俺の家にテイルズキャラがやって来たのだが・・・ 作:ホタル火
翌日、
とりあえずガラドには俺の服を着てもらう、
そして朝食を作る、
コハクにガラドの身の回りのことを任せた、
仕事は休めないからな、
ジェイド「洋介、今日はガラドと一緒に外に出ても大丈夫でしょうか?」
いきなりジェイドが言いだしてきた、
洋介「唐突だな、どうしたんだ?」
ガラド「俺が頼んだんだ、この世界がどんなところなのか見ておきたくてな、」
好奇心旺盛だな、
洋介「コハクとコレットも一緒ならいいぞ、コハクは結構文字とかお金とか覚えているからな、一応は昼食は作っておくが外食するならその分のお金を渡すけど、」
ジェイド「そうですね、一度外食を私たちだけでするのもいいですね、ですがそれはまだ難しいと思うので今回は無しで、」
洋介「わかった、昼食を作って置いておくから、」
俺は朝食作りを再開した、
俺が職場に向かうために外に出ようとするとコハクが呼び止めてきた、
コハク「洋介、ジェイドがコレットと一緒に外に出ようって言ってきたけど、」
洋介「ガラドに外を見せたいみたいだ、コハクは文字を読んだり買い物の際に会計をして欲しいんだ、」
コハクなら多少はできるはず、
洋介「それと何かあったらこの番号に連絡してほしい、もし街中ならこの色の電話を探して欲しい、」
俺は事前に自分のスマホの電話番号の番号を紙に書いておいた、
コハクなら使い方を教えているから大丈夫だろう、
それとスマホで公衆電話の画像を見せる、
洋介「10円を入れて番号を押すと電話がかかるから、ただし、1分しか電話かけれないから長くなりそうなら10円を入れ続けないとダメだからな、」
コハク「わかった、洋介、いってらっしゃい、」
誰かにそういってもらえるのは嬉しい、
洋介「行ってきます、」
俺は職場に向かった、
コハクside
洋介を見送って私は自室に戻った、
ジェイドが私を連れて外に出ると言われて内心びっくりしたの、
だって洋介のいない時に外出するなんて思わなかった、
それもあのジェイドが言うんだから驚いたな、
コレット「コハク、準備できた?」
コレットは行く気満々だね、
白いワンピースに麦わら帽子帽子、
すごく可愛い格好だね、
コハク「大丈夫だよ、」
私は短パンと袖の短い服を着てカバンを持って返事をした、
2人でリビングに向かうとジェイドとガラドが既にいた、
ジェイドは夏にもかかわらず長袖長ズボン、
ガラドは半袖で短パン、
ジェイド「2人とも可愛い姿で来ましたね、」
ジェイドは真っ先にそんな事を言ってきました、
ガラド「しかしこんな格好でいいのかねぇ、魔物がいなくてももう少しちゃんとした格好があると思うんだが、」
そうだね、
私も初めはそう思った、
でも洋介からしたらこっちがちゃんとした格好らしい、
ジェイド「コハク、今日はありがとうございます、」
コハク「私はいいよ、それに私も洋介なしで外に出るのは初めてだから上手くできるかわからないよ、」
洋介の行動を横で見ているだけだから、
ジェイド「コハク、何事にも初めてはあるものです、」
それもそうか、
なんとなく納得しちゃう、
コレット「コハク、私も初めてだから大丈夫だよ!」
ジェイド「私も初めてですね、お揃いですね、」
ガラド「俺は昨日来たばかりだ、頼りにしている、」
そうだよね、
みんな初めてだよね、
コハク「わかった、行こ!」
私達は玄関に向かった、
ある意味旅立ちみたい、
玄関で靴を履いて私は玄関の扉を開ける、
いつもと同じ光景だけど何か違うように見える、
洋介がいないだけでこんなに変わるんだ、
コレット「車無いけど大丈夫だよね?」
そういえばそうだね、
いつも洋介が車を運転して移動してるもんね、
ガラド「くるま?」
ジェイド「馬のいない馬車だと思った方が想像出来やすいですね、」
ガラド「そいつは見てみたいな、」
そうガラドが言うと私達の前の道路を車が通って行った、
ジェイド「あれが車です、」
ガラド「なるほど、たしかに馬のいない馬車だ、」
すぐに見れてよかったね、
ガラド「乗ることはできないのか?」
コハク「洋介が言うには乗る場合は勉強してテストに合格した上に実際に横に先生を乗せて一緒に走ってもらい指導を受けて始めて一人で乗ることができるって言ってたよ、半年以上かかったって言ってた、」
私はちょっと無理かな、
ガラド「そうか、だがそれだけの事をしたからこそあの乗り物に乗れるんだな、一度洋介に頼んでみるか、」
ガラド、
やる気満々だよ、
コレット「みんな〜、早く行こうよ、」
コレットは少し先に進んだところで手を振っている、
少し話しすぎたかな?
