陽だまりと歌姫の恋   作:穂乃果ちゃん推し

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いざ、花咲川学園へ

[花咲川学園:正門前]〔翌日AM9:55〕

 

冬也「……お、大きいな〜」

 

 

母からの編入を薦められた冬也は、時間になる前に花咲川学園へと辿り着いていた。その大きさを見て、冬也は驚いていた。

 

 

冬也「すっげー綺麗な建物だな……」

 

警備員「ここに何の用ですか?」

 

冬也「あっ、すみません……ここの理事長に呼ばれている者ですが」

 

警備員「……分かりました。少しお待ちください?」

 

 

そう言って女性警備員は校内へと消えて行く。少ししてから、その警備員が何かを持ってから戻って来た。

 

 

警備員「お待たせしました。確認が取れましたので、理事長室へと向かわれて下さい。」

 

冬也「ありがとうございます」

 

警備員「それと念の為に、これを」

 

 

冬也は女性警備員から全面に『入校証』と書かれたネームプレートを受け取る。受け取った冬也は早速首にかける。それを見た警備員は冬也を中へと通す。

 

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[花咲川学園:理事長室前]

 

冬也「……ここだな」

 

 

少し校内に迷いながらも、冬也は目的地である理事長室へと辿り着いた。意を決した冬也は理事長室の扉をノックしようとする……すると!

 

 

?「あら?君はもしかして……?」

 

冬也「……ま、まさか……!あかり姉さん!?」

 

あかり「久しぶり〜!ここでの話も何だし、中に入っちゃって!」

 

 

廊下の途中で、何と叔母である花咲あかりと再会!再会を終えた2人は理事長室へと入って行く。

 

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[友希那side]

 

翌日になり、私は冬也にLINEのメッセージを送ったわ。送った目的はと言うと、練習がある事とそれの前に会えないかという事だったわ。……でも、肝心の彼はと言うと……。

 

 

友希那「既読が付かない……どうしてるのかしら、冬也」

 

 

トークルームにあるトークには『既読』が付いておらず、窓の外を見ても変化が無かったので、少し私は心配になってきていたわ。

 

 

友希那「……まさか、他のオンナ……?いえ、それは考え過ぎね。だって、冬也は何れ私の所に来るのだから……それにあの時のオシオキがまだだったわね……フフッ、Roseliaの練習の時まで無事に過ごせると、軽く思われては困るわね」

 

[友希那side out]

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[花咲川学園:理事長室]

 

あかり「どうぞそこに掛けて?あっ、紅茶とコーヒーだったら……どっち派?」

 

冬也「コーヒーをお願いします」

 

あかり「わかった、コーヒーね。……って、そんなに硬くならなくていいわよ?いつも通りにしてて?」

 

 

そう言われて冬也は体制を楽にした。それを見たあかりは冬也の対面に座る。

 

 

あかり「それにしても久しぶりね、冬也」

 

冬也「あかり姉さんこそ、元気そうで……」

 

あかり「ありがとう。さてと……貴方をここに呼んだ理由を説明しないとね」

 

冬也「それは分かってるよ、あかり姉さん。態々の説明は大丈夫だよ」

 

 

話始めようとしたあかりを冬也が止める。それを見たあかりは1つ咳払いをしてから、話し始める。

 

 

あかり「貴方には、残りの2年間をこの花咲川学園で生活して貰うわ。此方としては男子の貴方を、優遇措置みたいにはできないのだけれど……貴方はここでの生活を通して、生徒たちとの絆を深めて貰います。」

 

冬也「わかった……でも、それなら俺では無く他の男子でも良かったのでは?」

 

あかり「いいえ?貴方は前の学校では、すっごく活躍してたらしいじゃない。何でもバンドを結成していたのだとかね?」

 

冬也「ああ」

 

 

冬也がそう答えると、あかりはさらに続ける。

 

 

あかり「この学校には、学業と芸能活動を並行している人物が居るの。……貴方がもし、もしよ?芸能活動をしようとしているのなら、それなりの覚悟を持って欲しいの」

 

冬也「……分かった」

 

あかり「その反面……バンドの方は大丈夫よ!大きな大会とかは、必ず応援に行かせるようにするわ」

 

冬也「はい」

 

あかり「随分話が逸れたけど……貴方には4月9日、始業式の日に集会で挨拶をしてもらうわ。それに伴って、テーマ『これからの抱負』に沿って作文を描いてもらうわ。」

 

冬也「わかった、それって長さとかは?」

 

あかり「貴方に任せるわ、良いものを期待してるわね!」

 

 

あかりはそう言うとひとつ息を吐く。そして少ししてから続ける。

 

 

あかり「それから……冬也、ここでの生活には馴染んだ?」

 

冬也「ああ、大分間隔が取り戻せそうだ」

 

あかり「良かったわ〜……でも定期的には、そっちに行くわね?貴方がどんな生活をしてるのか、私としては凄く気になるし」

 

冬也「分かった」

 

あかり「それじゃぁ……話はこれでおしまい!ありがとね、ここに来てくれて」

 

 

冬也は出されたコーヒーを飲み干して、理事長室を後にする。その時にスマホを確認したのだが、メッセージの量が半端なかったのだ!それは殆ど全部友希那からの物だったのだ!

 

 

冬也「……ま、マジか」

 

 

そして追い打ちを掛けるように、LINEに着信が届く!

 

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[花咲川学園:正門前]

 

連絡を貰った冬也は正門へと急いでいた。そこには涼しい顔をしてご立腹の様子の可憐なる少女の姿があった!

 

 

冬也「……ゆ、友希那……」

 

友希那「さて冬也、今まで何をしてたのか……シッカリキカセテモラウワヨ?」

 

 

そしてその時の友希那の瞳から光が消えていたのは、冬也には知る由もなかった事なのである。




今回はここまでです!如何ですか?次回は友希那ちゃんがメインのお話になるかと思います。ここで1つ質問なのですが……友希那ちゃんが冬也くんにお説教をする場所は何処がいいか、少し教えて欲しいのです。つぐみちゃんの居る『羽沢珈琲店』かRoseliaの皆がいつも打ち上げで使っているファミレスのどちらかを考えています。提案はメッセージの方にてお願いします。


そして……突発性難聴を患ってしまった明坂聡美さんの完全回復をお祈りしています。どうか、元気になって『BanG Dream!』の燐子ちゃんの声優を続けて下さい!心からお祈り申し上げます!
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