それでは『BEGINS《ハジマリ》』スタートですよ!
この小説のテーマ曲は……、
Roselia[BLACK SHOUT]
BEGINS《ハジマリ》
〔※回想※〕[8年前]
?「何で!?どうして!?」
日もそろそろ傾き始めた、夕暮れのこの頃……1人の女の子が涙を流しながら声を上げていた。
?「すまない、友希那……」
?「落ち着きなよ、友希那……」
友希那「これが落ち着いてられる!?冬也が……私たちの前から居なくなるんだよ!?落ち着ける訳ない!」
?「気持ちは判るよ……でも、友希那……そろそろ……」
友希那「分かってる!……けど……」
冬也「それじゃぁ……はい、これ」
冬也はそう言うと、ダンボールの中から2つの買い物袋を取り出して、大きい方を友希那に、小さい方をリサにあげた。
友希那/リサ「こ、これは?」
冬也「俺からのプレゼントだ。こっちはリサに、こっちの大きいのが友希那のだ。」
リサ「これは……ピアス?」
友希那「……にゃ、ニャンちゃん///」
冬也が友希那とリサに渡したのは、猫の形をした筆箱と星型のピアスだった。冬也は、2人を見つめてこういう。
冬也「必ず、絶対に帰ってくる……それを俺と思ってくれ、そうしたら少しは気が紛れるだろ?」
リサ「冬也……」
友希那「冬也……」
冬也の母「冬也、そろそろ……行くわよ」
冬也が2人と話しているタイミングで、冬也の母の呼ぶ声がした。冬也はそれに反応して返答を返す。
冬也「分かった……あ、リサ」
リサ「どうしたの?」
冬也「リサ……友希那の事を、頼むぞ」
リサ「うん!」
リサにそう告げた冬也は、両親と一緒に車に乗り、その場を去って行った……。
ーー[回想 了]ーーーーーーーーーーーーーー
[そして……今]
冬也「……うん、ここだな」
8年の時を得て、大空冬也は、生まれ故郷へと帰って来た。表札には『大空』と書かれており、本人の家である事が分かる。冬也は中へと入り、荷解きをする事にした。
冬也「あの頃のまんまだ……変わらないな、俺も……この街も」
冬也は荷解きを順調に進めていた。その時、家のインターフォンが鳴る!
冬也「あっ、はーい!(どうしたんだろう……宅配便なんて頼んでないんだが……)」
少々不安な気持ちでドアノブを回した。すると、その目に飛び込んで来たのは……!
?「やっほー☆おかえり、冬也!」
冬也「リ、リサ!?……た、ただいま」
リサ「もぉ〜……元気ないぞ〜?まっ、いいか!早速だけど、上がってイイ?」
冬也「悪いが荷解きがまだ終わってないんだよ……」
リサ「だったら、あたしも手伝う!それに……冬也と少しでも一緒に居たいからね」
冬也「分かった、上がれよ」
冬也はそう言ってリサを自宅に招き入れる。しばらく作業を進めた時、リサの身なりを見て、気になった事があったので、冬也は聞く事にした。
冬也「それ……付けて、くれてたんだな」
リサ「あ……うん。やっぱり、冬也の事が忘れられなくてさ……」
冬也「そうだよな……あ、友希那は元気か?」
友希那の事について気になったので、話をリサに聞こうとした冬也だったが……その途端にリサの目が濁り、ゾッと寒気がするかのような感覚を覚えた。……だが、それはすぐに収まり、リサは答えた。
リサ「うん、元気だよ。……前みたいに、笑わなくなっちゃったけど」
冬也「どういう事だ?」
リサ「実はね……」
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〔10分後〕
冬也「成程、そんな事が……」
リサ「うん……退屈だった?」
冬也「いいや、そんなことは無い」
少しして2人が時計を見ると、そろそろお昼時に差し掛かろうとしていた。
リサ「お昼はどうするか……決めてるの?」
冬也「決めてないが……何か考えてるのか?」
リサ「私の……手料理、食べてみる?」
冬也「……リサの、手料理?」
帰って来たばかりの冬也を待ち受ける変化は、まだ始まったばかりだ……。
今回はここまでです!如何ですか?最初は短めにしましたが……次からはバッチシ書いて行きますよ〜!最初はリサちゃんを登場させました〜!友希那ちゃんの方は何処かで出番を作りたいと思います!それではまた次回!最後にオリキャラの紹介を載せておきます。
大空冬也《おおぞらとうや》
性別:男/年齢:16
誕生日:8月10日
所属高校:羽丘学園高等部
好きな食べ物:リサの手料理,辛い物
嫌いな食べ物:無し
趣味:音楽鑑賞,ベース
CV:柿原徹也