じであった。

双子…なんていうことは考えなかった。

いや、何故考えなかったというと…

こいつらの顔は全く同じだった。

同じとしか言えなかった…

 

桧垣『驚いていますか?まあ、確かにそうかもしれませんね。では、私を桧垣、あなたのライドブッカーを奪った彼を桧垣Aとしましょう。』

 

桧垣A『私の名前は桧垣Aです。ここの桧垣と同じ人物です。しかし、私は桧垣のクローンではない…』

 

桧垣『まあ、わからないかもしれませんね。なんせこれはある仮面ライダーの力によるものです。』

 

ある仮面ライダーの力?

…考えられる可能性が多過ぎる…

剣のアンデットの変装

カブトのワームの擬態

電王の時間移動列車

ダブルのダミードーパント

ウィザードのコピー

ドライブのカラフルコマーシャル

エグゼイドのアイテム分裂化

ビルドのエボルトの顔変化

 

どれかしら…最後のエボルトの力だったら最も厄介ね…エボルトは私達がザール戦争で苦戦した敵の一人だしね。

 

ザール戦争時、私達が苦戦した敵はカイザーブルドント、零影、マークニヒト、ジニス、ワルプルギスの夜、ロードバロン、ダークティラノ、マスターテリオン、ゴジラ、コダラー、シラリー、黒き月、デズモゲヴァルスと並ぶ実力者のエボルト。

 

破滅天使ゾグ、破壊神ガタノゾーア、ブルドントマルチーワ夫妻、皇帝ワルーサと共に最終決戦で戦った強敵…

 

あの時は本当にしんどかった。

思い出すだけでも吐き気をすることなのに…

ゾロリとタクトが地獄旅行を終えて復活しなかったらどうなってたことか…

 

1分ほど考えても私は答えが出なかったので桧垣が話し出した。

 

桧垣A『正解は仮面ライダー龍騎…私はミラーワールドを行き来する力をもっているのです。』

 

ランファ『…ミラーワールド…まさかあんたは!』

 

桧垣『気付きましたか…そうです。桧垣Aはかつて仮面ライダーディケイドが一番最初に破壊した世界の桧垣です。』

 

ランファ『なるほど…あんたはワームと入れ替わりにミラーワールドに連れてこられた。

だからミラーワールドにいてもおかしくない。けど、ミラーワールドから現実世界に行くには…』

 

桧垣A『いえ、簡単でしたよ。何故なら仮面ライダーが私…いえ…私達を集めてくれましたから!』

 

桧垣Aの周りに数名の桧垣が鏡の中から見てきた。

これは…まさか…

 

桧垣達『そう!私達は仮面ライダーに封印された桧垣!あらゆるパラレルワールドで仮面ライダーは私を封印した!

このミラーワールドに!その結果私は沢山の私とある人の手助けにより、このカードを手に入れた。』

 

ランファ『なるほど…全てが繋がったわ。

私達が仮面ライダーに頼んだ茨木和那の救出をあなたは利用した。

仮面ライダーが戦うことによってジャジメントは全滅する。でも、彼は人を殺さないがダークネビュラに閉じ込める。

それを逃れるためには彼の怒りを買えばいい。』

 

桧垣A『ええ、その通りですよ。ミラーワールドには様々な私がいました。

都合良くたくさん私がミラーワールドにいましたからね。』

 

ランファ『あんたが親切高校でやってきたことは学校の生徒を脅し、超能力者にしてジャジメントの兵隊にする。

薬や家族を人質に取るやり方を仮面ライダーは絶対に許さない…私もね…』

 

桧垣達『そう!だからこそ彼は私をダークネビュラを送らずにミラーワールドに送ってくれた…姿を変えたものもいましたが、頭は変わってなくて安心しました。

そして、私達は集まり知識を共有した。

それに加えてある人物の助けでミラーワールドを移動可能になり、私達の研究であなたから奪ったこのカードからあるものを作る。』

 

ランファ『カードを奪えばあなた達の勝ちじゃないの?』

 

桧垣『違います…このカードからあるものを作りだして…仮面ライダーに復讐をします。私の研究を邪魔した仮面ライダーに…』

 

ランファ『…なるほど、あなたは人を不幸にして自分が不幸になったら逆怨みか…

自業自得よ…仮面ライダーはあなたに殺された者の仇を討っただけよ。でもそのカードはあなたには使えないわよ。』

 

桧垣A『ええ、どんなに研究しても私達にこのカードは使えないと判断しました。

しかし、こうすればいいんです。』

 

桧垣Aは懐から掌一個に収まる個体を持っていた…あれは…まさか!!!

 

桧垣『驚いているようですね。そうです、桧垣Aが持っているのはブランクライドウオッチ。』

 

桧垣達『私達の研究により生み出されたこのブランクライドウオッチは本物同様にライダーの力を奪う!

そして、このライドウオッチでアナザーライダーを産み出す事ができる!』

 

ランファ『!!"あいつら"がどちらかが消えてもとはこういうことだったのね…』

 

桧垣『そういうことです、つまり私達は555かカブトの力を奪いアナザーライダーになることが出来ます。

そしてそれが、どちらになるかは門矢士次第です。

最も…私の予想ではアナザーカブトになれると思いますが…』

 

ランファ『させない…絶対にそんなことは!!』

 

私は光を込めて殴りかかろうとしたが、グリッターの光が消えてしまった。

 

ランファ『!!えっ!どういうこと…あっ!私とタクトが…今喧嘩しているから関係が上手くいかずに解除されたの!

あーっ!もう!タクト!ちっ!仕方ない、この勝負預けるわよ。』

 

私は仕方なくその場から逃げ去り、自分の世界へと帰った。

 

桧垣『さてと、待っていてください仮面ライダー!私が…あなたに復讐をしてあげますよ。私の…いえ…』

 

桧垣『私達の研究を破壊したあなたを!!必ず!はっはっはっ!』

 

桧垣達のかけているメガネが白くなり、その表情の不気味さはその世界の悲惨な運命を嘲笑っているように見えてならなかった。

 

 

 

 

 




烏丸ちとせ『あけましておめでとうございます。
といっても今更感満載ですね。
今年も何卒よろしくお願いします。
さて、私どもはこの2章を終わらせるべく制作頑張っています。
本当にあと少しですのでお付き合いください。
それでは、また次回。』
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