パワプロクンポケット10〜世界の破壊者の奇跡 作:カーナビレッスン
最近、超忙しくなり、ギャグが出来ません。
ですので、2章の未回収部分を拾っていこうと思います。
朝日が昇り出してまもなくの頃、辺りは真っ暗に近く、車のライトがまだ自動でつくような時…
真央『あ、あれ…ここは…』
彼女は目覚めた…
彼女の名前は芹沢真央。
数年前、野球部の高校生天道七司の前に現れた彼女の正体は七司の想像が具現化した存在、ヒーローのブラックであった。
彼女はヒーローの仲間を裏切り、恋仲となった七司と共にヒーローと戦った。
そして勝利した後、彼の元から去り黒猫として新たなヒーロー組織を作り、非人道的な行為を行うジャジメント、大神グループを相手取って戦った。
しかし、圧倒的物量と政治的権力の手によって全ては空回りとなり、仲間は死に絶えてしまった。
最終的に七司の周りの人間を見せしめに殺されて七司も植物人間にされてしまっていた。
そして、最終的に操られた彼に殺されそうになった後…死なずに仮面ライダーを見届けた後冷たくなっていく彼を抱きしめて眠りを告げた。
はすだった…
しかし彼女は目を覚ましていた。
見た事ある場所…小さな和室の畳に敷かれた布団の中に私は入っていた。
ここが天国…そんな事を思った瞬間にふと右手を動かすと若干の違和感があった。
ブラック『………体が…重い…』
体中が重たい…
具現化された私の体はもう少し軽かった。
それなのに…重い…なんで…
にゃー
?
この声…スキヤキ…
猫の声が聞こえたきた。
この猫はかつて真央が飼っていた猫で名前はスキヤキだった。
老衰で何年も前に死んだのに…まさか…
部屋中を見て、カレンダーを発見する。
そして、その日付を見て驚いた。
真央『2015年…10月23日…』
彼女が七司と離れた日だった。
彼女はヒーローとなるため、彼と別れたその日を忘れなかった…いや、忘れられなかった。
もう、帰ってこれないかもしれない。
彼と一緒になれないかもしれない…
でも、それでも彼女は立ち上がった。
そして、負けた…はすだった…
ガラッ!!
扉を開けてその部屋に一人の女性が入ってきた。
七司母『あら〜真央ちゃん、もう起きて大丈夫なの?なんか体が変わったから大変なんでしょ?確か…普通の人間になったって?
そこにいた青年から聞いたわよ。』
!!
普通の人間…まさか…
…
……
………
出来ない?
なんで…透明になれない…
私は特殊能力として透明になれるはずだった。
でも、それが出来なくなっている。
一体なんで…
そうこう考えていると、七司母が持っていた買い物かごから郵便袋を取り出して、真央に渡した。
七司母『そうそう、それを教えてくれた人からこれを渡して欲しいって言われたのよ。なんか"未来への招待状"って書いてあるわよ。』
私はとりあえず手がかりとしてあるその郵便袋を開けてみる。
そして、そこには手紙が入っていた
背景 芹沢真央様
あなた様はこの滅びしかなかった世界を最後まで諦めずに救おうとしました。
とても素晴らしいと思います。
私は敬意を払い、あなた様の体を人間へとリプログラミングしました。
これであなたは具現化的存在でなくなり、特殊能力の透明化は出来なくなりました。
しかしながら、これからはそんなものも必要ありません。
平和に穏やかな世界に生きるように…未来を楽しんで暮らしてください。
敬具
仮面ライダー 門矢士 和那の夫より
そして、手紙と同封されていたのはPAと和那と士が子どもに囲まれながら笑顔で笑い会っている写真だった。
ポタポタ…
いつのまにか泣いていた
単純な手紙なのに…
ただの手紙なのに…
真央『カズ…結婚おめでとう……ありがとう…私じゃ…私はあまり役に立っていなかったけど…』
ポン
泣き噦る私の肩に手がポンと置かれた。
それは私が忘れられなかった感触……
ゆっくりと振り返る。
七司『そんなことはないよ、真央ちゃん。』
ギュッ
七司『君はよくやってくれた…ありがとう…そしてこれからは俺と一緒に生きて欲しい。
家族として…妻として…俺を助けて欲しい…
結婚してください。』
真央『うん…』
その後、結婚した七司と真央の間には多くの子どもが産まれ、幸せな人生を歩んだそうな。