ジェイド「では行きましょうか、コレットも待ちきれないようです、」
ジェイドは歩き出した、
ガラド「そうだな、コハク、行くか、」
コハク「うん、」
私達は歩き出した、
結構歩いて街に到着した、
車がないとこんなに遠いんだね、
ジェイド「結構距離がありましたね、予想外です、」
ガラド「お前らはこんな距離を歩いているのか?」
コハク「いつもは洋介が車で移動してるけど歩きは初めてだから、」
ガラド「だから予想外という顔をしたのか、だがコレットは気にしないで前を歩いてるぞ、」
コレットのあの元気はどこから来るんだろう、
それにしても視線がチクチクと感じる、
コレット「置いて行くよ〜!」
コレットは気にしていないみたい、
私達はコレットを追いかけるように歩いた、
こんびにっていうお店に入った私達、
ガラド「ここはなんだ?本とか飯とか置いてあるが、」
コハク「洋介はこんびにって言ってる、お弁当やパン、お菓子、書き物や紙を売ってるって言ってた、」
ガラド「なんでもあるのか、便利な店だな、」
ガラドはお弁当を手に取った、
ジェイド「ですがある意味では効率的ですね、反面専門店では無いので種類は少ないですね、」
コレット「ガラド、ここにお酒あるよ、」
ガラド「おっ、コレット、ナイスだ、」
籠の中にお酒を入れるガラド、
お財布大丈夫かな?
ジェイドは何かペンみたいなものを見てじっくりと考えてる、
ジェイド「墨をつけずにそのままかけるペンですか、更に赤色と青色まであります、墨入れや拭き物もいらない、画期的ですね、」
独り言呟いていて怖い、
コレットはお菓子をみて目を輝かせている、
コレットを見るとなんか安心する、
結果お酒とペンを大量にカゴの入れてお金を払う、
初めて自分で払ったけど自分の住んでいたところと変わらないね、
でも1万もかかっちゃった、
ガラドに荷物を持ってもらおう、
お酒重いもん、
次は服屋に着いた、
ジェイド「服は着れればいいのですが、」
コハク「そんなこと言わずに入ろうよ、」
そう言って入った、
中は男性用と女性用が半々にあるみたい、
ガラドは服を見て、
ガラド「鎧とか無いのか?」
コハク「洋介曰く無いみたい、一応はあるみたいだけど値段が10万から100万いくみたい、」
ガラドが驚きの顔をした、
私もそれを聞いた時は驚いたな〜、
それが鑑賞用だと思わないよ、
コレットは服を鏡の前で合わせている、
なんでだろう、
すごく和む、
結果、
コレットが数着洋服を買って終わった、
お昼時なので昼食を食べにレストランを探す私達、
コレット「どこにしようかな〜?」
私もレストランは知らない、
どこにあるか聞いておけばよかった、
ジェイド「あそこに食べ物の絵が書いてあります、あそこにしましょう、」
ジェイドが指差した先に確かに食べ物の絵があるね、
コハク「ここでいいかな?」
ガラド「構わん、食べれればそれでいい、」
コレット「美味しそうだから私もいいよ、」
ジェイド「では入りますか、」
私達はレストランに入った、
扉を開けるとカランカランと音がなり、
「いらっしゃいませ!」
声が響いた、
ジェイド「なるほど、扉に鳴子をつけているのですね、扉を開けると音がなる、」
ジェイドが何か独り言言ってる、
店員さんがやってきた、
「4名様でしょうか?」
コハク「はい、」
「おタバコはお吸いになられますか?」
コハク「ガラドはタバコ吸う?」
ジェイドはタバコ知っているところ見たことないから吸わないとわかるけど、
ガラド「俺か?吸わないな、」
コハク「わかった、ありがとう、」
私は店員さんに、
コハク「誰も吸いません、」
そう伝える、
「では禁煙席をご自由に座って待ってください、」
店員さんがいっぱいの席を指差してそういうと戻っていった、
えっとー、
ジェイド「自由に座ればいいのですね、」
コレット「どこに座ろうかな?」
ガラド「窓の近くでいいんじゃねーか?」
コレット「そこでいいよ、」
私達は窓側の席に移動した、
窓の外はクルマが走っている、
店員さんがやってきてスプーンとフォークの入ったカゴを置いて、
「ご注文が決まりましたらそこのボタンを押してください、」
一礼をして戻っていった、
どこにメニューあるの?
