ちょっとこれは、余談なんですけどね?話の流れ的に、リサ回にしようとは思ったのですが……このお話の執筆開始日が、どうやらリサちゃんの初代声優である……ゆりしぃこと遠藤ゆりかさんのお誕生日みたいですね。ゆりかさん、お誕生日おめでとうございます。この事をキッカケに、『BanG Dream!』の事についてもっともっと知って行きたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは『リサの手料理』スタートですよ!
リサ「お昼はどうするか……決めてるの?」
冬也「決めてないが……何か考えてるのか?」
質問を投げ掛けたリサに、冬也は質問で返す。すると、リサはこんな事を言い出す。
リサ「私の……手料理、食べてみる?」
冬也「……リサの、手料理?」
リサ「うん、どうかな?」
冬也「是非、食べたい!」
リサ「じゃあ……わかった!冬也のために、この今井リサ、腕を奮っちゃうよ〜!」
冬也「ああ、頼む」
そう言ってリサは台所に立つ。リサはテーブルの上に置いてあったエプロンを身に付け、冷蔵庫を見る。……見たは良いのだが……。
リサ「………」
冬也「……どうした、リサ?」
リサ「食材が……1つもない」
冬也「……ま、まあ……引っ越して来たばかりだからな、それくらいは仕方ねぇだろ」
リサ「だったら……買いに行こっ!」
突然何を思い立ったのか、リサはエプロンをスグに脱ぐと、バッグを肩から提げて、冬也の腕を取って進み始めた!
冬也「え?ちょっ……リサ?」
リサ「良いから……行くよ!」
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〔街中〕
冬也「うわぁ〜……懐かしいな〜」
リサ「でしょ?引っ越した所よりも、生まれ故郷の方がいいでしょ?」
冬也「ああ……何だか、とても落ち着く」
リサと冬也は街中を歩いて、思い出話に耽っていた。すると、2人の繋ぎ目が目に入ったのか、冬也が声をかける。
冬也「ん?どうしたんだ……これ?」
リサ「あたしから離れられないようにする為だよ」
冬也「だからって……恋人繋ぎをする必要無いじゃん」
リサ「ううん……冬也はあたしの彼氏だからさ。大好きなんだ……冬也の事。……ダレニモワタシタクナイクライ///……タトエ、ユキナデサエモ……」
冬也の質問に答えたリサは、途中からボソボソと声を発していた。……その中には、とんでもない様な事が発言されていた気がしないでもないが。
冬也「なあ、リサ……さっきは何て言ったんだ?」
リサ「な、何でもないよ!///」
冬也「?」
冬也は首を傾げながら、この事についての言及を辞めた。それを見たリサは内心ホッとしていた。そうこうしている間に、スーパーへと辿り着いた。入るなり、リサはカゴを取って冬也に押し付けた!
冬也「ちょっ!リサ!?」
リサ「天然ジゴロな冬也には分かんないよ!あたしからのお返し!この買い物中、冬也は荷物持ちね!……それをしないと、あたしの手料理、食べさせてあげないから///」
冬也「わ、分かった……」
リサの無茶な要求を呑んだ冬也は、買い物の際の荷物持ちを行なった。リサが買った量は、2ヶ月は優に持ちそうな量で、道具も多めだった為……冬也も微力ながら財布から英世さんを1枚出した。2000幾らで済んだ為、出費はそこまでは無かったものの、冬也の財布から殆ど出された為、ギリギリになってしまった。
リサ「よし!これだけ買えば大丈夫でしょ!」
冬也「お、お前……流石にこれは大丈夫だと思うがよ〜……何で俺の財布から、殆どの額を抜いたよええ!?」
リサ「言ったじゃん、『仕返し』って///」
冬也「クソっ……(この消費は痛いぞ……バイトをしてお金を稼ぐか〜?)」
謎の後悔と共に、リサと冬也は家へと帰る。そして暫くした後……。
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〔大空家:リビングキッチン〕
リサ「それじゃぁ〜……作るからね〜!」
冬也「よろしく頼む」
その言葉を聞き、リサは調理へと取り掛かった。リサの目の前には、彩り豊かな野菜や麺の袋が置かれていた。それから数分後……。
リサ「出来たよ〜!焼きそば!」
冬也「おおっ!」
リサ「それじゃぁ……食べよっか!」
その言葉を皮切りに、リサと冬也は食べ始める。
冬也「マジか!冗談抜きでうめぇ!」
リサ「良かった〜!何か困ったら、何でも言ってね!あたし、冬也のためなら何でもするから!」
冬也「ありがとう、リサ!」
そんな会話を交わしながら、2人は食べ進めて行く。そして食べ終わり、少し落ち着いて来た頃……。
冬也「ふぅ〜……美味かった!」
リサ「あたしも〜……自分で作ったのを、自分で食べるって、何だか新鮮……」
冬也「時間は大丈夫なのか?」
リサ「あ……そろそろ、あたしはお暇しようかな〜。あっ、連絡用アプリって持ってる?」
冬也「持ってるが……」
リサ「交換……しない?」
リサの言葉を皮切りに、2人は連絡先を交換し合った。リサの携帯には冬也の連絡先が、冬也の携帯にはリサの連絡先が登録された。
リサ「それじゃぁ、何かあったら連絡するね!」
冬也「ああ、分かった」
そうしてリサは自宅に帰って行った。その時のリサの顔が紅潮していたのには、冬也はこの時は気付く由もないのであった。
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〔今井家:リサの部屋〕
その日の夜遅く……リサは誰かと、連絡用アプリで連絡を取り合っていた。
リサ「冬也……帰って来たよ」
?『随分と長かったわね』
リサ「ごめん……でも、これからはずっと一緒だよ」
?『そうね。ゼッタイニドコニモイカセタリナンテシナイ……』
リサ「ホカノケガラワシイオンナノニオイガツクノハソシシナキャネ……ユキナ」
友希那『ええ……』
1人の少年を愛する者が、リサの他にももう1人……その人物が、着々と動き出そうとしていた……。
今回はここまでです!如何ですか?
評価とお気に入り登録が増えていて……本当に感無量です!評価者は2人、お気に入り登録者は38名です!本当にありがとうございます!
高評価 ☆9 櫛菜さん
本当にありがとうございました!これからもゆる〜く自分のペースで頑張りますので、よろしくお願いします!