陽だまりと歌姫の恋   作:穂乃果ちゃん推し

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少女たちと少年の邂逅

友希那にギターの演奏を聞かせた冬也は、友希那からRoseliaのマネージャーにならないかと誘いを受けた。それを、冬也は快くとは言えないものの承諾。それを受けて友希那は冬也をあるライブハウスへと案内する。

 

 

友希那「……」

 

冬也「……な、なぁ……」

 

友希那「何かしら?」

 

冬也「何処に向かってるんだ?そろそろ、場所を教えてくれないか?」

 

 

そろそろ痺れを切らした冬也が、未だに前をひたすら歩いている友希那に問う。すると友希那は、何を思い立ったのか……少し止まり振り向いてから言う。

 

 

友希那「……これからは、何があっても、他のメスに振り向いちゃいけないわよ?これから貴方が会う人達は例外だけどね?……イイわね?」

 

冬也「お、おう……出来れば、その濁った目をやめてくれ……」

 

友希那「ええ」

 

 

冬也がそう言うと、友希那の濁った目が元に戻った。『例外ってどういう事だ』なんて思った奴が居るかもしれないが……察して欲しい。ヤンデレが他のメスを視界に入れてしまうとどうなるか……お分かりであろう。

 

 

友希那「これから行くのは『CiRCLE』っていうライブハウスよ。そこに他のメンバー全員を待たせてあるの。普段はガールズバンドのライブで有名よ?」

 

冬也「そ、そうか……」

 

友希那「……」

 

 

その言葉を最後に、冬也と友希那はライブハウスへの道を歩く。途中から友希那が手を恋人繋ぎにして来て、視線で人を殺せそうな程の殺気を身体中に受けてたのは、また別の話である。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〔ライブハウス『CiRCLE』〕

 

?「こんにちは〜!……あら?友希那ちゃん!こんにちは!今日も練習?」

 

友希那「ええ」

 

?「あら?この人は?初めて見る顔だね〜」

 

冬也「大空冬也です。よろしくお願いします」

 

 

冬也が挨拶をすると、それを見た女性は改めて自己紹介をする。

 

 

?「私は月島まりなと言います。よろしくね、冬也くん」

 

冬也「よろしくお願いします。ええっと……」

 

まりな「気軽にまりなで良いわよ」

 

 

サラッと心を読まれた冬也は、改めて声をかける。それにまりなは快く応じる。そのタイミングを見計らって、友希那が声を掛ける。

 

 

友希那「Roseliaで予約しているのですが……」

 

まりな「分かったわ。Roseliaの娘たちは3番スタジオね。今日も頑張ってね。」

 

友希那「ありがとうございます、行くわよ……冬也」

 

 

友希那に連れられ、冬也はライブハウスの中へと入っていく。これから会う者達に期待を込めて……。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〔3番スタジオ内〕

 

友希那「お待たせ」

 

?「あ、友希那さん……こんにちは。」

 

リサ「早速始めよ!友希那!」

 

?「友希那さん、あこ……ちょっと気になる事があるんですけど……」

 

 

友希那が入った直後に冬也が入ると、後ろの方にいる紫の髪をツインテールにした少女から疑問をかけられる。

 

 

友希那「ああ、彼の事ね?……紹介するわ、私とリサの幼馴染で、Roseliaのマネージャーをする事になった……」

 

冬也「大空冬也だ。よろしく頼む」

 

?「……でも、どうして……そ、その人が……ここに?」

 

?「そうですよ、理由はあるんですか?」

 

友希那「ええ。彼はギターをやっていてね、私がその演奏を聞いた時、とてつもない可能性を彼から感じたわ。だから連れて来たの、共に頂点を目指す仲間として。」

 

 

友希那が冬也の事を説明し終えると、リサ以外の3人は驚いた表情を見せながらも、自己紹介をし始めた。

 

 

?「では、先ずは私から……私は氷川紗夜です。高校一年生で、担当楽器はギターをしています」

 

あこ「じゃあ次は……宇田川あこです!カッコイイ物が大好きです!中学二年生でドラムをしています!」

 

?「し、白金……燐子、です……高校一年生で、キーボードをしてます……」

 

冬也「悪いな……氷川と白金は俺と同い歳だ。敬語は無しでいい」

 

 

冬也がそう言うと、紗夜と燐子はまだまだ不安はあるものの、何かを決意したかのように声を発した。

 

 

紗夜「こちらこそ普段通りで構わないわ、冬也」

 

燐子「こ、これから……よろしくね?冬也くん」

 

あこ「何だか1人だけ苗字ってのも、不満だから……あこの事も!」

 

冬也「よろしく、あこ」

 

あこ「はい!」

 

 

3人が冬也に自己紹介を終えた所で、友希那が手を叩いて指示をする。

 

 

友希那「練習するわよ!今回は『ONENESS』を中心に3曲を通すわよ」

 

4人『はい!』

 

友希那「冬也、貴方には私たちの演奏を見てもらうわ。貴方からの意見が欲しいの」

 

冬也「1観客としての意見、という事か?」

 

友希那「ええ。お願いするわ」

 

冬也「分かった」

 

 

友希那はそう言うと、自身のポジションにつき、冬也は近くにあった椅子にドアに背を向けて腰を下ろした。それを見た友希那は声を掛ける。

 

 

友希那「聞いて……これが、私たちの頂点を目指す音楽よ」

 

 

その掛け声と共に、演奏が始まった。3番スタジオからはまさに『演奏中』を思わせるような威圧感と臨場感に包まれた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

[13分後]

 

友希那「……どうかしら?」

 

冬也「何でも……良いんだな?」

 

 

冬也は静かにそう言うと、左から順番に意見を列挙して行く。その意見に驚いた者が殆どだったと言っておこう。その後……。

 

 

紗夜「貴方って……何か楽器をやってたのよね?」

 

冬也「『やってた』とは失敬な……俺は今でもギターをやってる。だからギターの微妙なズレは分かるんだ。」

 

紗夜「そう……決めたわ」

 

 

紗夜は何かを思いついたかのように、冬也を見詰める。そして少ししてから発せられたのは、衝撃的な一言だった!

 

 

紗夜「私に……ギターを、教えてくれないかしら?」




今回はここまでです!如何ですか?今回はRoseliaメンバー全員を出しましたが、このメンバーの中で幼馴染以外に関わりを持つのは……紗夜ちゃんです!それではまた次回!


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