壁に書かれていないからどこかにあると思うけど、
ガラド「これがメニューみたいだな、」
ガラドが突然そう言いだした、
私が振り向くとガラドは何か開いて読んでいた、
絵には美味しそうな料理が描かれている、
ジェイド「絵を載せるには嬉しいですね、字の読めない私達には絵は貴重ですね、」
コレット「美味しそー、コハクはどれにする?」
コハク「どうしようかな、このハンバーグにしようかな?」
コレット「それじゃあ私もコハクと同じので、」
ジェイド「私は・・・そうですね、このカレーにしますか、」
ガラド「俺はこのドリアにしようか、」
コハク「それじゃあボタンを押すね、」
私はボタンを押した、
しばらくして店員さんが来た、
私は絵を指差しながら注文を行った、
店員さんが一礼して戻っていった、
ジェイド「さて、美味しそうだったが味はどうでしょうか?」
ガラド「美味しんじゃないか?」
コレット「きっと美味しいよ、」
そんな話をするとお腹が空くよ、
コレット「コハクはどう思う?」
コハク「私?おいしいと思うよ、」
コレット「だよね〜、」
お腹空いたな、
そう思っていると視線を感じる、
周りを見るとお客さんが何人も私達を見ている、
ジェイド「気がつきましたか?皆さん私達が入って来てから見ておりました、」
ジェイドは気がついていたみたい、
ガラド「お前たちは有名なのか?」
コハク「昨日洋介が言ってたけどあの人たちからしたら私達は物語の中の人なの、」
ガラド「だからって納得いかねぇな、ジロジロと見られると気になって仕方がねぇ、」
そうだね、
ガラドの言う通りだね、
そんな中、
「あの!」
お客さんの1人が声をかけて来た、
男の人、
「もしかしてシンフォニアのコレットさんとアビスのジェイドさんのコスプレイヤーですか?」
ガラド「こ、コスプ?」
「もしよければ写真を一枚撮ってもいいですか!」
写真?
確か洋介が私とコレットをカメラで写したって言ってたことがあった、
それかな?
コレット「私はいいよ、ジェイドはどうする?」
ジェイド「ふむ、興味がありますので、よろしいですよ、」
「声まで一緒なんてすごいです!」
男の人がカメラを私に差し出した、
私に撮ってほしいってこと?
男の人はジェイドとコレットの間に入ってVサインを作った、
私はおそらくこのボタンを押せばいいと思う場所を押した、
カシャッと音がした、
「ありがとうございます!」
男の人が戻っていった、
ジェイド「なんだったんでしょう?」
コレット「写真だよ、」
それじゃあわからないよ、
その時料理が運ばれて来た、
美味しそう、
ガラド「うまそうだな、」
ガラドが食べ始めた、
お腹空いてたんだね、
私はハンバーグを口に入れた、
おいしい、
ジェイド「普通ですね、」
ジェイドは辛口だった、
コレット「おいしいね、コハク、」
コレットは美味しいみたい、
それぞれの感想を言いながら食事は終わった、
4人で歩いているとどうしても視線が気になってくる、
ガラド「少し鬱陶しいな、」
ガラドの言う通りだねだね、
ジェイド「洋介が私達を外に出したくない気持ちがすごくわかりますね、」
ガラド「俺はその気持ちはわからないがお前さんがそう言うならそうなんだろうな、」
そう話していると、
「ねぇねぇ、君ら可愛いね、」
いきなりへんな男の人2人に声をかけられた、
すごくニヤニヤしている、
コレット「私とコハクのこと?」
「そうそう君とコハクちゃんのこと〜、」
私の名前を言うけどすごく寒気がする、
嫌な予感しかない、
「今暇だよね、向こうで一緒に遊ばない?」
ジェイド「失礼ですが彼女らは私らの連れでして、あなた方と一緒に遊ぶことはできないので他を当たってください、」
ジェイドが私らと男の人の間に入った、
「おっさんは引っ込んでな、それにそんなおっさんより俺らと遊んだ方が100倍楽しいって、」
私はムッとした、
ジェイドと一緒の方がずっと楽しい!
コハク「ジェイドを馬鹿にしないで!あなた達よりずっと安心だしずっと楽しいよ!」
ジェイド「コハク、ありがとうございます、」
「調子に乗ってんじゃねーぞアマが!」
いきなり怒り出した!
「お前らは黙って俺らについてくればいいんだよ!」
そう言って私に手を伸ばして来たけど男の人の頭になにかが当たって倒れた、
「グハッ!?」
その何かが宙を舞いコレットの手に戻った、
チャクラム?
どこから出したの!?
コレット「コハクに酷いことさせないよ!」
「クソが!」
もう1人がコレットに向かう、
だけど、
ガラド「相手の実力も分からん小僧はねんねしな、」
ガラドが男の人のお腹を殴って男の人を気絶させた、
いきなり私の身体を後ろから羽交い締めにされた、
コレットがチャクラムを当てた男の人だ、
「動くな!大人しくしてろ!」
男の人がナイフを出して私の首に当ててくる、
私は気持ち悪さを我慢して男のつま先を踵で思いっきり踏んだ、
「イテッ!」
腕の力が緩んだ、
私はナイフを持った腕を掴み捻りながら拘束から抜け出す、
「イテテテテテテテ!!!」
私は構わず男の人を蹴る、
男の人が仰向けに倒れる、
私は最後の男の人の股付近の地面を思いっきりかかと落としをする、
乾いた音と共に周囲が静かになる、
男の人が私の足を見て鼻水を流しながら震えた、
ジェイド「金輪際私達には近寄らないでください、そうすればあなたの大事なものが亡くならずにすみますよ、」
ジェイドがそんなことを言う、
何か字が違う気がするけど気のせいだよね、
男の人は何度も頷いて走って逃げちゃった、
その瞬間周りから拍手が響いた、
「かっこよかったぞー!」
「おじさま素敵よー!」
「コレットちゃんマジ天使!」
「ジェイドの鬼畜ぶりいただきましたー!」
私はオロオロしちゃった、
ジェイド「どうやら今日はここまでですね、」
ガラド「そうだな、帰るか、」
ジェイド「そうですね、コハク、コレット、帰りましょう、」
コレット「うん、」
3人が移動する、
私もその後に続いた、
ジェイド「コハク、先程はありがとうございます、」
コハク「いいよ、それに私はあの人らよりジェイドといた方がいいもの、」
コレット「私も、ジェイドとコハクと一緒の方がいい、」
ガラド「俺は仲間ハズレか?」
コレット「ガラドも一緒だよ、」
微笑ましいな〜、
コハク「コレット、どこからチャクラム出したの?」
コレット「ここだよ〜、」
そう言ってワンピースのスカートの裾を盛り上げるとワンピーススカートの裏側にチャクラムが引っ付いてる、
コレット「薫ちゃんが作ってくれたの、」
薫さん、
おそるべし!
夜、
洋介「ただいま〜、」
洋介が帰ってきた、
洋介がリビングに来た、
洋介「今日はどうだった?」
コレット「何もなかったよ、」
ジェイド「特には、満足な1日でした、」
ガラド「この世界がよくわかった、」
みんなが思い思いの感想を言う、
洋介は最後に私を見た、
コハク「いい1日だったよ、」
私はそう答えた、
突然ですが少しご協力お願いします、
ネタバレになりますが8人目をD2のキャラにするのですが候補が2人おりまして悩んでおります、
1人目はハロルド、
2人目はジューダス、
ジューダスはあるお方の希望ですが2人はとてもいいキャラなので悩んでいます、
とりあえず結構先のことですが今のうちに皆様にどちらがいいのか聞いておきたいので感想などで選んでいただけると嬉しいです、
もし決まらないようでしたら自分の方で考えさせていただきます、
ご協力お願いします、
19人目ゼスティリアからの参加キャラ
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アリーシャ
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エドナ
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ミボ(ミクリオ坊や)
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ライラ
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ロゼ